修煉の角度から 神韻や飛天学校を離れた人たちの不満を見る
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文/フランス西洋人の大法弟子

 【明慧日本2024年8月15日】最近、中国語の動画において、元飛天学校の学生や神韻の俳優が不満を表明しており、インターネット上に出回っていると聞きました。その動画では、多くの個人的な感情や思い、物事への誤解などにより、法に沿わない、ふさわしくない言動が映っています。 

 これを聞いて、私ともう一人の同修は非常にショックを受けました。このような情報は信じがたく、疑念を抱かせます。もし、これが本当であればどうなるのでしょうか? どれほど深刻なのでしょうか? 以下は、動揺した後に、私たちが最初に抱いたいくつかの疑問です。

 最初の反応は、真実を明らかにし、これらの発言の真偽を区別することです。これは、私が大法をしっかりと信じているかどうかの試練であると理解しています。この問題について他の同修と交流した結果、この「真偽を区別する」という考えも常人の考えであり、必要ではないと悟りました。その理由を説明します。

 この件について、どう見れば良いのでしょうか? まず私は、法に対する信念を失い、修煉を断念した元学生と俳優たちに同情します。これが彼らの内心的な感情であることは否定できませんが、このような経験をしたことを残念に思います。しかし、私は彼らの意見を盲目的に信じたり、それに従ったり、常人の考えや方法で問題を見たり、意見を述べたりするつもりはありません。なぜなら、大法はトラブルの中で自分を高め、自分の心性を向上させるように教えているのであって、トラブルの現れから偏見や排斥を形成することを教えているのではないからです。

 師父は昨年、『大法修煉は厳粛である』という経文の中で、対応するこれらの人心について次のように明確に指摘されました。「問題を起こしている人は魔にコントロールされており、本人には分からないため、もちろん口では認めていません。問題なのは、本当に執着をもっている一部の人、不満を抱いている人がそのような人に居場所を与え、同調したり、受け入れたり、話を聞いたり見たりしており、大法と修煉の厳粛さを完全に置き去りにしていることです。大法は天法であり、誰も乱すことはできません! 乱されたのは人心です! このような人はまさに旧勢力が淘汰しようとしている人です。長期にわたって法に則っていない人は特に注意すべきです。執着心、怨恨の心を抱いている人、間違いを起こし大法の人を救うプロジェクトを辞めさせられた人、不満を抱いている人は最も同調しやすいのです。一緒になって不満を吐き出す時の人心は余すところなく曝け出されています。自分の不満の心は正しいのか、修煉者としてあるべき心なのか、法に則っているかどうか、などこのような人は一度も法をもって自分を量っていません」

 『轉法輪』の第九講には「われわれは、トラブルに直面した時、一歩引き下がれば世界が広々と開けると言っています。間違いなく違った世界が現われるのです」と説かれています。

 ここからは善意を持って、自分の理解を共有したいと思います。

 第一に、それぞれの大法弟子は悟性が違います。非常に高いものから、一般的に高いもの、それから低いもの、あるいは非常に低いものまであり、ちょうどピラミッドのように、中心にいる者は非常に高いところまで修煉できますが、周辺にいる者は低次元で留まることしかできず、ひいては正果を得ることができません。悟りの高い者は最悪の状況から抜け出し、大きな苦しみに耐えることができ、師と法を信じる心はまったく影響を受けません。悟りの低い者は常人の心で大法を測り、自分の観念に合わないことに遭遇すると、反対の方向に進み、修煉をやめてしまいます。

 私がこの話を聞く少し前に、フランス語の明慧ネットにミラレパの修煉物語の新しい記事を読みました。これは佛家修行者ミラレパを通じて、追体験する機会を皆さんに提供するためであると、私は理解しています。ミラレパは師父に与えられた最も厳しい試練に耐えました。個人的な理解では、ミラレパが耐えたいわゆる「不公平」と「虐待」は、これらの元学生や元俳優たちが語った経験とよく似ています。善の立場から言えば、私は彼らに、これらの問題について修煉する機会を逃しているのではないかと、伝えたいと思います。彼らは修煉者のように、トラブルの中で正念を持ち続け、自らを修煉し、自らを向上させるのではなく、常人のやり方を採用しているように感じています。

 第二に、人を救うプロジェクトの中で、その仕事を行っているのは神ではなく、人間であると理解しています。人間の欠点はそこに反映され、誰もが魔難の真っただ中で修煉を成就できるようになります。だからこそトラブルが生じるのです。魔難が大きければ大きいほど、修煉者の根基は高くなり、より高い次元まで修煉できると言えます。おそらくこれらの人たちが到達すべきレベルは、非常に高いのですが、現世での悟性が低いため、彼らが戻るのを妨げていると思います。

 もう一つ、私たちに魔難をもたらすのは常人だけであり、大法弟子の間にはトラブルがないと考えているかもしれません。これは間違いです。相生相克の原則に基づいて、私たちの修煉者の間に魔難がないと常に考えているなら、旧勢力は大法のプロジェクトにおいて間違いなく私たちに多くの不適切な仮相を作り出します。これらの人たちが、中国で迫害される環境を離れた後に、飛天学校や神韻に入ったときは無意識のうちに「静かな環境」を求めたかどうかはわかりませんが、こういうことに執着していれば、この執着に対応する試練があるはずです。

 ネットで拡散している動画を見て、飛天学校の学生と神韻ダンサーのほとんどは神韻に参加できたことを喜び、とても満足しています。それはこの人たちが修煉の試練を正しく理解し、正念を持って困難を乗り越えてきたからだと思います。

 今回の事件では、その人たちの言説の内容が本当か嘘かを判断することは、実は重要なことではないし、私たちがすべきことでもありません。 いずれにせよ、彼らの発言は大法を誹謗するものであり、私たちはそもそも彼らにエネルギーを与えるべきではありません。

 個人的には、彼らが大法から離れた後、旧勢力がこの問題を操作し始めたので、現在のような事態に発展したのだと思います。下心のある一部の人々は、大法に不利な証言を探しており、中国共産党のプロパガンダに惑わされ、大法を批判してきた多くの人々は、彼らの発言に非常に注目しています。彼らは自我への執着を捨てられないからこそ、自分の話を聞いてくれるという満足感を得たのです。

 私は、これらの人たちが新たな平和とバランスの取れた考え方を見つけ、無知なまま衆生を壊滅することに参加しないことを期待しています。さもなければ、これはまさに旧勢力が望んでいることです。旧勢力は君たちを壊滅しようとしており、人間の中で一時的な名、利、情を満足させることが目的ではありません。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/7/28/480214.html)
 
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