嘘とごまかしを修めて取り除く(一)
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2024年6月15日】最近、私は4度目の『轉法輪』を暗唱し終えたところで、大きな試練に直面し、衝撃を受けました。私の多くの観念と自我(偽りの私)が一連の事件で、大半が崩れたように感じました。私は大法の中で修煉ができ、とても幸せと感じており、師父は本当にいつも私たちを見守ってくださっています。師父の慈悲深い済度に応えるためには、私たちは法をよく学び、法を正す修煉の基点から、遭遇した困難を見なければなりません。

 一、「ごまかす」と「いい加減」の党文化を取り除く

 最初は、棚卸しの問題でした。去年の8月、顧客サービス部長は、顧客の修理需要を満たすために、本部から数十個の仕入先が無料で提供した修理部品を私たちのところに送り、私に保管と受け取り登記をするように要求しました。

 私はただでさえ忙しいのに、余計な仕事を増やしてくれたことに抵抗がありました。しかも、整備士も「面倒だからこれらの部品を使わない」と言って協力してくれませんでした。私は、何年も放置した不用品で、そんなに真面目にする必要はないと勝手に思い、経営責任者に報告して解決方法を求めず、放っておきました。部品を入れる箱は修理室に置いて、整備士に自由に使わせました。

 去年の12月、私はこのことを思い出し、「もし財務部門が棚卸しをしに来たらどうする?」と思って不安になりました。やはり先に自分で棚卸しをして、使われた部品があれば、伝票を補充しようと思いました。しかし整備士は「財務担当者が来てからにしよう」と言って協力してくれませんでした。私はもう一度妥協してしまい、やはり責任者に報告せず、「もともと仕入先が無料でくれたもので、帳簿の価値がゼロのものなので、財務担当者は来ないだろう」と、簡単に考えていました。

 ところが、今年の初めに財務からメールが来て、監査が棚卸しをして実物の写真を提供するように言いました。私は慌てて、急いで責任者に報告しました。結局、顧客サービス部長が直接私に電話をしてきて、「なぜ早く報告しなかったのですか? 今の件が大きくなってしまい、もし財務部に知られたら、大きな管理問題になり、上層部に報告され、あなたの部門の業績に影響します」と厳しく言われました。

 その日の夜、私は急いで残業して自分で調べ、棚卸しの結果と写真を経営責任者に送りました。翌日整備士が来て、私は経営責任者の要求に従って、彼に借用書を補充するように言いました。しかし、彼は依然として応じず、私に財務部のメールを転送するようにと、直接財務担当者に言ってみると主張しました。私は責任者に報告し、整備士に直接電話するように頼みました。責任者は整備士に事の重大さを説明し、私の仕事に影響を及ぼしかねないと注意しました。整備士はやっと急いで使われた部品の借用書を補充してくれました。私は棚卸しの結果と借用書を写真で財務部に送り、やっと一件落着しました。

 その後、私は真剣に自分を反省し、自分にはまだ重い党文化があることに気づきました。表面的には私はとても真面目な人で、権力を恐れず、原則を堅持し、正直に言う勇気を持っているように見えますが、実際には上司の要求を実行せず、会社の規定も守らず、いい加減な考えを抱いています。これらは党文化の現れではありませんか? 了承したことを実行しない行為になるのです。

 私の考える「真面目だ」、「敢えて直言する」は、今にして思えば大法に同化した正念の表現ではなく、長い年月をかけて形成された人間の観念が働いた表現であるため、上司の機嫌を損ねることが多々あるのに、それが正しいと思っていました。また、守るのは大法ではなく観念であり、偽我であり、自分のことを執着する表現でもあります。他人の意見に耳を貸さないのは、旧宇宙生命が自分を守って変わろうとしないことの表れではないでしょうか。

 自分の修煉を振り返ると、肝心な時に修煉者の正念を保つ上ではまだ十分ではなく、困難にぶつかると遠回りし、簡単に諦めて妥協し、大法の真・善・忍の法理に厳格に従って実行することができませんでした。

 私は、私情やメンツを気にして、規則をきちんと守れないことが多いです。しかし、宇宙の法はもっと厳粛で、ごまかしてはならず、一考が肝心です。師の慈悲を軽んじてはいけません。

 また、私には怠惰と眠りをむさぼる問題もありますが、本気に修めようとせず、何度も自分を許し、貴重な時間を無駄にしてしまいました。それだけではなく、いわゆる常人の幸せな生活に対する憧れもあり、ネットショッピングに執着し、利益を求める心があるため、セール商品を見ると買わないと損をしたような気持ちになり、執着心だと分かっていても、なかなか抑えることができず、自分に言い訳をして、買ってしまいます。結局、買ってみたら全然使い物にならず、お金と貴重な時間を無駄にしました。

 今後は主意識を強め、すべての考えを修め、佛性を強めて魔性を取り除き、修煉の初心を忘れないようにしなければなりません。

 二、周りの人々は私たちの鏡である

 同修の紹介で、今の会社で働くことになりました。会社の2人の女性の同僚は、私とどんな因縁関係があるのか分かりませんが、いつも私のあら探しばかりをしています。私がどんなに彼女たちに親切にしてあげても、助けてあげても、彼女たちは感謝するどころか、逆にいつも私の陰口を言っていて、私の好意は下心があるからだと思っていました。しばらくして仲直りしても、すぐにまた何かあって、彼女たちは私を誤解し、人前で私を罵ることさえありました。

 ここ数年、繰り返していますが、本当に芝居をしているような気がして、最初はいつも心性を守ることができず、簡単に彼女たちに動かされて、表面上は我慢しましたが、心の中は彼女たちに対する恨みと不満でいっぱいでした。

 そのため、坐禅する時にしゃっくりが止まらなくなり、恨みが大きかったのです。修煉を重ねていくうちに、どんなことも偶然ではなく、私の心性を高めてくれるためだと気づきました。だんだんと師父のお教え通り、逆にして問題を見ることができるようになりました。

 彼女たちが、私にこのような態度を取っているのは、私自身に問題があることに気づきました。私には名誉を求める心や、嫉妬心、私情などのほかにも、楽な環境と和気藹々な雰囲気を求める心がありました。しかし、これは修煉者のあるべき状態ではなく、純粋で人のための善ではなく、目的性を持っている偽善であることに気づきました。

 そして私は今、周りの人は実は私たちの鏡であることに気づきました。私が良くないと思った彼女たちの言動は、内に向けて探したところ、すべて私自身にもある問題だと気づきました。例えば、自分勝手なところや、苦労を恐れ、損をしたくない、他人を悪く思うこと、そして、顕示心、嫉妬心、人に指図されたくない心、他人が自分より優れていることを恐れ、他人のために尽くすのではなく、損得の心がまだ重いなどです。こう考えると、自分が確実に修めていなかったと分かり、本当に恥ずかしくなりました。

 また、営業部のある同僚が、いつもメールの中で私のことを「もう一人の同僚」と呼んでおり、私はとても不満を感じていました。彼に注意しましたが、彼はまったく気にせず改めませんでした。私はとても気持ちが悪くなり、思い出すと息が詰まるほどでした。しかし、その後私は突然自分も他人にこのようなことをしていたことに気づきました。取引先の担当者が産休に入って、別の人に代わりましたが私に連絡せず、私も確認を怠ったために、メールで前の担当者の名前を呼び続けました。「だから自分もこんな目に遭ったわけだ」と分かりました。私は取引先の件で失礼だと気づき、電話で新しい担当者に確認して謝りました。すると、営業部のその同僚も私を「もう一人の同僚」と呼ぶことはなくなりました。修煉とは本当に不思議なもので、私たちが出会ったことは、すべて私たちを向上させるための良いことです。師父に感謝いたします! 同修と私の向上を手伝ってくれたすべての人に感謝します!

 いつも強気で、声が高く、考え方も極端な同僚がいました。私は彼女が中共に洗脳されたと思っていたので、彼女のことを気に入りませんでした。ところが、最近になってまさに私自身もこのような表現をしていたことに気づきました。私たちの世代は子供の頃から中共に洗脳され、憎しみと争いの思想、それに無神論、進化論を植え付けられたため、根本から神を信じず、伝統文化をよく知らず、伝統的な観念がなく、親に対する態度さえ尊重に欠けていました。これらの党文化は、子供の頃から私たちの心に毒を与えてきた結果、物を言うこともやることも闘争的で、強気で、自我があり、他人に対する尊重が欠けており、常に他人を傷つけてしまいます。

 気づいたら直そうと努力しています。私は今、自分に慈悲と穏やかな心を持たせるようにしています。話をするときは、人と論争せず、できるだけ理性と穏やかさを保ち、楽観的な心を持って善意で人を理解し、よくない心を見つけたらすぐに取り除くようにしています。そうすることで、同僚とも自然に仲良くなり、誤解されることもなくなりました。

 もう一つの問題は、私が今までトレンドワード検索に執着していることです。言い訳はタイトルだけを見て、毎日の国内の出来事を知り、話題としてより順調に人々に大法のことを伝えることができるということです。実は、やはり外界の情勢の変化に執着し、特に発生した災難に対して興味を持っていて、災難の中で人を救う緊迫性を忘れているからです。大法弟子として、毎日何が発生したかを見るために貴重な時間を無駄にしてはいけません。

 周りの同僚が、なぜいつも中共の嘘を吹聴し、偽ニュースを鵜呑みにするのかを考えてみると、私がトレンドワード検索に執着していることと関係があるのではないでしょうか。これらのホットサーチも実は中共によって処理されたものであり、人を洗脳するためのものであり、背後にはすべて鬼の影があります。私がクリックしてこれらのものを見るのは、悪を助長し、自ら汚染されるのではないでしょうか? 貴重な時間を無駄にせず、同僚のために発正念をしたり、同修の交流を聞いたり、『共産党についての九つの論評』などを聞くことで、頭の中の党文化の毒素を一掃すると同時に、大法のことを伝える材料を蓄えることができるのです。

 (続く

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/6/7/477053.html)
 
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