【明慧日本2024年9月6日】(遼寧省=明慧記者)大連市の李芬さん(以下、李さん)の家族は7月1日、李さんが甘井子区裁判所から懲役3年6カ月の実刑判決と罰金3万元(約60万円)の不当判決を宣告されたことを知らされた。李さんは一審判決を不服とし、「真・善・忍」という普遍的価値を人々に広めたことに罪はないとして控訴した。
4月25日、李さんは甘井子区裁判所によって裁かれた。裁判側の対応はずさんで、わずか10分しか裁判を行わず、判決を下すこともなく、突如終了した。一審の検事は甘井子区検察庁の唐銘検事で、裁判長は甘井子区裁判所の高陽裁判官である。
李さんは1967年7月16日生まれ、大連市甘井子区乾峰海景花園に在住。1997年3月、李さんは法輪功を修煉し始め、人生の本当の意味と意義を理解し、日常生活のなかで、「真・善・忍」という教えに従って自らを律し、良い人になり道徳を向上させた。以前は神経性の頭痛にかかっていたが、修煉した後、自分でも気づかないうちに症状が消えてしまったという。
2023年4月18日午後7時ごろ、大連市甘井子区鑽石湾派出所の警官は、李さんの隣人に強要し、李さんの自宅のドアを開けさせようとした。最初、李さんを尋問するためにドアの前に立ったのは私服警官2人だけで、残りはエレベーターに隠れた。捜索令状を受け取ると、7、8人が李さんの自宅に押し入り、警察の制服を着た者もいた。
李さんは鑽石湾派出所で2日間拘束された後、大連第二留置場に送られ、15日間行政拘留された。その後、李さんは帰宅した。
2023年11月15日の朝、鑽石湾派出所の王副所長は、李さんに電話で、身分証明書とプリンターやパソコンなどの物品を受け取りに派出所へ行くように要求し、本人が署名に行かなければならないと言い、行かなければ家宅捜索すると脅した。
その後、李さんは夫と娘を伴って鑽石湾派出所に行き、警官は李さんの夫と娘を派出所のロビーで待たせ、李さんを派出所の中に入れた。約20分後の午前11時30分頃、二人の警察官が李芬を人質にして出てきて、李さんを提訴するために甘井子公安局に引き渡すと言った。
健康診断の結果、李さんは血圧が最高で220以上、最低血圧が90に達したことがわかった。拘束してはならない状態だったが、警官は李さんを大連市留置場に強制的に勾留した。李さんの体調が悪かったため、留置場は彼女を観察室に監禁した。李さんの家族は、李さんの健康に不安と心配を抱いており、中国共産党の法曹機関とその関係者の卑劣なやり方をさらに恐れている。