社会の混乱した状況に惑わされないように
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文/中国遼寧省の大法弟子

 【明慧日本2024年6月17日】2週間前、ある年配の同修の家に週刊「明慧」を届けに行きました。その同修は一人暮らしで、普段は娘が食事作りに来ています。この日は同修の娘(常人)が果物の缶詰を2個買ってきて、「また疫病が流行り始めたので、リンゴの缶詰と桃の缶詰を買ってきました、これでこの難を無事に乗り切ってほしいです」と言いました。同修は何も言わず、笑顔で受け取りました。同修は缶詰を指さしながら、「常人も疫病が人を淘汰しに来ることを知っていますね」と私に言いました。

 1週間前、私の夫(常人)が買い物から帰ってきて、「ショッピングモールにはあなたのような年配の女性がいっぱいいて、みんな大きな赤いスカートを買っていたよ。何の流行なんだろう」と言いました。その時、私はあまり気にしませんでした。

 昨日、ある同修の家に行くと、姑や義理の母親の同修たちがみんなショッピングモールに駆けつけて、子女たちのために桃の缶詰や赤い布を買っていると聞きました。それが平安を守るためだというのでした。私は異なる考えを話したところ、同修たちは「常人の状態に合わせるべきだ」と考えていました。

 ここ数日間の出来事を思い返すと、私は非常に驚きました。私は以下のように考えています。

 1、私たちは長年にわたり法を学んでおり、天災は中国共産党(以下、中共)が佛法と佛を修める人々を迫害したために引き起こされた天罰であり、大法が世に広まるのは人々を救うためだと分かっています。私たちは毎日外に出て、世の人々に法輪大法を伝え、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と心から念じれば、災難が来た時に命を守ることができると伝えています。なのに、どうしてこの大切な時に自分の親族に対して何もしないのでしょうか? これはちょうど親族に真相をはっきり伝える良い機会ではありませんか? 世の中のどんな変化も、大法弟子の心を試すためにあるのです。私たちは人々を救えるどんな機会も逃してはいけません!

 2、聞こえがいいように「常人に合わせる」といいますが、よく考えてください。これは師父のこの教えの本意を曲解しています。常人のなかで流行っているこれらのことは、末法の時代に人間界を乱す卑しい鬼の仕業であり、「小道」にも及びません。私たちは正々堂々とした大法弟子であり、新しい宇宙の守護者であり、救われた人々を導いて天国の入口を通る未来の王であり、主です。どうして低霊や法を乱す鬼と一緒に流されることができるのでしょうか? 私たちは師父が法を正すのを手伝う大法徒ですが、どうやって師を手伝うのでしょうか? 修煉を決意したその瞬間から、師父は私たちを見守り、悟らせ、保護してくださっています。私たちが歩んだ道は、良くない部分を取り除けば、残された精華は未来の人々が修煉するための模範になります。世の中にあふれる法を乱す現象に対しては、法理を明確にし、正念を持って正しい行いをしなければなりません! 修煉が終盤にかかっているため、私たちに対する法の要求はますます高くなり、少しの不足も許されず、すべての考えが法に則っていなければ邪悪に隙に乗じられてしまいます。毎瞬毎刻、自分が修煉者であることを忘れてはいけません。

 3、私たち修煉者、大部分の同修はすでに老年に差し掛かり、子供たちはすでに大人になり独立しています。大法が世に広まってから32年間、多くは当時、私たちと共に法を学び、修煉していた大法の子供弟子たちは、迫害後に修煉をやめましたが、その心にはすでに大法の種が蒔かれています。疫病が流行する今は、彼らの神性や真念を呼び覚まし、大法の法理の甘露で彼らの心を潤し、正法修煉に戻るようにさせる必要があります。どうして乱れに乱れているものを使って彼らを汚染することができるのでしょうか?

 さらに、この世代の若者は中共の無神論に毒害され、神佛の存在を信じていません。天災が迫ると、一部の人は一時的に佛にすがろうとします。私たちは彼らを正しい方法で、真の佛を拝むようにするべきです。私たちの子共たちの正しい信念が同世代の中で広まり、常人の子供たちは大法の素晴らしさを信じ、大法に救われるように導くでしょう。これこそが慈悲深い偉大なる師父が望んでおられることです。

 同修の皆さん、現在の社会の混乱した状況に直面して、これは私たち一人一人の大法弟子に対する試験です。決してこれらの混乱した状況に惑わされず、妨害されないようにしましょう。

 師父の次のお言葉を心に刻みましょう。「目覚めなさい! 最も困難な道すら歩んできたのに、最後の段階で、どぶで船がひっくり返るかのごとく、ささいな事で大きな失敗を招いてしまわないようにしてください」(『再び棒喝』)

 (編集担当者:文謙)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/6/5/478379.html)
 
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