文/中国の大法弟子 同修が整理
【明慧日本2024年7月24日】私は農村の女性で、小学2年生までしか学校に通いませんでした。そのため、読める字が少ないです。私には兄弟姉妹が多くいます。長女の私は8、9歳の幼い頃から、洗濯、料理、掃除などの家事を担当していました。
20年以上前、30代の私は幸運にも夫の家族と一緒に法輪大法を修煉し始めました。しかし、大法の書籍を開いても、ほとんどの字が読めませんでした。私は舅や夫などに読み方を教えてもらいながら読みました。夫は私に聞かれてよくうんざりしていましたが、私は気にしませんでした。半年余りで『轉法輪』を通読できるようになりました。弟子は師父のご加持に感謝致します。
しかし、長年の修煉の中で、私は自分を修めるのがあまり上手くなく、真に修めること、着実に修めることを重視していませんでした。特に姑への怨みがあり、私は何年も悩み、さまざまな人心が私の修煉の歩みを妨げていました。修煉の中で私は、常に失敗を繰り返しては悩み、どうすれば突破できるか分かりませんでした。近年、私は『明慧週刊』の中の、同修の書いた交流文章を読み、特に同修たちの法を暗唱する体験から大きな啓示を受け、『轉法輪』を必ず暗唱することを決意しました。
思いは良かったのですが、実際に法を暗唱し始めると困難が多く、時には放棄したいという考えさえ浮かびました。それは私の本当の考えではないと分かっていたので、私は必ず暗唱し続けることを決心しました。
私は普段午前中は真相を伝え、午後と夜には一段落ずつ法を暗唱しています。まず一句一句を暗唱し、次に一つの段落をつなげて暗唱し、繰り返し暗唱して一段落を暗唱できるようになったら、次の段落に進みます。段落が長い場合は、二つに分けて暗唱し、上半分を暗唱した後、次に下半分を暗唱します。実際には二つの段落を暗唱しているようなものです。法を約1時間くらい暗唱した後、10分間発正念して自分の空間場をきれいにします。すると、その後は暗唱が順調に進みます。毎日暗唱し、1日3~5ページを暗唱し、速いときは6ページ、通常2~3カ月で『轉法輪』を一回暗唱できます。
昨年、私は『轉法輪』を5回暗唱しました。自分が本当に生まれ変わったように感じ、心身ともに大きく変化しました。以下に、法を暗唱した後の各方面での向上と感想を述べます。
一、数十年の怨恨心、嫉妬心を修め取り除く
嫁いだ当初、私は短気だったため、家庭に不和をもたらしました。ちょっとしたことですぐに怒り、姑に対して深い怨恨を抱えていました。夫は姑の唯一の息子で、姑は私たちと一緒に住んでいました。食事、衣類などはすべて私たちが負担していました。そして、姑は娘(夫の兄妹)を偏愛していました。
ある日、姑が村の経理のところから年金を受け取って来て、布団の下に置いていました。その後、夫の一番上の姉がやって来ました。姉が帰った後、私は姑の年金がなくなっていることに気づきました。姑に姉にお金を渡したかどうかを尋ねましたが、姑は認めませんでした。私はこれを自分を高める機会とは捉えず、姑に対して怒りを爆発させました。今考えてみると、本当に後悔しています。
その時、私は完全に怨恨と嫉妬という邪悪な生命に支配されており、真我と偽我を区別できず、姑との間に隔たりを作ってしまいました。夫(同修)もその間に挟まれて何もできませんでした。後で私は自分が大法の要求に合わない行動をしたことを認識し、何度も修煉に専念することを決心しましたが、いざとなるとまた試練がやって来て、自分を抑えられず、同じ過ちを犯しました。冷静になると、自分が完全に落ちてしまうのではないかと心配し、非常に恐れていました。
法を暗唱してから、私の空間場は大法によってきれいに洗われ、怨恨と嫉妬は隠れ場所を失いました。今では悪い考えが浮かんでくると、すぐにそれを掴み、それが真我ではないことを見分け、瞬時に悪い思想が取り除かれます。
二、利益心を修め取り除く
幼少期から家庭の経済状況が厳しかったため、私はお金に対して執着が強く、姑との多くの矛盾はお金や物に関連していました。しかし、法を暗唱してから、利益心が徐々に薄れていきました。一度、姑が入院治療を受けた時、夫の妹が3,000元の入院費を支払ってくれました。その時私はお金を返そうとしましたが、夫の妹は受け取りませんでした。姑が退院して家に戻った後、義妹も孝行すべきですが、自分は大法弟子として義妹にお金を出させるべきではないと考え、私は義妹の家に行き、3,000元の入院費を返しました。以前は、このようなことはできなかったことです。
私の妹(同修)は職場が私の家の近くにあるため、私の家に常住していました。年末になると妹はお金をくれましたが、私は受け取りませんでした。妹の生活が厳しく、さらに同修であるため、修煉者である私がどうやってそのお金を受け取ることができるでしょうか。
三、恐怖心を修め、面と向かって真相を伝え、人を救う
修煉の中で、私が最も捨てられないと感じたのは恐怖心でした。私は中国共産党(以下、中共)に不当に労働教養されたことがあり、そのために恐怖の影が常に付きまとっていました。再び連行されると、刑を言い渡されること、大法や師父を裏切ることを恐れていました。しかし、法を暗唱した後、恐怖心は明らかに減少し、真相を伝えることが思い通りになりました。人を救うために外出する時、師父が加持してくださり、心にはただ人を救うという一念だけがあります。
私は普段電動自転車に乗って村々を回り、真相を伝えます。毎日8~9人を三退させ、最多で20人近くを三退させました。真相を聞きたがらない人に出会っても、私は気落ちせず、忍耐強く話し続け、相手が理解して心から感謝の意を示すまで続けます。その時には「私に感謝しないでください、大法の師父に感謝してください」と言います。
人を救う時、私は人を選びません。一度、真相を伝えるため、同修と一緒に市場に行く途中、中年の男性に出会いました。彼はだらしない格好で、ぶつぶつと何かを言っていて、少し精神が正常ではないように見えました。私たちはそのまま通り過ぎるところでしたが、私はこの縁のある人を見逃してはいけない、もしかしたら彼は大法弟子に救われるためにこのような姿で待っているのかもしれないと思いました。私たちは彼に近づき、彼が腐ったキュウリを食べているのを見ました。私は「それを食べないでください、体に悪いです」と親切に注意しました。
彼に法輪功迫害の実態を話すと、彼は真剣に聞いてくれました。彼は思惟がはっきりしており、かつて加入した中共の少年先鋒隊から脱退しました。私は彼に大法の真相が書かれたお守りを贈りました。彼は感謝して、お金を渡そうとしました。市場での真相伝えを終えた後、私は新鮮なキュウリを多く買い、帰り道でその中年男性に渡しました。彼は非常に感謝していました。
しかし、恐怖心は時折私を妨害します。一旦現れると、それを掴んで発正念して取り除きます。絶えず発正念するにつれて、恐怖心は徐々に弱くなりました。
四、自我への執着を修めると、新しいしい展開がおこる
私は以前家の中で自分の一存で物事を決め、とても強気でした。家族も私に譲ってくれていました。数日前、夫が文字の入った絵を買ってきました。私はそれを見て、「これは常人の描いたもので、上には真っ黒な業力があります。修煉者がそれを持つ必要があるのでしょうか」と言いました。夫はすぐに怒り、「なぜ持ってはいけないと言うのか。自分の部屋に貼るんだから、あなたの部屋に貼るわけじゃない」と叫びました。
私はすぐに口を閉じました。法を暗唱する前にはできなかったことです。私は内に向かって探し、自分中心の心、他人を変えたい心、他人に押し付ける心、他人が自分の意に沿うことを望む心を見つけました。私は座って発正念し、自分の空間場をきれいにし、自我を放下しました。夫は私がもう争わないことを見て、叫ぶのをやめました。
数日後、夫はこの数日間よく眠れない、それはその絵の背後の要因によるものだと言いました。そしてそれを外して私に処分するように頼みました。法を暗唱した後に内に向かって探すことの大切さを実感しました。
五、より多くの同修を人を救う行列に引き入れる
法を暗唱した後、私は周囲に法に符合しない状態の同修がいることに気づき、彼らのために焦りました。そこで主動的にその同修らと交流しました。私は電動自転車に同修を乗せて外に出かけ、面と向かって真相を伝え、衆生を救い済度しました。私の妹(同修)は長年法をよく学んでいなかったので、私は妹を私の家に常住するように誘い、交流しました。妹は徐々に向上し、外に出て人を救うことができるようになりました。
ある同修に交流するため訪れた際のことです。当時ちょうど地元で同修を救うための全体的な活動が行われていました。その同修は長い間救人のことをしていませんでしたが、今回人を救う重要性と緊急性を理解し、主動的に地元住民に地元の邪悪を暴露する真相パンフレット30部を求めました。夜にそれを配布した後、その同修ははっきりとした夢を見ました。それは泉のわき出る穴が瞬時に空に向かって輝く水花を噴出する光景でした。その同修は、これが自分が修煉において昇華し、向上したことを師父が啓示していると悟りました。私たちはその同修の変化を喜びました。他にも何人かの同修がいて、私はしばしば彼らを連れて外に出て人を救い、正法進程に追いつかせています。
自分にはまだ修めていないもの、例えば恐怖心、色欲の心、口を修めないなどの人心が多くあります。これらは徐々に薄れていきましたが、時折私の空間場に現れます。そのため、それらを修め去る努力をし、それらに生存する空間を与えないようにすることが必要です。
この修煉体験文章を書いたのは、捨て石の効果を期待し、より多くの同修が法を暗唱する行列に加わることを望んでいるからです。
(編集担当者:洪揚)