残酷な迫害の中で大法を堅持する
■ 印刷版
 

文/中国の大法弟子

 【明慧日本2024年6月17日】かつて私は臆病で口下手で、身体も弱い人間でした。しかし1996年に幸運にも大法を学び、人生の本質を理解することができました。

 1999年から、中国での残酷な迫害に直面しながら、私は法を実証するために積極的に前に出ました。信仰を貫き、修煉を放棄しなかったため、中国共産党によって13年間も不法に投獄されました。知人たちは、私はもう戻れないだろう、刑務所の苦しみに耐えられないだろうと言っていました。刑務所では、私はひどい拷問を受け、家族との連絡は遮断され、外部の人々は長期間にわたって私の消息を知ることができませんでした。知人や友人は私が亡くなったと思い込み、地元の警察も私の戸籍を削除しました。

 しかし今、私は戻ってきただけでなく、正々堂々と人々に真相を伝えています。私を知っている人々は皆、私が変わったと言っています。師父のご加護により、死の間際にあった私が今日まで生きることができました。宇宙の大法が私を変えたのです。師父への深い感謝の気持ちは、どんな言葉を使っても表現しきれません。

 明慧ネットを通じて、師父に私の修煉状況を報告し、他の同修と交流したいと思います。

 一、迫害に反対することを堅持

 私は大法の修煉を堅持したため、省の女子刑務所の第八区域に連れて行かれました。この区域は大法弟子に対する迫害が最も厳しい場所です。刑務所に入れられた当初、他の同修たちは迫害に反対するためにしばしば暴行を受け、罵声を浴びせられました。その光景を目の当たりにして、私は非常に恐怖を感じました。悪人たちに奴隷労働(奴隷のように重労働を強制されること)を強いられて、私はそれに従いました。重労働という迫害形式に対する理解が足りず、他の同修たちが迫害に反対し、抵抗することも理解できていませんでした。

 ある日、警察官が暴動鎮圧隊を連れて労働作業場にやってきました。奴隷労働に抵抗しようとした同修がいましたが、警察官と囚人たちはその同修を殴り、抵抗しようとした他の修煉者も真っ暗な小部屋に監禁しました。その時、多くの同修が立ち上がって迫害に立ち向かいましたが、囚人たちは同修たちを攻撃し始めました。

 その時、私は善と悪の戦いを目撃しました。悪の迫害に立ち向かう同修たちの堅固な正念と行動に心を打たれ、自分が間違っていたことに気づいたのです。師父は「たとえどのような環境にあっても、邪悪の要求や命令、指図には従わないようにしてください。皆さんがみな、このようにすれば、環境はこのようなものではなくなります」(『精進要旨二』「大法弟子の正念は威力あるものである」)と説かれました。同修たちが奴隷労働に抵抗しているのに、私はそれを続けていました。これは同修にとっての負担であり、彼女たちが迫害されることに私も責任があります。まるで私が悪の側に立ってしまったかのようです。なぜこんなことになったのでしょうか。それは恐怖心が原因です。恐怖心が私から正念を奪い、正しく悟れなくさせていましたで。このまま続ければ、邪な道に入ってしまうでしょう。大法弟子としての使命感により、この深く根付いた恐怖心を取り除かなければならないと決心することができました。

 翌日、暴動鎮圧隊がまたやって来ました。警察は修煉者を一人ずつ事務所に呼び出し、電気棒で同修に暴行を振るい、抵抗をやめるよう約束させようとしました。2日間の厳しい拷問に耐えかねて、何人かの同修は心を曲げて労働に同意しました。

 私は最後に呼ばれました。背が高い警官が電気棒を持って「働くか?」と聞き、私は「働かない」と答えました。彼は電気棒を振り上げて、「これが何なのか知っているか?」と脅してきました。私はそれを一蹴すると、彼はもう一度、「働くか?」と聞いてきました。「働かない」と同じ答えを返し、そして、隔離されている同修たちの即時解放を要求しました。彼は怒りに満ちて電気棒を持って私の前に立ち、電気ショックを与えるふりをして、「まだ働かないというのか?」と再度言いました。私は断固として「働かない!」と断ると、彼は立ち止まり、少し考えた後、「帰れ」と言いました。

 普段は臆病で、手に刺さった小さな棘さえ抜けない私が、今日は電気棒の前で落ち着くことができたのは、すべて大法のおかげです。大法が私に強い正念を与えてくださいました。師父が私の恐怖心を取り除いてくださったのです。

 警察の事務所を出た後、同修たちは皆喜び、働かないと宣言しました。その後、隔離されている大法弟子たちの即時解放を求めて絶食を始めました。この抵抗運動を通じて、同修たちの心性が高まり、そして、全体の協力のもと、隔離されていた同修たちはすぐに解放され、その後、刑務所は大法弟子たちに奴隷労働を強制しないと判断を下しました。

 二、酷い迫害の中で内に向けて自分を探す

 奴隷労働はなくなったものの、その代わり洗脳が始まり、私たちに悪質な洗脳資料を読ませました。そこで私たちは法を暗唱し、発正念しました。悪人たちは私たちが正念を発するのを妨害してきましたが、私たちはそれに動じませんでした。

 ある朝、隊長が囚人たちを連れて凶器を持って、私たちに協力を無理強いしようとしました。私たちが頑なに断ると、彼らはまるで狂ったかのように私たちに暴力を振るい始めたのです。その時、ある同修が打たれて意識を失い、私はすぐに駆けつけて彼女をかばいました。悪人たちは私を殴りませんでした。他の大法弟子たちも邪悪に直面して恐れることなく、生死を捨てて大法を守り、どれほど殴られて苦しめられても、決して悪に妥協しませんでした。その日の午前中、彼らはずっと殴り続けましたが、同修たちは揺るがず、昼になると悪人たちは去っていきました。

 悪人たちが去った後、私は声を上げて泣きました。自分を責め、同修たちに自分の利己心、恐怖心、ずる賢い心などをさらけ出しました。これほど重い人心と執着を持っていては、大法弟子としてふさわしくなく、法を正す師父の手伝いも行えません。

 その日、私は生死を捨て、しっかり修煉することを決心し、そして、師父に機会を求めました。また、安逸心や恐怖心により、大法弟子としてなすべきことを行わず、煉功も発正念もしっかり行わなかったと反省しました。その時、たとえ悪の砦にいても修煉をし、発正念を怠らず、衆生を救うと決心したのです。

 三、困難の中で衆生を救う

 刑務所には多くの人が収監されていますが、恐怖と囚人へのさまざまな規定が彼女たちの真相を知る機会を大きく制限しています。どうすればここの衆生に真相を伝えるのでしょうか? 私は毎日、「論語」や『洪吟』を暗唱し、「法輪大法は素晴らしい!」と大声で叫びました。これにより、邪悪を震え上がらせ、より多くの衆生が救われ、法を得ることができると信じています。

 当然、私がこれを行うと、悪意ある人々はあらゆる手段を使って私を迫害します。衆生を救うため、生死を放下し、どんな苦痛にも耐え忍び、決して諦めずに続けました。特に「論語」を暗唱することは、悪人を操る邪悪を速やかに解体することができます。

 より多くの人に聞いてもらうため、私は「法輪大法は素晴らしい!」と声を上げて叫んでいます。普段は声が小さいのですが、大法の力で声が遠くまで響き渡っています。多くの囚人が、思わず私が叫んだ内容を口にしたり、迫害されている囚人も「法輪大法は素晴らしい!」と叫ぶこともありました。

 後になって、夜の人数確認の時に「法輪大法は素晴らしい!」と叫ぶようになりました。その時間帯は1日の中で最も緊迫し、恐怖を感じる時ですが、「法輪大法は素晴らしい!」と叫ぶことで、邪悪を震え上がらせることができます。もちろん、これにより、私への迫害も非常に厳しいのですが、邪悪が私を迫害すればするほど、私はより大きな声で叫び続け、静かな夜にはその声が遠くまで響き渡ります。やがて彼らは私を放置するようになりました。ある日、人数確認の警察官が来て、彼女が最初に「法輪大法は素晴らしい!」と叫び、周囲は大笑いしました。私が現れる場所に警察官は「法輪大法は素晴らしい!」と叫ぶようになり、接触した囚人の多くが「三退」をし、中には法を学び始めた人もいます。

 宇宙の大法が私を変え、鍛え上げてくださり、かつての臆病で体の弱かった私を、神々さえも羨む正法の時期の大法弟子へと成長させてくださいました。ここで師父の慈悲なる救い済度に心より感謝いたします!

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/6/9/478255.html)
 
関連文章