【明慧日本2024年7月26日】最近、師父は『法難』と『目覚めなさい』という経文を発表されました。
師父は『目覚めなさい』の中でこう説かれました。「慈悲は常人社会では善意と愛の心として体現されています。これも大法弟子の内面から滲み出た生命の状態です。最近いつも考えていますが、皆さんに衆生を救うようにと私は要求していますが、皆さんが各自、世の人々に真相を伝える時だけ、人を救う時の心構え「神韻公演」が人を救う時の状態でいるのは不十分です。日頃、それぞれの職場においても、人を救う時の心構えと出発点を保つ必要があります」。師父は修煉者が慈悲心を十分に持っていない問題を指摘されました。実は、この問題が原因で、私は今年3月に大きな試練に遭遇しました。
私は大企業に勤めており、王さん(仮名)という上級管理職と対立していました。彼女と衝突を重ねるうちに、この人は救えないと思い、もう救いたくなくなりました。その後すぐに、王さんはあらゆる方法で私を解雇しようとしました。その時初めて、事態の深刻さに気づきました。私にこの災難をもたらしたのも、心性の問題に違いありません。
私は自分の内面を見つめ、王さんに対して慈悲心が足りず、他の人と違う扱いをしていたことに気づきました。私は心性を高めることができず、彼女と衝突し、人々を救う努力に影響を及ぼしました。私は心の中で心から彼女に謝罪し、彼女を救うために最善を尽くさなければならないと決心しました。
それから私は夢を見ました。大広間に大勢の人が立っており、3人の王様が並んで座っていました。中央の王様は年老いて穏やかで、穏やかな光を放っていました。その両脇には2人の若い弟がいました。私と他の7人がその隣に立っていましたが、その中には王さんもいました。私たちは皆、年老いた王様の親戚でした。
年老いた王様は私に7つのキャンディーをくれて、7人に配るように言いました。
私は「年老いた王様はとても老けて見えたのに、なぜ兄弟たちはみんなあんなに若かったのでしょう?」と思いました。その時、私の頭に浮かんだのは、年老いた王様が師父であり、これが師父と王さんが結ばれた縁だったということだったのです。師父が老けて見えるのは、私たちの業を背負ったからです。
私は王さんを他の人と違うように扱うのは間違っていたことに気づき、彼女に対する恨みをすべて手放しました。私が心を落ち着けると、彼女は私を解雇しようとしなくなりました。
人間レベルでのパフォーマンスは、社長が王さんにこれ以上私をターゲットにしないように頼んだことですが、王さんは再び私に物事を困難にさせることはありませんでした。社長は師父の左手に座っている若い兄弟の1人です。その頃、会社の経営は大きな困難に直面したことが判明しましたが、夢の翌日、会社の株価は予想外に上昇し、その後、会社の経営状況は徐々に改善されました。
師父がすべての按排、特に衆生との縁を結んでおられることを私は本当に理解しました。師父は世間の人々の業を担っておられます。私はただ大法を伝える使者に過ぎません。しかし、私は好みで人々を選ぶことにこだわりすぎていました。世の人々はかつて師父の家族であり、私は彼らを救う努力を放棄することはできません。
同修の皆さんと一緒にもう一度師父の説法を復習しましょう。
「皆さんに教えますが、全世界の全ての人々はかつて私の親族でした」(「二〇〇三年元宵節での説法」)
「大法弟子として相手を選んではいけません。すべての人に神性があり、すべての人は大法に救われ済度されるためにやって来たのです」(「目覚めなさい」)
「人を済度することは即ちすべての人を済度することであり、人を選ぶことは慈悲ではありません」『各地での説法九』「二〇〇九年大ニューヨーク国際法会での説法」