【慶祝5.13】 親戚の入隊騒動を通じて自分の執着に気づいた
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2024年7月20日】2023年のある夜、森(仮名)家の家族がレストランで夕食をとっているとき、医者である夫の甥が、「大叔父の孫が入隊することになりました。しかし、叔母(私)が法輪功を実践しているために、政治審査を通過することができないかもしれません。私も昇進のための政治審査に合格しなければならないのですが、どうしたらよいでしょうか?」と言いました。

 甥の話を聞いた次兄は私にこう言いました。「法輪功を実践するかしないか、よく考えたほうがいいです。森家の子孫たちの将来に影響します。法輪功の修煉をやめるために何かに署名するように頼んだ人は、署名すべきです」

 私は慈悲を持たなければならないと思いました。師父はこう説かれました。「一つの心も動じなければ、すべての動きを制することができるのです」(『精進要旨二』「最後の執着を取り除こう」)

 私は怒っていませんでしたが、心のバランスが少し崩れたので、彼らにこう伝えました。「皆さんは大法が善いものであることを知っています。私は人を殺しませんし、法律を犯しません。何に署名すればいいのですか? それはばかげています。共産党は政治運動を行うたびに善良な人々を迫害しており、天は必ずそれを滅ぼすでしょう」

 彼はすぐにこう言いました。「ウェイターが出入りしています。彼らにこのことを聞かれたくないのです。別のことを話しましょう」。私は心の中で考えました。「生死や富貴は天命によるもので人間にはどうすることもできません。長兄の孫が軍隊に入隊できるかどうかは私の信仰と関係ありません。現代の人は、自分のわずかな利益のために、神さえも裏切ることを敢えてするでしょう」

 家に帰ったとき、私は内に向けて探しました。それは偽りの自分でした。私利私欲、嫉妬、恨み、競争心、批判を受け入れられないことなど、たくさんの執着を発見しました。それらはすべて利己心に根ざしたものでした。

 私の問題は、怒り、競争心、批判を受け入れられないこと、親切でないことなどなどです。私は他人の非難や批判は間違っていても、動じず、親切で寛容でなければならないことに気づきました。法を正すために残された限られた時間の中で、私は心の中で師父にこう言いました。「これらの悪い観念は私のものではありません。私はそれを取り除くことを師父にお願いします」

 私はこの試練に合格したと思っていましたが、どういうわけか夫は悲しんで私に話しかけませんでした。後で、彼の兄弟が私のことを再び悪く言ったことを知り、私は思いやりと忍耐力を培わなければならないと思いました。これは自分自身を向上させる機会です。

 数日後、夫が帰宅して私を責めました。「あなたは一日中自分のこと(法輪功の真相を人々に伝えること)をしているのですが、私たちの長兄の孫が入隊したがっているのです。あなたが法輪功を実践しているということで、軍関係者が彼の家に調査に行きました、彼が無事に入隊できるかどうか、まだわからない。将来、私たちの孫はどうなるのですか?」

 このとき、私は我慢しなければいけないと思っていましたが、反論したくて、心の中では少し違和感を感じていたので、夫にこう話しました。「心配しなくてもいいですよ、軍隊に入る前に軍関係者が入隊希望者の家を訪れるのは日常茶飯事です。私たちの孫は大法の素晴らしさをよく知っているので、きっと良い未来があるでしょう」

 後で自分を振り返ってみると、今日の試練は自分の優しさが足りず、まだ自分に固執していて、相手の気持ちを考えていなかったことに気づきました。私は古い宇宙の原理から抜け出せていないように感じたので、しばらく落ち着いた後、長兄の奥さんに電話して彼女の家にいくと伝えました。行く途中で、私は、今度は親切にしなくてはならない、彼女の視点から問題を見なければならないと思いました。

 長兄の奥さんと会って、私は「軍隊の関係者が家に来たのですか?」と尋ねました。

 彼女はこう答えました。「軍隊の人たちは家族のことを尋ね、なぜ私の孫が兵士になりたいのかを尋ねました。またコミュニティの職員は、軍隊の人に森家の一人が法輪功を実践しています、と言いましたが、私の娘の夫は、中国では信仰は自由であり、他の人と何の関係ないです、と言いました」

 「その後、コミュニティの職員は『私もよそから聞いた話で、彼女(私のこと)が本当に法輪功を修煉しているか、分からないです』と言いました」。実際、彼は自分自身の口実を探していたのです。

 長兄の奥さんはまた言いました、「あなたが修煉しなかったら、私の孫は去年兵士になっていたでしょう」

 私は彼女に真剣に言いました。「よく思い出してください。あなたは法輪功を学んだことがあり、この道理がわかるはずです。真実を言わなければ、あなたに良くありません。昨年、あなたの孫は健康上の問題で入隊することができなかったのではないでしょうか?」

 「法輪功を実践する前の私がどのような人だったかを覚えていますか? 昔とぜんぜん違って今の私を見て、まだ大法を支持しないのですか?」

 「こんなに素晴らしい大法が共産党によって迫害されています。天は共産党を破壊し、それを止めることは誰にもできません。今、災害がたくさんありますが、身の安全のため、必ず『法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい』という心からの九文字を思い出してください。本当に孫のために考えるなら、この心からの九文字を伝えてください」

 私がこれを言うと、彼女は「それはもちろんです。孫に心の中に留めておくように言います」と言いました。実は、森家の全員は中国共産党の組織から脱退しましたが、利益の前に常人はよく混乱してしまいました。

 3月のある日、私たちは道で偶然会い彼女は言いました。「私の孫が軍隊に受け入れられたのです」

 親戚の入隊騒動を通じて、私は自分のたくさんの執着に気づきました。師父の慈悲と救いに感謝します。20年以上の修煉の中、私の最大の収穫は師父と法を信じることでした。 恨み、競争心、批判の拒否、利己主義、そして自己への強い執着などは古い宇宙に属するものであることを後で気づきました。古い宇宙から飛び出したいなら、私たちは概念を変えなければなりません。将来、私は利他的であり、自分より他人を優先する、つまり新しい宇宙において神聖な存在になれるように修煉しなければなりません。

 この記事を書く過程で、自分の人間的な観念を特定し、取り除くことができ、改善できたと感じています。

 私の次元は限られていますので、法に基づいていないところがあれば、同修の慈悲なる指摘をお願いします。

 注: 中国では、法輪功を実践した人は軍事学校に通うことを許可されていません。しかし、一般の軍隊にはそのような方針はありません。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/5/26/477968.html)
 
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