反迫害25年 モントリオールの中国領事館前で抗議
■ 印刷版
 

 【明慧日本2024年7月20日】モントリオールの一部の法輪功学習者は7月16日、中国領事館前で集会を開き、25年間も続いている中国共産党による法輪功への迫害に抗議し、不当に監禁されている学習者・叢蘭英さんの即時釈放を要求した。

'图1~3:7月16日,蒙特利尔部份法轮功学员在中领馆前集会。'
7月16日、モントリオールの一部の法輪功学習者が中国領事館前で集会を開催

 法輪功学習者代表「より多くの中国人に真実を知ってもらいたい」

 学習者の代表である楊さんは、集会でのスピーチで、法輪功は「真・善・忍」の教えに基づく仏教修煉法であり、病気を退散させ、健康を増進させる奇跡的な効果があり、1992年に創始者の李洪志氏が紹介して以来、民衆の間で人気があること、中国共産党(中共)公安部の内部統計によると、1999年の法輪功学習者数は7000万人に達し、当時の中共党員数を上回ったと述べた。しかし、当時の共産党のトップであった江沢民は1999年7月20日に迫害を開始し、数え切れないほどの法輪功学習者が傷つけられ、殺され、生きたまま臓器を摘出されるほどの迫害を受け、数え切れないほどの家族が大きな苦痛と不公平に苦しんだ。

 楊さんはスピーチの中で、今年7月、米国衆議院は「法輪功保護法案」を可決し、中国共産党が国家ぐるみで行っている法輪功学習者や良心の囚人に対する臓器狩りを停止させ、中国国内で臓器狩りに参加・援助する者に制裁を科すよう求めたこと、カナダは「反外国制裁法案」を可決し、国王騎馬警察が中国共産党の干渉について調査を進めていることを紹介した。天は中国共産党を滅ぼし、それは神の意志である。すべての中国人が真実を理解することを望み、中国領事館の関係者が良心を持ち、深く考え、自分の命と家族の命に責任を持ち、中国共産党を見捨てることを望むと呼びかけた。

 80代の学習者に不当判決、娘が釈放を要求

 集会では、カナダ国籍の叢新苗さんが、中国共産党警察に連行され不当に拘束された母親の叢蘭英さんを救出するよう地域社会に訴えた。

'图4:加拿大公民丛新苗女士要求中共立即释放被非法监禁的母亲丛兰英女士。'
母親の解放を求める叢新苗
さん

 叢さんの話によると、彼女の母親は、中国の各政府に手紙を書き、法輪功は良いものであり、政府が法輪功への迫害を止めることを願うと書いただけで、4年の禁固刑を言い渡されたという。彼女の母は、人生の大半は病気で苦しんでいたが、18日間法輪功を学んだ後、すべての病気が回復した。そして広場で法輪功の功法をしたため、4年の実刑判決を受けた。中国共産党が80歳近い高齢者さえも惜しまないのは許せないと述べた。

 今年6月、カナダ外務大臣は叢蘭英さんのケースを憂慮して回答した。叢さんは、カナダ政府と各界の心優しい人々の援助に感謝すると同時に、法輪功迫害に関与している検察官と法執行官に、中国共産党の邪悪な本質を早く認識し、虎の威を借る共犯者にならないように、そして、中国共産党に即時無条件で釈放するよう要求するよう忠告した。

 現場の目撃者が明かす:法輪功学習者、労働教養所で精密検査を強制される

'图5:法轮功学员林女士在集会上'
法輪功学習者の林さん

 抗議活動に参加した学習者の林さんは2002年と2008年の2回、吉林省女子労働教養所で拘束された。2回とも、採血、血圧検査、心電図検査、全身透視検査など、精密な強制健康診断を受けたという。

 「これは入所するときの健康診断ではなく、拘留中に行われたものです」と話す林さん。「これらの検査のうち、普通の囚人は検査を受けないのですが、法輪功学習者、特に体力のある学習者は受けなければならないのです」と言った。

 2008年の検査では、特に大量の採血が行われ、その間、数人の外部の医療関係者が、目的もわからず、集まってきて見ていた。その時期、法輪功学習者に対する生体臓器摘出は非常に深刻であり、その健康診断は生体臓器摘出のドナーの準備であった可能性が高いと林さんは述べた。

 法輪功を学ぶ前、林さんは、椎骨增生、左半身と脳のしびれ、左目の視力0.1以下、先天性脾腫など多くの健康問題があり、食事はごく少量しか食べられなかった。法輪功を学んでから全ての症状が消え、健康を取り戻した。林さんは、法輪功が良いものであることを伝えたために、中国共産党に数回不法に拘束され、2回労働教養処分を科されたことがある。迫害の過程で、殴打、電気ショック、強制奴隷労働、監視を受けた。

 2013年、林さんは中国を逃れ、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の助けを借りてカナダにやってきた。 林さんはカナダ政府に対し、「困難な状況にあった私を受け入れてくれ、法輪功を学ぶ環境と生活の自由を与えてくれたました」と感謝している。

 迫害は林さんの家族全員を苦しめた。母親は労働教養を受けたの結果、精神的ショックを受け、小頭症を発症し、その後死亡した。2008年の2度目の労働教養期間中、父親は末期の咽頭がんで死亡し、最期に会うことができなかった。

 最後、林さんは「中国共産党はとても残酷で、私と一緒に修煉していた同修の何人かは、若くして迫害されて死にました。法輪功は、『真・善・忍』に従ってより良い人になること、他人のことを優先に考えること、修煉者を健康にすることを教えています。 私は中国共産党(の迫害)に抗議し、法輪功への迫害を直ちに停止し、拘束された法輪功学習者を釈放するよう要求するためにここに来ました」と発言した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/7/18/479824.html)
 
関連文章