【明慧日本2024年9月25日】米国グレーターフィラデルフィアの一部の法輪功学習者(以下、学習者)は9月15日、デラウェア州ニューアークのコミュニティ・デーに参加した。 この催しは、この地域で毎年行われる最大の祭典の一つで、地元やペンシルベニア、ニュージャージー、メリーランドなど近隣の州から数万人が訪れている。
学習者はコミュニティ・デーにブースを設け、法輪功の功法を実演し、法輪大法(法輪功ともいう)を紹介し、多くの観光客が足を止めて見入っていた。 学習者はまた、中国共産党(以下、中共)による法輪功迫害、学習者からの生体臓器収奪の事実を人々に伝えた。この事実を知った多くの人々は、中共による学習者からの生体臓器収奪の犯罪を阻止するために、米連邦上院に『法輪功保護法案』の可決を促す請願書に署名した。 そして、より多くの人々にこの事実を伝えると話した。
9月15日、デラウェア州ニューアークのコミュニティ・デーでの功法実演 |
9月15日、デラウェア州ニューアークのコミュニティ・デーで、中共による生体臓器収奪に反対して署名する人々 |
州下院議員、連邦上院に『法輪功保護法案』の早期可決を求める
デラウェア州第23区選出のポール・バーンバック州議会下院議員は、当日のニューアーク・コミュニティ・デーに出席した。 同議員はデラウェア州反共産党生体臓器収奪法第143号決議案(HCR143)の共同提出者。同議員は、中共による学習者からの生体臓器収奪の犯罪は恐ろしいものであり、より多くの米国人が事実を知る必要があると述べた。
同議員は、「私たちアメリカ人はこの問題についてよく理解していないので、私はデラウェア州や全国規模で、(強制)臓器収奪という悲劇に対する認識を高めることが非常に重要だと思います。私たちは国際社会において強い声を上げ、中共に対してこの行為を終わらせるために、さらに大きな圧力をかける必要があります」と話す。
2024年6月20日、デラウェア州下院は、中共による生体臓器収奪を非難する第143号決議案(HCR143)を全会一致で可決した。この決議案は、デラウェア州の医療関係者が中国で行われている生体臓器収奪の暴行について一般市民に教育し、デラウェア州の住民が知らず知らずのうちにこの犯罪に巻き込まれることを防ぐためである。
バーンバック議員は、中共が中国国民を迫害することは極端の過ちであると述べ、「彼らは我々アメリカ人のように国民を最優先にしていない。我々は、国際社会の関与を通じて、彼らにその誤りを認識させ、ここで私たちが行っているように、彼らの国のすべての人々を重視することを確実にすることを望んでいます。このような行為(臓器収奪)は極めて邪悪です」と述べた。
今年6月25日にアメリカ合衆国下院が可決した『法輪功保護法案』について、バーンバック議員は、連邦上院もこの法案を早急に可決することを望んでいるという。「国際問題において、国会の役割は非常に重要です。特に、中国での迫害のように、彼ら(中共)が我々が受け入れられないことを行った場合、国会は国際的な隣国に圧力をかける上で最も強い発言力を持っています。したがって、全ての上院議員が下院の対応に倣い、この流れに加わり、上院でこの法案が可決されることを期待しています」と述べた。
2024年6月25日、アメリカ合衆国下院は『法輪功保護法案』(Falun Gong Protection Act, H.R. 4132)を全会一致で可決した。この法案は、アメリカが中共が国家主導で行っている学習者など良心の囚人からの生体臓器収奪キャンペーンを阻止することを求めている。また、この法案は、中国国内で臓器収奪に関与し、支援した人物に対して制裁を科すよう求めている。制裁には、アメリカ国内の資産凍結、アメリカへの入国禁止、経済制裁、刑事罰などが含まれている。
州議会議員「立法を支持する投票が重要である」
デラウェア州第25選挙区州下院議員シンディ・ロマー氏も、この日のニューアーク・コミュニティ・デーに出席した。同議員は、中共による学習者からの強制臓器収奪の犯罪を終わらせるために賛成票を投じることが重要だという、「これは信じがたいことだと思います。この種の立法を支持するために投票することが、本当に重要だと考えています。これにより、人々がこうした問題について認識を高めることができるからです。(臓器収奪)は非常に狂気じみているように聞こえますが、現実にそれが起こっており、人々が実際に被害を受けているのです。ですから、私はこの状況を終わらせるために賛成票を投じたことを非常に誇りに思っています」と述べた。
デラウェア州第25選挙区下院議員シンディ・ロマー氏 |
ロマー州議会下院議員は、中共による法輪功への迫害や信仰の自由の抑圧について、最終的には「コントロールのため」だと述べた。「権力というものは、結局コントロールのために存在します。我々が目にする市民の自由や権利を制限するあらゆる立法は、権力とコントロールに関するものです。それが彼ら(中共)の重点に置いているのです」と語った。
ロマー議員は、より多くのアメリカ人に真実を知ってもらうことが非常に重要だという。「私はアメリカ人が他の人々とこの件について話し、関連する情報を発信できると思います。これは最も重要なことだと思います。なぜなら、私たちが自分自身を教育するとともに、最終的には他の人々ともその情報を共有することになるからです。これは想像を絶することであり、私たちは怒りを覚えます。だからこそ、アメリカ国民は絶対にこれを成し遂げることができると思います」と語った。
法輪功は心身にとって良く、人々に歓迎されている
クリスティン・ハドソンさんは学習者による功法実演を見ていた。彼女は、この功法がとても平和に見え、功法実演者がエネルギッシュで活力に満ちているという。彼女は学習者が中国で共産党から迫害され、さらには臓器収奪されていることを知ったとき、「恐ろしい」と叫んだ。彼女は「誰もが自分の信仰を貫く自由を持つべきであり、迫害を受けるべきではない」と言った。
看護師を定年退職したアンジェリーナ・エリロンさんは、ベンチに座って功法の実演を見ていた。彼女は3年前に脳卒中を患いリハビリ中であるため、法輪功が心身の健康を改善することに興味を示し、「リハビリに法輪功の功法はとても良いと思います」と言った。エリロンさんは法輪功が中共から迫害されていることを知り、人々は信仰の自由を持つ権利があるべきだと話した。
看護師を定年退職したアンジェリーナ・エリロンさん |
学習者は、このイベントに10年以上参加している。学習者のシンディさんは、多くの人が法輪功の功法実演を見た後に興味を示しているという。彼女は「多くの人が今、東洋の功法を知りたいと思っており、法輪功の功法も受け入れられています。たくさんの人が真剣に功法の紹介を聞き、一緒に学んで煉功しようとしています。また、法輪功のグループ煉功活動にも参加したいと話しています」と語った。
シンディさんは、アメリカの人々が法輪功迫害の実態を理解することがとても重要だという。「なぜなら、彼らは知らずに中国で臓器移植を受けたり、アメリカの病院が中国と一定の関係を持っている可能性があるからです。もし彼らが事実を知っていれば、中国の臓器移植業界と関わらなくなり、これにより中共による臓器収奪の供給チェーンの需要側が断たれることになります。これは中共の犯罪に対する一つの反撃でもあります」と述べた。