私の息子は飛天と神韻で健やかに成長しています(二)
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文/北米の大法弟子

 【明慧ネット2024年9月20日】(前文に続く)

 共産党の邪悪さについて深く理解している著名な学者が神韻を観た後、「本当に楽しんだ」と言い、記念に出演者のサインを求めました。「私たちは全員サインをしてあげました。その学者はとても喜んでいました」と息子は言いました。

 神韻の出演者のほとんどは法輪大法の修煉者です。研修中のダンサーの中にはかなり若い者もいますが、彼らは皆、中国共産党(以下中共)による迫害を生活や公演の中で明らかにすることの重要性を理解しており、中国の学習者を支援し、一刻も早く迫害を終わらせることを望んでいます。

 飛天学院と神韻芸術団の生徒たちが、若いうちから中共の邪悪さを明らかにし、中国5000年の文明の真の神伝文化と価値を広め、共産主義以前の中国の姿を人々に伝えることに参加できることを、親としてとても嬉しく思います。彼らがしていることは、とても意義深く重要なことなのです。

 西洋美術では、ミケランジェロの(ヴァチカンの)システィーナ礼拝堂の天井に描いたフレスコ画「アダムの創造」や、その後のフレスコ画「最後の審判」がルネサンス時代の頂点とされていますが、ミケランジェロの作品が今日まで有名であるのは、その背後に神が人間を創造し、神の掟に従わなければ人間は破滅に直面するという精神性があるからです。このような芸術はまた、究極の疑問について考えるきっかけにもなります。人類はどこから来て、どこに行き着くのでしょうか?

 神韻の公演は、そのような問いに対する明確な答えを提示してきました。オープニングでは、無数の神々や仏陀が創造主とともに宇宙から人間界に降り立ち、中国5000年の神伝文化をスタートさせます。神韻のプログラムの中で、私たちは善と悪、伝統的な文化的価値観と逸脱した観念を見ることができます。このような比較は、人々が優しさをより深く理解し、親切さへの感謝、心優しい人は常に神に守られていることを理解する助けになります。

 私たちは毎年神韻を観に行きます。毎回深い感動と同時に浄化された気持ちになります。学習者が中共に迫害されるシーンを見て、私たちはいつも涙を流し、周りの観客も涙を流していました。私たちは息子にこう伝えました。「このような演目は、私たちの心を中国の学習者たちに近づけてくれる。あなたはベストを尽くし、神韻と迫害によって命を落とした私たちの愛する人にふさわしい人にならなければなりません」

 飛天学院での生活

 他の学生と同じように、息子も授業料と食費が無料です。さらに、いくらかの補助金も支給されます。ですから、親は何も支払う必要はありません。学生たちは、中国の伝統的な建築様式を取り入れたとても美しいキャンパスで学び、生活しています。飛天学院はアメリカに本拠地を置いていますが、生徒たちは英語と中国語の両方を使いこなせるようになります。

 息子はアメリカの歴史や建国の理念、建国の父たちの物語について多くを学びました。また、中国の歴史、歴史上の人物や英雄についても多くを学びました。息子はそのような話題について立て続けに話し続けることができます。息子はまた、中国の有名な山や川、さらにはさまざまな中華料理についてもかなり詳しくなりました。このような優れた才能豊かな人材を輩出できるのは飛天学院だけだと、私たちはしみじみ感じています。

 神韻は、「身帯手(シェン・ダイ・ショウ、身体の動きに手が続く)」「胯帯腿(クア・ダイ・トゥイ、腰の動きに足が続く)」と呼ばれる舞踊技術の面で最高水準を達成しています。飛天学院の舞踊専攻の学生や神韻の出演者はみな、このようなテクニックを特に訓練されており、その結果、さまざまな王朝のさまざまな人物を生き生きと表現することができるのです。

 親として、私たちは非常に感謝しています。飛天学院、神韻芸術団のすべての先生方に心からお礼を申し上げたいと思います。

 ダンサーの挑戦

 私の息子も飛天学院でのトレーニング中に怪我をしました。先生がすぐに病院に連れて行ってくれました。その時、私たちはまだ中国にいました。後で息子から聞いた話ですが、医師が怪我の治療をした後、息子にはさらなる検査が必要で、手術も必要だと言われたそうです。

 息子によると、先生やクラスメートがとてもよく面倒を見てくれて、怪我から回復する間はダンスクラスには出なくていいから、ゆっくり休むように言われたそうです。

 息子はこう思ったそうです。「私は大法修煉者だから、この機会に自分を修煉し、法をもっと多く勉強すべきだ」。息子は強い正念を持ち続け、痛みがだいぶ軽くなったのを感じました。再び検査に行った時、医者は回復の早さにとても驚き、もう手術の必要はないと言いました。完全に回復した息子は、ダンスを再開することに何の問題もありませんでした。

 息子はまた別の出来事も話してくれました。一度、公演が始まる前に下痢になり、トイレに駆け込み続けたことがあったといいます。舞台が始まる前に下痢はおさまったが、舞台に立つと衣装がゆるく感じられたので、体重が減ったのだろうと思ったそうです。息子は芸術団のマネージャーにも先生にも言わず、舞台でのパフォーマンスを続けました。演目と演目の間に短い休憩が入るたびに、息子は椅子に座って休みました。公演中、息子はよくパフォーマンスでき、よく頑張りました。「ステージで踊っているときは、自分のしていることに100%集中していたし、病気だとはまったく感じなかった」と息子は言いました。

 私たちはよく息子に、プロのダンサーになるには誰もが困難や苦難に遭遇するのは避けられない、それを喜びと捉えなければならないといつも思い出させています。息子は、さまざまなダンステクニックをトレーニングする中で、幾多の苦難を経験し、プロとしての誠実さと献身をもってそれに対処することを学んできました。私たちは、彼がその状況に対処し、作品全体と観客のために考えることができたことにとても満足しています。このことはすべて、彼が責任感を養うのに役立ちました。

 もちろん、挫折も経験しました。例えば、「身帯手(シェン・ダイ・ショウ、身体の動きに手が続く)」がうまくできないこともありましたが、息子は懸命に追いつこうとしています。「どんな職業でも簡単なことはない。ダンスでは、自分の身体を使って、表現したいことの真髄を表現する必要がある。だから、プロの水準に達するためには、苦難や痛みに耐えなければならない」と私たちは息子に伝えました。

 私たちは、時々息子にこんな冗談を言いました。「ほら、中国の農民は畑で一生懸命働き、とても疲れるけど、その汗と努力が最後には豊作をもたらすんだよ」

 息子のその他の良い変化

 息子は中国にいる間、迫害のためとてもおとなしく、飛天学院に入学した当初は、内向的な性格のため、他の人とコミュニケーションをとるのが少し難しかったようです。しかし、飛天学院の素晴らしい環境の中で、息子は少しずつ変わっていきました。息子はますます明るく、楽観的で、若々しい活力に満ち溢れるようになりました。クラスメートとは、練習でも本番でも、とてもよく協力するようになりました。

 中国にいた時を振り返ると、息子は幼い頃にインターネット・サーフィン(いろんなサイトにアクセスをすること)を覚えていました。お正月に親戚を訪ねたとき、息子は他の子供たちと一緒にネットでゲームをしていました。私は息子が何度かネットで悪いものにアクセスしていること、そしてすぐに首が曲がってとても痛がるようになったことに気づきました。ネットでゲームをした後、息子が夜中に目を覚まし、「あれらが行ったり来たりしている 」と泣きながら、大声で叫んだことが何度かありました。私たちが 「あれらは誰?」と尋ねると、彼は 「ゲームの中で戦ったり殺したりしているやつらだ 」と言っていました。

 私たちは息子にとても厳しく、ゲームをやめるように言いましたが、彼はゲーム中毒と戦うのはとても難しいことに気づきました。若い学生がスマートフォンを持たず、インターネットに自由にアクセスできない飛天学院に進学してからは、この問題を心配する必要はなくなりました。今息子は成長し、インターネットで不健康なコンテンツを見たり、ゲームをしたりしないように自制できるようになりました。このような安全な学習環境を提供してくれている飛天学院にとても感謝しています。

 私たちは、ニューヨーク・タイムズ紙の記事と神韻の元出演者たちによる不正確な告発に深く傷つきました。私たちは、彼らが事実と真実を尊重し、心優しい人々を迫害する中共に追随しないことを切に願っています。

(完)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/8/27/481227.html)
 
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