私的な観念をとり除き、修煉者の慈悲を取り戻す
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ーー新経文『目覚めなさい』で感じたこと

文/中国の大法弟子 唐妮  

 【明慧日本2024年6月27日】 私は、師父の最新の2つの経文を学んで、深く感動すると同時に、最近、真相を伝えることにおいて、いくつかの不足を発見しました。

 あれは確か半年前のことです。私が、店長とそのおかみさんに、法輪功に関する真相を伝えて、三退させた後、ある店員が私をボーッと見つめていました。その人こそ、私が真相を伝えていなかった店員なのです。なぜなら、その女性は仕事ぶりがよくなく、めちゃくちゃな人だとおかみさんから聞いていたからです。

 1カ月前、私は再度この店の前を通りかかりましたが、あの若い女性店員はおらず、後に辞めさせられたと聞きました。以前でしたら、彼女に真相を伝えず、救える1人の生命を失ったと後悔しているはずです。しかし今では、私は人を救う方法が変わり、常人の心に動かされ、慈悲と愛の心がなくなっていることに気づきました。

 師父は経文『師父の家族に正しく接する』で、次のように説かれました。「大法が伝え出された当初、世の人と神、特に世の人々が長い宇宙の歳月のなか、生々世々、無数の罪業を作ったことを考慮していたのです。このような生命を救い済度しようとするなら、過去の悪事を水に流すしかありません。これはなんという大法による救い済度の恩なのでしょう! なんと巨大な慈悲なのでしょう! なんと神聖な恩典なのでしょう! これらのことを考えた人はどのくらいいますか? 人間の心と考えで大法と師父に対処した人は、その心はこの巨大な使命と聖恩にふさわしいのですか?」

 これはまさに、師父が私に啓示してくださったのではないでしょうか。私は、学法と自分の修煉が脱線していることに気づきました。学法しているときは、明晰なのに、物事を行う時はいつも個人的な観念をもってやっています。これは人を救うことにおいて、マイナスになるに決まっています。

 師父は経文『目覚めなさい』で、次のように説かれました。「いくら悪い人(死亡した中共の魔の首魁・江を除いて)に対しても個人攻撃をしてはならず、アメリカの共和党と民主党の要人に対して特に攻撃してはいけません。人間は皆、法のためにやって来ており、救われ済度されるのを待っています」私は、個人攻撃はしていないものの、心の中で他人の悪い所を考えており、これもそれと同様の作用を果たしているのではないでしょうか。これに気づいた私は、とても後悔しました。

 師父は経文『目覚めなさい』で、次のように説かれました。「とりわけ、我々は個人の好みを発言の基準にしてはいけません。皆さんは人を救いに来たのであって、真善忍を基準にしなければなりません」。この瞬間、私は彼女を救いたいという一念が沸き起こりました。しかし、どうやって彼女を見つけたら良いのでしょう?

 大法にできないことはなく、師父にできないことはありません。その夜、夜市で、ちょうどある人に法輪功に関する真相を伝え終わったとき「おばさん」と後ろから肩をたたかれました。振り向くと、彼女と他3人が夜市を回っているところでした。

 以前なら私はまじめに彼女に取り合いませんでしたが、大法が私を変えてくれています。彼女の彼氏と、その彼氏の友人2人の紹介を辛抱強く聞き終えました。私は彼女がこの話をした理由が分かります。不平不満やマイナスなことには触れませんでした。私は彼らに三退と大法の素晴らしさについて話し、彼らは大法弟子の慈悲を感じ取っていました。彼らは皆、とても賛成してくれ、また少年先鋒隊から脱退しました。帰り際、私は一人一人にアイスキャンディーを買ってあげました。

 家に帰ってから、もし師父の大きな慈悲がなかったら、この4人の生命とはすれ違っていたかもしれないと思いました。この出来事で、私は師父の慈悲と、人を救うことの難しさをさらに理解しました。

 大法は私たちの汚れを洗い流し、残り少ない時間の中で、正法の過程に追いつけるようにしてくださっています。この瞬間の気持ちは、言葉に表せないほどで、言いたいことを一言にまとめると「師父がいてくださり本当によかった! 修煉者は本当に幸せです。一生懸命良く行いますので、師父、どうかご安心ください。師父の慈悲深い済度に叩頭して感謝申し上げます」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/6/20/478865.html)
 
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