【慶祝5.13】恐怖心を克服する
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文/中国内モンゴル自治区の大法弟子

 【明慧日本2024年6月27日】「5月13日」法輪大法デーに際し、師父にお誕生日のお祝いを申し上げます!

 私は法輪大法(ファールンダーファー。法輪功ともいう)を20年以上修煉していますが、体験談を書いたことはありませんでした。明慧ネットでは2024年世界法輪大法デーのための投稿文章を募集していましたが、私はいつもどのように修煉し、内省したらいいのかわからず、書くことがないと感じていました。しかし、法を正すことがもうすぐ終わる中、この機会を逃すわけにはいかないと思いました。

 あまりうまくいなかったのですが、故郷や田舎に帰って法輪大法について紹介したり、迫害の真相を伝える資料を配布した経験についてお話ししたいと思います。

 手書きと絵で真実を明らかにする

 私は1997年の春に法輪大法の修煉を始めました。2カ月も経たないうちに、私の病気はすべて消えました。『轉法輪という本は、人生について私の多くの疑問に答えて下さいました。私は人生の真の目的と、人間がどのように行動すべきかが理解出来ました。

 迫害は1999年7月に始まり、1999年10月末、私は北京に行って請願し、法輪大法が正しいことを世界に伝えることにしました。大法の正義を求め、師父の名誉を回復するために、他の修煉者と私は北京に行きましたが、2カ月以上も不法に拘留され、拷問を受けました。

 釈放された後、私たちは真実を世間に伝えたいと思いました。当時、私たちの町には法輪大法についての資料を作成する場所がなかったので、真相を伝える資料もありませんでした。私はたくさんのマーカーを買い、セメントの柱に「法輪大法は素晴らしい」「真・善・忍は素晴らしい」「法輪大法は正しい」と書きました。

 ある修煉者の家に行ったとき、法輪大法の小さなパンフレットを見つけて、とても嬉しく思いました。私はそれをもらえるのかどうかを聞きました。まるで宝物を見つけたかのようにとても嬉しかったのです。私は水彩ペンで何枚も書き写し、夜になると外に出てセメントの柱に貼り付けました。

 その後、地元の修煉者が法輪大法関連の資料を作る拠点を立ち上げ、私と他の修煉者は周囲の村や家庭に資料を配布し始めました。また、「法輪大法は素晴らしい」「真・善・忍は素晴らしい」「法輪大法は正しい」「世界には真・善・忍が必要」という言葉を切り抜いた型紙を作り、そのメッセージを柱にスプレー塗装しました。

 柱に吹き付けられた文字は特に眩しく、人目を引くものでした。風雨にも負けず、色褪せてはいません。村人たちは驚き、「どうやって柱にこんな文字を書いたのでしょう。とてもきれいで美しい」と言う人もいました。

 修煉者は、他の場所からたくさんの横断幕を持ってきました。私たちは二人一組になって、横断幕をあらゆる所に掲げました。それは、あちこちの木や電線にまでつり下げました。横断幕には「法輪大法は素晴らしい」「真善忍は素晴らしい」と書かれていて、特に人目を引くほど、まばゆいものばかりでした。大法の横断幕があちこちに掲げられているのを見て、人々は驚きました。「法輪大法の人はすごい。横断幕があんなに高い所まで、どうやって登ったのだろうか?」と言っているのを耳にしました。

 遠隔地の村で資料を配布

 私の両親の家は、私の家から482.8キロ以上離れた辺鄙な村にあります。電車はなく道も悪いです。私は考えました。姉と次姉の家族はそこに住んでいますが、そこに住んでいる人は誰も法輪大法を修煉していません。だからこそ、私がそこに行って、法輪大法について紹介したり、迫害の真相を伝え、人々を救うべきだと思いました。

 私はまず姉の家に行きました。姉は資料を見て、とても怒り、怖がっていました。姉は私が来たことを叱って法輪大法の資料を奪い取り、外出させてはくれませんでした。私は「姉さん、これは大事なことなので、誰にも邪魔はできません。私がここにいるのを嫌がるのなら、すぐに出て行きます」と言いました。

 私はバッグを手に取り、出発しようとしました。姉は「何かが起こって、逮捕されるのではないかと心配なのです」と言いました。私は「心配しないでください。私は安全です」と言いました。その日の夕方、私はこの村で法輪大法についての紹介などの資料を配布しました。そこには約100世帯が住んでいて、私は各家庭に資料を置きました。

 翌日の夜、私は姉の家から8キロ離れた別の地域に資料を配りに行きました。道沿いには家が一軒もなく、木々​​に覆われ、墓地がいくつかありました。私は本当に怖かったのです。なぜなら、子供の頃から村人たちが、夜、墓地の近くを歩くと幽霊を見たという話をしていたのを覚えていたからです。

 私は自分自身に「本当に怖いのですか?」と問いかけました。私は自分が修煉者であり、どんなに困難で恐ろしく危険であっても、衆生を救うためには、そこに行って資料を配らなければならないことを思い出しました。私は自分自身に、すべての恐怖を手放して人々を救うように言い聞かせました。

 その地域には7つの村があります。森は薄暗く墓がたくさんあります。風が木々の間を吹き抜け、私は震え上がりました。しかし、よく考えてみると、私は何を恐れているのでしょうか? 師父が私と共におられ、私を守って下さっています。

 歩きながら、私は「大法は身を離れずして、心に根ざした真・善・忍がある。大羅漢が地上を歩くと、神も悪魔も畏怖する」(『洪吟』「威德」)と唱えました。

 村に着いた時、私は思いました。「衆生よ。師父は法輪大法と迫害についてあなた方に話すようにおっしゃっています。この資料を読んでください。真相を知れば救われます。この機会を逃してはいけません」

 私はすべての電柱に「法輪大法は素晴らしい」と「真・善・忍は素晴らしい」と掲示しました。

 村にはたくさんの犬がいて、そのうちの何匹かは大きな声で吠えていました。私が少し怖く思っていると、突然、どこからか大きな犬が私に向かって走ってきました。その時、私のそばに大きな棒があったのは本当に驚きでした。まるで私のために特別に用意されていたかのように、私はすぐにそれを拾い上げて犬を追い払いました。

 私はすべての資料を配り、姉の家に歩いて戻りました。夜も更けたので(巡回の警官や理解のない住民の目に触れることを恐れ)緊張していました。急いで帰りながら、心の中で「何を恐れているのか。師父は私のそばにおられるのだ」と考え、私は歩きながら法を唱えました。ようやく姉の村に着いたとき、ようやく私はホッとして息をつきました。嬉しくて少し興奮していました。師父のお導きと御加護のおかげで、すべての住民に真実の資料を配ることができました。

 慈悲深い師父は、20年以上も私を見守り、導いてくださいました。

 (明慧ネットの【慶祝5.13】世界法輪大法デーに選ばれた文章)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/5/26/477894.html)
(English: https://en.minghui.org/html/articles/2024/6/2/218424.html)
 
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