【明慧日本2024年8月6日】(米国=明慧記者・程德)米国「2024年ニューイングランド法輪大法修煉体験交流会」が7月28日、マサチューセッツ州ボストン・ケンブリッジのハーバード大学で盛大に開催された。東洋と西洋の法輪功学習者(以下、学習者)が、学法と着実に修めること、そして法輪功迫害の実態を伝える修煉体験を共有した。参会者は比して学び比して修め、共に向上した。
ケンブリッジのハーバード大学で開催された「2024年ニューイングランド法輪大法修煉体験交流会」会場 |
ハーバード大学のキャンパスで早朝煉功をする学習者 |
「2024年ニューイングランド法輪大法修煉体験交流会」で発表する学習者 |
正念を用いて試練に対処する
ハーバード大学の博士課程に在籍する学習者アンさんは、挫折に直面したとき、どのように少しずつ観念を変え、恐怖心を取り除き、正念を用いて試練に対処したかについての修煉体験を発表した。
アンさんは学校の学生クラブのメンバ―であり、このクラブが資金不足と人手不足の問題に直面していた。アンさんは法から悟り、堂々と学校当局に活動費の補助を申請し、学生課から学生寮、関連校舎に至るまで、学校の通常のルートで活動情報を発信することで、資金不足と人手不足の問題を見事に解決し、正念を用いて試練に対処する修煉の過程を体験した。
名利心を深く掘り下げる
大学生の慧慧(ホイホイ)さんは、幼いころから舞踊を勉強するために芸術学校に通い、舞踊の技術ではクラスで一番で、誰も彼女にかなわないと思っていた。そして次第に、名声を重んじる心、嫉妬心、闘争心が現れ、他人と比較して自分の方が優れていると思った。
海外に行く前の舞踊大会で、慧慧さんは3位に入賞した。しかし、同級生が優勝した。慧慧さんは憤慨し、学習者である彼女の母親は、彼女に名利心が強すぎる、優勝するかどうかが重要ではなく、重要なのは、このコンクールで彼女が舞台で経験を積んだことであり、これは名利よりも重要なことだと言った。
大学進学後、舞踊技術に対する競争はなくなり、慧慧さんは名利を求める心がようやく淡泊になった。しかし、良い成績で大学を卒業するという名誉を求める心が強ければ強いほど、事態は彼女の意に反していることが分かった。彼女は、この名声を重んじる心が完全に取り除かれたわけではなく、見えない場所に隠されていることに気づいた。
同時に彼女は、自分にはまだ顕示心があり、他人に見せびらかしたく、褒め言葉を聞きたがっていることに気づいた。彼女は、「修煉者としてなんてこれらのものを抱いて話そうとしないのでしょうか? 学生は一生懸命勉強して良い成績を取るべきで、それが学生の仕事です。 しかし、極端に走って常人が求めるものを追求しすぎると、これはすでに非常に強い執着心なのです」と語った。慧慧さんは師父の巧みな按排に感謝し、彼女がかつてすでに淡泊に見ていた心を、新たに掘り出し、その心を完全に取り除くように修めさせてくださったと話した。
『轉法輪』を読み 身内を助けて魔難を突破する
青年の法輪功学習者・君君(ジュンジュン)さんは、疫病の流行中、母方のおじが病業の関を乗り越えるのを手伝った修煉体験を語った。当時、疫病のため、リハビリセンターは家族の同伴を許可しておらず、彼女はおじの世話をするためにリハビリセンターに行くことができなかった。幸い、それから間もなく、おじがビデオ通話に出られるようになったので、ジュンさんとおじは毎日昼と夕方の決まった時間にビデオ通話に出る約束をし、一緒に法を学び、コミュニケーションをとることができるようになった。
当時、おじの目には本の中の文字がよく見えなかったので、ジュンさんが一言を読み、おじがその後に繰り返すようにした。時には、ジュンさんが一言を読み終わる前に、おじが残りを口にした。このように『轉法輪』一回読み終え、おじはリハビリセンターを退院し、横になっていることしかできなかったのが、松葉杖で短い距離を歩けるようになった。
家族とともに法輪功迫害の実態を伝える機縁を大切に
古い学習者であるイウェイさんは、身内に対する情について語った。 昨年、彼女の両親がボストンに遊びに来たとき、彼女は両親を連れて神韻のプロモーション活動のポスター貼りに初めて参加した。 ある時、両親がコーヒーショップでポスター貼りを終えた。イウェイさんはコーヒーを買うために、その店に立ち寄った。5分もしないうちに、彼女は両親が貼ったポスターがなくなっていたことに気づいた。
イウェイさんの最初の一念は不愉快であり、このコーヒー店が老人を騙していると感じ、ポスターを取り返すために、当店に話そうとした。この考えが出たとたん、彼の心の中で理性と感情が戦い始めた。そして、イウェイさんは冷静になって、神韻のポスターは人を救うためのものであることを理解し、最終的にポスターを取り返すために店の人に言うのをやめた。
事後、イウェイさんは自分の内に向けて探し、同じようなことが他の学習者や自分にも起きたことがあり、これほど強い感情がなかったが、両親の身に起こったことに心が動じたイウェイさんは、身内の情に対する執着が完全に取り除かれていないことを露呈した。 両親や学習者と一緒に協力し合い、共に神韻を広める機縁を大切にしなければならないという。
メディア・プロジェクトの中で心性を向上させる
劉灝さんは2017年に法輪功の修煉を始め、メディアで法輪功迫害の実態を伝えるプロジェクトに携わっている。最初は怖がり、敏感、感情の豊かさから、平和的な心理状態が執着心の表れを見分けることができると感じた。
修煉の過程で、しばしば心に激しくぶつかることが起こるが、そのことが往々にして心の準備がないときに発生し、心の最も傷つきやすい部分に激しくぶつかっている。彼は法理に基づいて適切に考え、自分の行動を抑制し、自分自身の行為を省みることができれば、執着していたものは往々にして時間が経つにつれて薄れ、あるいは消え去ることが多いことに気づいた。彼は、この7年間は単に物事を行う過程であるだけでなく、自分の心を修め、向上させる過程でもあったと話した。
内に向けて探し 法理に基づいて向上する
青年の法輪功学習者・佳佳(ジャジャ)さんは今年1月、新しい会社に入社した。同僚とトラブルが起きたとき、彼女は他の学習者に電話で自分の不満を打ち明けた。その学習者は善をもって、佳佳さんには人に言われるのが嫌で、誉め称える言葉を聞きたがる心があると指摘した。
佳佳さんは、自分の外部環境を変える方法や、他人に自分の苦しみを訴える方法で問題を解決しようとしていた。問題は表面的には解決したように見えたが、彼女はこの魔難を越えていないことを知っていた。 この過程を通して、佳佳さんは自分が外に向け探し、自分ではなく他人を変えようとし、そして取り除くべき執着を取り除いていなかったことに気づいた。
佳佳さんはこれらのことを理解して、自分の最近の修煉状態を振り返ってみた。彼女は仕事が忙しくて、断続的に法を学び、精進して実修していなことが分かった。そこで、彼女は真剣に法を学び始め、毎日『轉法輪』を一講を学び、1~2時間、世界各地での説法を読んだ。次第に、法は彼女の心に入り、大法に基づいて自分を修めることができるようになり、内に向けて探すことを学び、自分の不足を見つけ、心性を向上させた。
参会者は学習者たちの心のこもった発表を聞き得るものが多く、共に修煉する機縁をさらに大切にするようになった。交流会は午後、円満に終了した。