私の息子は飛天と神韻で健やかに成長しています(一)
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 文/北米の大法弟子

 【明慧日本2024年9月18日】今年の8月15日にアメリカメデアの大手「ニューヨーク・タイムズ」がいくつかの記事を掲載しました。筆者は神韻を離れた数人の人物の偏ったコメントを悪用し、彼らの恨みや個人的なわだかまりをもとに神韻を攻撃しました。私はこれらの歪曲された内容に深く心を痛め、現在神韻に所属している私の息子に関する実際の話を共有したいと思います。

 中国で中国共産党に迫害された家族

 私の家族は三代にわたって法輪大法を修煉しており、中国で中国共産党(以下、中共)による迫害を受けてきました。そのうちの一人は命を落としました。法輪大法を修煉していなかった家族でさえも、嫌がらせや監視にさらされました。

 私の息子も例外ではありませんでした。警官が我が家に押し入り、私たちを拘束するために連行した時、4歳の息子も一緒に連れて行かれました。それは早朝で、息子はまだ眠っていました。大勢の警察官が突然押し入り、息子は驚いて目を覚まし、泣き始めました。私たちが警官に引きずられていく中、私が振り返って息子を見ると、凶悪な警察官たちの中で、あまりにも小さくて怯えている姿が目に入りました。

 その後、法輪大法に関連する記念日が来るたびに、警察や610弁公室の職員がアパートの外で私たちを監視していました。幼い息子は、学校に行く時も帰る時も、これらの人々の前を通る際にはいつも頭を下げていました。そのような抑圧的な環境で、息子は次第に非常に静かで内向的になっていきました。後に息子は毎回建物の入口に来るたびに、私たちが警察に連れて行かれていないかどうか心配だった、と私に打ち明けました。

 息子が飛天芸術学院に入学しました

 当時、法輪大法の修煉者たちは神韻公演のDVDを中国で人々に配布していました。そして私の息子もその美しい公演を見ることができました。そして、いつか神韻に参加したいと強く願うようになりました。私たちは息子に柔軟性を高めるために基本的なダンスの訓練を受けるよう勧めました。飛天芸術学院に合格すれば、将来的に神韻に参加するチャンスがある、神韻は神が授けた伝統的な中国文化を伝えるだけでなく、中共の法輪大法修煉者に対する迫害を明らかにすることができると教えました。

 息子は昼間は学校に通い、夜にはダンスのトレーニングを受けていました。激しいストレッチのため、股の部分がよく紫色になることもありましたが、痛みを訴えることなく耐え抜きました。息子は飛天学院に行きたいという強い願望を持っていて、行けないのではないかと泣いたこともありました。彼はとても決意が固く、一生懸命練習しました。その願いはついに叶い、飛天学院に合格しました。その後、私たち家族もアメリカに移住し、中共の迫害から解放されました。

 息子が最初にアメリカに来た時、彼は英語を話せず、まったく新しい学習環境に適応するのは非常に大変でした。しかし、飛天の先生や生徒たちはとても親切で、彼らの助けを借りて、息子はすぐに慣れ、学業やダンスの訓練で次々と困難を克服していきました。息子はとても幸せで、飛天と神韻について話す時にはいつも「そこが僕の家だ」と言っていました。

 飛天での息子の進歩は速く、間もなく研修中のダンサーとして神韻巡回公演に参加できるようになりました。それはとても貴重な機会であり、息子はその機会を非常に大切にしていました。また、巡回公演中の多くの体験を私たちと共有してくれました。

 神韻巡回公演での体験

 最初のツアーから帰国した息子は、とても興奮した様子で自分の体験を話してくれました。「幕が上がったとき、たくさんの人の顔を見て少し緊張しました。飛天学院の劇場でリハーサルをしたときも満席だったけれど、劇場でたくさんの観客を見るのとはまったく違っていました。舞台でパフォーマンスしているうちに、私はすぐに落ち着きました。多くの観客からの盛大な拍手に、本当に感動し、大いに励まされました」

 別の年のツアーでは、リードダンサーの一人が公演の途中で負傷し、降板せざるを得なくなりました。次のダンスのために、すぐにフォーメーションを組み直さなければなりませんでした。カンパニーのマネージャーと先生は、彼らが舞台に上がる前に何をすべきかを手短に伝える時間しかありませんでした。舞台に駆け上がるとき、ひとりのダンサーが息子に何か言いましたが、オーケストラの大音響のため、息子にはよく聞こえなかったです。

 彼らは踊り始め、フォーメーションはあるパターンから次のパターンへと素早く変化しました。息子は、ある配列で、負傷したダンサーの場所が空いていることに気づきました。その列の後ろにいた息子は、リードダンサーの場所に入るべきか、それともその場に留まるべきか迷っていました。「その瞬間は少しパニックになっていましたが、それでも正しい判断ができるほど冷静で、ダンスはとてもうまくいきました」と息子は語りました。

 飛天学院でのトレーニングと神韻のプラクティカム・プログラムでの豊富な舞台経験が、若いダンサーたちに、プロのダンサーとしてより早く成長するためのユニークで素晴らしい機会を提供していることを聞き、大変嬉しく思っていました。

 観客からの好意的なフィードバック

 息子は、観客がいかに神韻を深く愛しているかという感動的な話もしてくれました。一度公演が終わった後、ある夫婦と6歳くらいの息子がステージの近くに立っていて、公演をとても楽しんだと言い、その息子は神韻のダンサーに会いたがっていました。

 私の息子が歩み寄ると、小さな男の子はすぐに彼に気づき、彼が踊りで演じた特定の役を言い出しました。その子は舞台裏で神韻のダンサーに会って大喜びし、その両親も感動して息子にお礼を言い続けました。

 息子もその話をする時、「すごいね! 神韻のダンサーのほとんどは中国人だし、西洋人には私たちの容姿の違いなんてわからない。あの子は、どうして私たちの誰がどの役を演じているのか見分けられたの? 信じられない!」と言いました。私たちもこの話にとても感動し、世界中の観客の神韻に対する深い愛と、神韻が観客に残したポジティブなエネルギーと幸福感を感じました。

 また一度、息子とクラスメートが劇場近くのスーパーマーケットにふらりと行った時のことです。数人のアジア人らしき若者(観光客かもしれない)が近寄ってきて、「姿勢がとてもまっすぐでハンサムだね。何をされているんですか?」と聞いてきました。息子と同級生たちは、自分たちが神韻のメンバーであること、そしてその日の夜に近くの劇場で公演することを告げました。「すごい! 神韻のことは前から聞いていたよ。あなたたちはとても特別に見えるわ!」と言いました。また必ず見に行く、神韻を見ることができてとてもラッキーだと言いました。

 また一度、アメリカでほかの都市で公演するために飛行機に乗った時のことです。飛行機が離陸する直前、機長は拡声器でこう告げました。「今日、私たちのフライトには神韻の出演者が搭乗し、私たちと一緒に旅をします。彼らを温かく歓迎しましょう!」 途端、乗客全員が興奮気味に拍手を送りました。私は息子にその時の感想を聞きました。「乗客全員が手を叩き、満面の笑みで私たちを見ていました。とても誇りに思ったし、とても感動しました」

 息子はまた、芸術団全員が記念品として劇場に保管されるポスターにサインを求められることもあり、全員がとても光栄に感じたと話しました。

 公演の合間には、時間があればダンスの先生もレッスンをしてくれます。一度、神韻のダンサーたちがトレーニングクラスを受けていると聞いた他の芸術団メンバーが、急いで見に来ました。彼らは神韻の卓越したテクニックに感動し、絶賛の声を上げ続けました。「彼らの賛辞を聞いて、私たちはさらに稽古に励みました」と息子は誇らしげに言いました。

 (続く)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/8/27/481227.html)
 
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