修煉で観念を打破し、人を救い、正念で関門を突破する 
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文/中国の大法弟子  

 【明慧日本2024年8月22日】ある日、商店が立ち並ぶ市場に行き、法輪功迫害に関する真実(以下、真相)を伝えようと、一軒一軒訪ねながら資料を配っていたのです。そろそろ配り終える頃、突然ある店から人が飛び出してきて、私を指差しながら、「法輪功の者だ! 捕まえろ!」と大声で叫びました。数人が私に向かって走ってきました。私は心の中で正念を発しながら、すぐに身を翻して隣の路地に入りました。後ろからは騒々しい声が聞こえましたが、路地は静まり返り、誰もいませんでした。そのまま静かな路地をいくつか通り抜け、市場を抜けて出口に着きました。振り返ると、さっきまで人がいなかった市場に突然人が押し寄せたかのような、にぎやかな人混みが眼の前に広がっていました。この時、師父の慈悲深い加護のおかげで、私は別の空間を通って、無事に逃げ出せたことを悟りました。

 私は今年81歳で、1994年5月に法輪大法の修煉を始めると、あっという間に30年が経ちました。師父の慈悲深い保護のおかげで、ここまで歩んできました。以下は、修煉過程におけるいくつかの体験談を皆さんと共有したいと思います。不適切な点がありましたら、同修の皆様の慈悲深いご指摘をお願いします。

 観念を打破し、正念で関門を突破する

 私は病業の関を経験しましたが、その期間は非常に長期間にわたるものでした。

 ある朝、左足の太もも部分に突然、違和感を覚えました。熱く、痛く、かゆくなりました。最初は気にしませんでしたが、午後には痛みがひどくなり、立っても座ってもいられず、寝るのも苦痛でした。夜になると、足に新たな症状が現れ、大豆ほどの大きさの水泡ができ、針で刺されたような痛みとちくちくしたかゆみ、ひりひりした熱さが伴い、骨髄を切り裂くような痛みがありました。

 私はこれが旧勢力の妨害だと認識しました。すぐに娘と一緒に正念を発したところ、痛みは少し和らいだものの、依然として眠れないほどの痛みに翌朝の煉功時間まで耐え、何とか起き上がりました。煉功中、痛みは続いていたものの、少し和らいだ感じがしました。それからの数日間、常人の帯状疱疹に見られるような偽りの病業の症状が現れ、左足の裏から左臀部まで広がりました。痛みと熱が続き、黄色い液体が流れ、その液体が触れた場所には、また新しい発疹ができるため、三日三晩眠れませんでした。

 それでも私はそれを認めず、朝の煉功を続け、真相を伝えるために外出しました。また、内に向かって探し続けましたが、根本的な問題を見つけられないまま、偽りの病業現象は、しばらくの間私と一進一退の戦いを続けました。外に出て真相を伝える際には、立っていることしかできず、座ることはできませんでした。痛みがひどいときは、ゆっくり歩きながら「大覚は苦を畏れず 意志は金剛より鋳られる 生死に執着無く 坦坦たり正法の路」(『洪吟二』「正念正行」)を暗誦しました。痛みが限界に達した時でも、「私の生命は大法によって創られ、大法の一粒子であり、真・善・忍で構成され、金剛の如く揺るがない体である、偽りの病業現象には惑わされない」と考えました。こうして、私は歩きながら 真相を伝え、他の人には私の異常は分かりませんでした。ただ、歩くのが遅く、時間はかかりましたが、救われた人々を見て、私は心から喜び、さらに痛みや苦しみを忘れることができました。

 このようにして、偽りの病業現象は約5カ月続き、その間痛みは私からずっと離れず、あまりのつらさに意気消沈することもありましたが、師父がもっと多くのことを私のために背負ってくださっているのを感じました。というのも、もう一方の足に異常が現れ始めた時、表面的な体の疱疹は、突然黄色い液体を流さなくなり、広がりも止まったからです。黄色い液体が別の空間で流れ、体内の毒素を排出していることを感じました。

 偽りの病業現象が改善してから数日後、朝の煉功の際、再び異変をその後感じました。右足が短くなったかのように感じ、立っていても座っていても、体全体が右に傾いていました。その時、私は動揺せず、恐れず、すぐに正念をもって自分に言い聞かせました。「私は神である! 誰も私を妨げることはできない。旧勢力のどんな按排も絶対に認めない!」と煉功を始めました。第三式の功法で手を上げようとすると、手が上がらなかったので、あきらめずに力を入れて手を上げることにしました。その瞬間、突然、ある力が私の手を持ち上げてくれました。それは師父が私を助け、励ましてくださっているのだと知りました。

 それから数カ月間、発疹の痛みに耐えている間に背中に大きな腫れ物ができました。それは移動できるものでした。それが移動すると体が左右に傾き、苦しみに耐える中、もう極限に達していると感じました。体が見る見るうちにやせ細ってきたからです。

 この時、さまざまな人間の考えも出てきました。この試練は延々と続き、これほど長期間苦しく、師父が私を放っておかれているのではないか、と疑うこともありました。しかし、すぐにその考えを否定しました。これは師父と法を信じていない表れです! 法を大量に学び、同修の娘との交流を通じて、私たちは旧勢力の按排を完全に否定し、観念から行動までを徹底的に否定し、この消極的な耐え忍ぶ状態を変えることにしました。

 (1)まず、偽りの病業現象と帯状疱疹との関連を打破することから始めました。疱疹は水に触れてはいけないとされています。私はそれを認めず、風呂に入りました(それまでは乾拭きをしていました)。すると、入浴中に硬い殻のようなものがたくさん洗い流され、すぐに軽く感じました。悟りが正しかったと感じました。症状に従ってあれこれ避けることは、心の中でそれを意識的に、あるいは無意識的に認めていたのです。

 (2)次に、それらが私にもたらす痛みを感じることや行動を制限することをやめ、やるべきことをそのまま続けました。師父も「経、其の心を修し 功、其の身を煉す」(『洪吟』「同化」)と私に悟らせてくださいましたので、煉功の時間を延ばし、1回の正念を1時間に増やしました。そして、毎日真相を伝えることを続け、学法に力を入れました。最後に、自分自身を完全に師父に委ねました。生死も含めて師父にお任せし、師父と法を100%信じるようになり、ネガティブな思考が浮かんできたら、すぐに否定するようにしました!

 師父の慈悲深いご加持に感謝します。半年以上もかかりましたが、この修煉の試練を無事に乗り越えることができました。時間はかかったものの、私は、悟りました。大量の学法と煉功と、無条件に師父と法を信じることが基本だということです。しかし、無条件に師父と法を信じるということは、ただ口先で言うだけではありません。本当に実践する時には、すべての人間の考えを捨て、すべてのネガティブな思考を克服してこそ、虚像を破り、正念を固めることができるのです。

 真相を伝えて人々を救い、正念で試練を乗り越える

 2000年、私は外に出て対面で真相を伝え始めました。2009年には同修と協力して、多くの人々に真相を伝えました。毎朝、夜明けと共に、大量の資料を背負っては同修と周辺の村々を回り、家々を訪ねては真相資料を配布しました。厳冬や酷暑に関係なく、毎日大通りや路地を駆け巡り、真相を伝えながら、人々を救い続けました。途中の風景には目もくれず、日々、同じことを繰り返していました。大規模な疫病が蔓延している時期でも、一度も活動を止めることはありませんでした。以下は、私が真相を伝えている際に体験した僅かな出来事です。

 (1)4日後、再び外出して真相を伝えることができました。

 ある日、私たちは大規模な工事現場に行き、法輪功迫害の真実の資料を配りました。出稼ぎ労働者たちは私たちを見ると、「法輪功が来たぞ!」と言いました。私たちは、「お疲れ様です。皆さんに平安と幸運、そして福をお届けに来ました!」と言い、同修それぞれが彼らに真相を伝え、法輪功の資料を配り、お守りを渡しました。多くの人々が受け入れ、三退をしました。ある労働者はお守りを身につけ、「神仏に守られるようになった!」と喜んでいました。

 午前11時頃、すべての資料とお守りを配り終え、三退のリストをまとめたところ、90人以上が(中国共産党から)退党していました。私たちは嬉々として帰途に着きました。

 工事現場には深い溝がありました。それを避けて通ると遠回りになります。前を歩いていた2人の同修が跳び越えたのを見て、私も考えずに跳びました。しかし、私は跳び越えられず、顔を下にして溝に落ちてしまいました。その時、頭が真っ白になりました。同修らは驚いていました。気がつけば、同修らが私を溝から引き上げていました。私は「大丈夫です、家に帰りましょう」と言い、しばらく歩いた後、ようやく意識が戻り、痛みや不快感が襲ってきました。何とか家までたどり着き、倒れるようにして眠りにつきました。

 午後、目が覚めて学法しようと鏡を見ると、顔がひどく腫れ、唇が腫れて口が開かないほどでした。鼻も痛かったです。私はそれを気にせず、いつも通りに法を学び、法輪功に関する資料を作りました。

 夜に正念を発している時、私は自分自身を振り返り、なぜ倒れたのかを考えました。倒れたのは無意味なことではないはずです。内に向かって探すと、最近三退した人数が多く、私は歓喜心や見せびらかしたいと思う顕示欲、天の功績を貪る心を持っていたことに気づきました。それらの心を見つけた後、私は長時間の正念を発し、それらを取り除くことにしました。

 翌朝、起きて鏡を見ると、顔全体が浅紫色に腫れ、目が腫れて細い線のようにしか開かなかったです。鼻は骨折していたようでしたし、唇は2本の「赤いソーセージ」のように腫れていました。本当に見るに堪えない姿でした! その時、娘が帰宅し、私の姿を見て驚き、薬を塗るように言いました。私は「大丈夫、私は師父に見守られているから、すぐに良くなるわ!」と言いました。家で学法と煉功、正念を発し続けました。

 3日目になると、腫れは引きましたが、顔はまだ紫色でした。私は師父に「この顔ではどうやって真相を伝えるのでしょう? どうか師父、この紫色を取り除いてください!」とお願いし、顔を洗い始めました。ガーゼで顔を軽く撫でると、紫色が粉のようにポロポロと剥がれ落ちていきました! 鼻に傷跡が残っているだけで、外に出ても人と会うのに問題はありませんでした。

 4日目、私は再び外に出て、真相を伝えることができました。同修らは私を見て驚きました。医師である同修は、「あんなふうに転んだら、普通の人なら3カ月は治らないでしょう」と言いました。

 (2)年配の男性:「こんな危険な時でも人々を救っている、あなたたちは本当に素晴らしい人です!」

 最近、私を特に感動させた出来事がありました。数日前、真相を伝える途中で、向かいから自転車に乗った年配の男性が突然、私の前で止まり、親指を立てて「法輪功は本当に素晴らしい! あなたはこんなに高齢になってもまだこの事を続けているのか。命の危険を冒してまで人々を救い続けているなんて、本当に立派だ!」と興奮して言いました。

 私が彼を覚えていない様子を見て、その理由を話してくれました。20年前、私が彼に真相を伝え、お守りと迫害の資料を渡し、彼に三退を勧めたということでした。彼は感激しながら、「黒髪が白髪に変わり、これほど時間が経っても、あなたたちはまだ続けているんですね。本当に素晴らしい! こんな危険な時でも人々を救っている、あなたたちは本当に素晴らしい人です!」と言いました。覚醒した世人(せじん。世間の人)を見て、私は目頭が熱くなり、すべての努力が報われたと感じました。

 中共ウイルス(COVID-19)の蔓延中、最も多く命を失ったのは高齢者でした。しかし、三退した多くの高齢者は、この大きな感染の波を無事、乗り越えることができました。家族や親戚、近所の人々がみんな感染したのに、彼らは感染せず、家族からも感染はしませんでした。彼らはお守りを持ち続け、「法輪大法は素晴らしい」と毎日唱えたおかげで、最も過酷な淘汰の中で神仏に守られ、大法の奇跡を目の当たりにしました。彼らは私の手を握り、「ありがとう」と言いました。私は「これらはすべて師父の慈悲深い庇護のおかげです。私たちの師父に感謝してください!」と答えました。

 私たちのこの少しの努力は、師父が衆生のために耐えてくださっていることに比べれば、本当に取るに足らないものです。私たちが行っていることすべては、師父の洪大な慈悲が人間界での現れです。私たちはただ心の底から、師父が私たちに与えてくださった神聖な使命に感謝し、師父の慈悲深い救い済度に感謝するばかりです!

 法を暗誦し続けること

 師父は、大法弟子に法を多く学ぶこと、しっかりと法を学ぶこと、法を師とすることを繰り返し強調されています。古い弟子たちは、風雨を伴ったこの道のりを歩んできて、法を学ぶことの重要性を十分に理解しています。

 私は2005年から法の暗誦を始めました。最初は非常に非常に遅い進み具合でしたが、続けていくうちに、反復して暗誦することで印象も徐々に深まり、深い法理も段々と現れてきました。何年にもわたって法を暗誦し続けることで、現在では毎日1講を暗誦できるようになっています。

 法を暗誦する過程で、絶えず人心を取り除き、執着を放棄し続け、自分の心の容量を拡大し、本当に内に向かって探すことを学びました。また、真偽を見分ける能力も向上しました。大きな問題に直面するたびに、対応する法理が頭の中に閃き、正しく対応することができました。

 法を暗誦して心に入ると、書籍の中に各層の佛、道、神の姿が見え、各ページには師父の大法身が脚を組んで座っている姿が現れます。法に溶け込んだ感覚は、なんと奥深く、慈悲に満ち、穏やかであることでしょう!

 
(中国語: https://www.minghui.org/mh/articles/2024/8/15/480484.html)
 
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