師父の導きで困難を乗り越え、試練は煙のように軽い
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文/中国の大法弟子  

 【明慧日本2024年8月7日】私は1995年に大法の修煉を始めた古参の弟子です。30年近い間、風雨にさらされ、困難を乗り越えながら今日まで歩んできました。その一歩一歩には師父の慈悲の救済と保護が染み込んでいます。今振り返ると、感慨無量で涙が溢れます。人間の言葉で師父への感謝の気持ちを表すことができません。20年以上の修煉の道のりには、師父の大恩に浴した幸福もあり、衆生が真相を理解する喜びもあり、道を誤った時の後悔と残念さもありました。師父の導きのおかげで、私は数々の困難を乗り越えることができました。

 後悔と遺憾を乗り越える

 以前、私は修煉がうまくできず、学法中に心が落ち着かず、大法の仕事をたくさんすることが修煉だと誤解していました。そのため、数回、邪悪な勢力に捕らわれ、迫害を受けましたが、すべて師父の慈悲深いご加護のおかげで乗り越えることができました。ここではその詳細については触れませんが、今日は、旧勢力が強いた病業の幻影をどのように破り、師父と大法の導きの下でどのように困難を乗り越えたかを報告します。

 私の性格はせっかちで、生活の些細なことで夫に怒りをぶつけてしまい、内省することもなく、強い恨みの心と争う心を持っていたため、旧勢力に付け入る隙を与えてしまいました。2010年の初春、突然右半身が麻痺し、右手が動かなくなりました。夫と子供が私を病院に連れて行こうとしましたが、その時私は「検査しても病気ではないはず。何も恐れることはない」と思っていました。しかし、病院でCTスキャンを受けると、医師は「脳腫瘍だ」と言い、すぐに入院して手術を受けることになりました。手術後、私の状態は非常に悪く、自分が修煉者であることを完全に忘れ、病気として治療を受けました。その結果、重度の脳浮腫が発生し、右側の身体が麻痺し、言葉も不明瞭になりました。

 ある日、私はベッドに横たわり、眠っているかいないかのような状態で、とても苦しく、窒息しそうでした。「ここはどこ?」と尋ねると、「死体安置所だ」という声が聞こえました。私は驚いて目を覚まし、「どうして死体安置所にいるの? 私は大法弟子だ」と思い、すぐにベッドから飛び起きて出ようとしました。その時、目に見えない人が「行かないで!」と言い、私を引き戻そうとしました。私は力いっぱい振りほどいて出て行きました。その人が木の板を2~3枚抱えて私に「これを持っていけ、さもないと寝る場所がない」と言いました。私は「要らない! 何もいらない」と言って背を向けて出て行きました。その時目が覚め、汗びっしょりでした。

 その時、「私は修煉者なのに、どうして病気があるのか?」と初めて自分の間違いに気付きました。そこで夫に「家に帰ろう、ここにはいられない」と言いました。

 退院して家に戻ると、頭がぼんやりしていて、自分では座っていられず、食事の時も布団に寄りかかり、夫に支えられていました。心の中で「これは修煉者の状態ではない」と感じました。そこで『轉法輪』と師父の各地の講法を学び始めました。学法中、できるだけ考えを集中させ、雑念や妨害を排除し、心に入らなければもう一度読み返しました。数日後には自分で座れるようになり、第五功法を試してみました。半月後には立って修煉することができるようになり、体も日に日に良くなっていきました。

 師父が私を死の淵から救い出してくださり、私の大きな罪業を肩代わりしてくださったことに、私は深く感謝いたします。師恩に報いることは難しいですが、私は決して師父の期待を裏切らず、しっかりと修煉していく決意をしました。

 衆生が真相を知ったことに喜び安堵する

 数年前、私はある肉屋の若者に真相を伝え、三退をさせました。彼はとても喜びました。毎年、私は彼にカレンダーや資料を送っていましたが、彼は本当に恩恵を受けていました。ここ数年、彼の商売は非常に繁盛しており、他の人が一日一頭の豚を売っている中で、彼は一日に二頭、時には三頭の豚を売っています。彼の肉屋の前にはいつも人が集まっていて、人々は彼の肉を争って買っています。彼が売っている肉はすべて良質で、量も正確で人を騙さず、態度も良いのです。昨年、私は彼にカレンダーを贈るのを忘れてしまいましたが、今年、彼の店に行くと、彼の奥さんが「今年はカレンダーを持ってきてくれましたね。昨年はどうしてくれなかったのですか?」と問いかけました。私は「忙しくて忘れてしまったのです。ごめんなさい」と答えました。

 ある日、道路の脇に停まっている車を見かけました。車の窓が開いていて、中に2人が座っていました。私は近づいて真相を伝え、護身符、真相小冊子、真相USBを渡しました。すると、中の1人が「ありがとう。法輪功は本当に素晴らしいですね。私は台湾で法輪功を修煉している人々をたくさん見ましたが、誰も干渉しません。こんな状況下で法輪功を伝えているなんて、本当にすごいです。気をつけてください」と言いました。私は「ご心配ありがとうございます。私たちの師父が真相を伝えてあなたたちを救うように教えてくださっているのです。大法の師父に感謝してください」と答えました。彼はすぐに「大法の師父、ありがとうございます」と言いました。

 大法を中傷する展示板を除去する

 ある日の午前中、私はあるコミュニティで縁のある人に真相を伝えるために歩いていました。すると、大通りの宣伝ボードに、大法と師父を中傷する写真が貼られているのを見つけました。私はとても悲しくなり、「こんなものが世の人々を毒することは許せない」と思い、剥がそうと思いましたが、周りを見回すと行き交う人々が絶えず、手を出せませんでした。家に戻ってから、同修にこのことを話し、手伝ってもらおうとしましたが、彼女はその時何も言いませんでした。私は少し怖くなり、心が乱れました。その時、師父の法「念を正にすれば 悪は直に崩れる」(『洪吟二』「恐れ無し」)が頭に浮かびました。最終的に、私は自分でやることを決めました。

 いつ行くのがいいか考えました。私の家からその場所までは遠く、バスに乗る必要があります。夜にはバスがないため行けません。思案の末、やはり昼間が良いと考えました。人々が昼休みを取っている時間帯は、通行人が少ないからです。翌朝、煉功を終えた後、師父に香を供え、加持をお願いし、長時間正念を発し、その後、旅行袋を持って出発しました。

 そこに着くと、通行人はほとんどなく、一台の大型トラックがちょうど展示板の前の通路に停まっていて、展示板を隠していました。私はとても嬉しく、師父の巧妙な按排に感謝しました。すぐに展示板に駆け寄り、写真を力強く剥がして袋に入れ、その場を離れました。全ての行動は素早く、効率的に行うことが出来ました。

 家に帰ってから、邪悪が再びコミュニティの人々を操って大法を中傷する写真を貼るのを防ぐため、1週間続けて毎日正念を発し、邪悪を取り除くことを続けました。それ以来、今までその場所で大法を中傷する写真は見つかりませんでした。

 この二十数年の修煉の過程を振り返ると、多くの試練を経験し、困難な道を歩んできましたが、無限の幸福と誇りを感じます。なぜなら、私は大法によって生かされた命だからです。私は心の底から、師父が私を死の淵から救い出し、私の大きな罪業を肩代わりしてくださったことに感謝しています。迷っている時には慈悲深く目覚めさせてくださり、危険に遭遇した時には守ってくださる師恩の偉大さに報いることはできません。弟子は最後の道をしっかりと歩み、さまざまな人心を修め去り、三つのことをよく行い、圓満になり、師父と共に帰ります。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/7/24/479458.html)
 
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