【明慧日本2024年9月11日】山東省煙台市牟平区の法輪功学習者・楊美慈さん(78歳女性)は、8月中旬、山東女子刑務所に送り込まれた。楊さんと同区の法輪功学習者・尹明花さん(62歳女性)も、煙台市福山留置場に7カ月以上拘禁され、懲役3年6カ月の実刑判決を受けた。現在、尹さんも山東女子刑務所に拘禁されている。
一、煙台市牟平区の楊美慈さんは刑務所に拘禁される
楊さんは牟平区大窯鎮の劉家口村に在住。牟平区公安分局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)と牟平区検察庁が「罪名」を捏造したため、2021年1月4日、楊さんに対し、牟平区裁判所は懲役3年と1万5000元の罰金の判決を下した。2012年9月、2015年7月、2018年9月の3回(1回目は10日間、2回、3回目は15日間)楊さんは法輪功を学んでいるだけで、行政拘留をされたという理由だった。楊さんは、いわゆる何度忠告されても聞かず行動を改めることを拒否し、法輪功の修煉を続け、「再犯者だ」とされた。
今年7月末、村の書記と保安責任者は突然、楊さんの自宅を訪れ、楊さんに病院で身体検査を受けるよう強要した。そして、8月中旬、楊さんは山東女子刑務所に送られ拘禁された。
楊さんが受けた迫害事実の詳細は明慧ネットを参照にして欲しい。
二、煙台市牟平区の尹明花さんは3年の判決を受けて刑務所に拘禁される
牟平区大窯鎮の山北頭村に住む尹さんは、1998年から法輪功を学び始めた。1999年、中国共産党当局が法輪功への残酷な弾圧を開始したため、法輪功を学んだばかりの尹さんは当局からの迫害を恐れ、法輪功を止めた。2022年、尹さんは再び、法輪功を学び始め、優しい人になった。今年1月21日夕方、尹さんは自宅から押し入った牟平区蛤堆後派出所の警官に連行された。警官らは尹さんの自宅を家宅捜索し、法輪功関連書籍や品物を押収した。その後、尹さんは煙台市福山留置場に送られ拘禁された。
今年4月12日、法輪功学習者・王均恒さんと王華偉さんは、尹さんの2人の娘を伴い、蛤堆後派出所に行き、尹さんの解放求めたが、警官は尹さんの解放を拒否しただけでなく、王均恒さんと尹さんの長女を連行し、それぞれ牟平区留置場と煙台市福山留置場に送った。2人は37日間拘留された後、一年間の「保釈」で、解放された。その後、尹さんの長女は勤め先に不当に解雇された。王華偉さんと尹さんの次女も連行され、次女は15日間拘留所で拘留され、王華偉さんは健康上の理由で帰宅した。
6月13日午前9時、牟平区裁判所で尹さんに対する裁判を行ったが、裁判は1時間足らずで終わった。法廷の外では大勢の警官が銃を持って警備し、家族の傍聴も許さなかった。尹さんの甥が裁判を傍聴しようと法廷に入ろうとしたが、追い出された。留置場で5カ月以上拘禁された尹さんは、痩せていて、髪の毛が白くなった。しかし、尹さんは堂々とし、法輪功を信じ続けた。
8月末、尹さんの家族は、牟平区裁判所から判決状を受け取った。尹さんは3年6カ月、罰金1万5000元の判決を言い渡された。
判決状には、尹さんの家から法輪功関連書籍51冊、法輪功の資料181部、小冊子96冊、ノート7冊、DVD75枚、ラジオ、ステッカーなどを押収したと書かれている。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)