長春市の70代の呉青元さん 懲役5年6カ月の不当判決
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 【明慧日本2024年9月30日】長春市の70代の法輪功学習者(以下、学習者)呉青元さんは2月29日、浄月大街派出所により連行され、長春市浄月区裁判所において不当に5年6カ月の実刑を宣告された。現在、呉さんは長春市留置場の病人棟に拘禁されている。

 呉さんは1952年1月生まれ、1996年に法輪功の修煉を始めた。以前は膵炎をはじめとする多くの病気を患い、手術を受けた後も健康状態は思わしくなかった。しかし、法輪功を修煉し、「真・善・忍」の基準に従って良い人を目指していくと、ほどなくして健康を取り戻し、道徳心も高まり、常に他人に親切に接するようになった。呉さんの変化に周囲の人々や親戚・友人たちは、まるで別人のようだと称賛した。

 1999年7月20日、当時の中共政権の指導者であった江沢民は、日々法輪功の愛好者が増えることに対する嫉妬心から権力を利用し、学習者に対する迫害運動を開始し、数え切れないほどの学習者とその家族が被害を受けた。呉さんも何度も嫌がらせや連行、拘禁を受け、2度にわたる違法な労働教養を科され、少なくとも5回自宅を捜索された。中共の関係者は個人財産を強奪し、金銭を強要したうえ、深夜に呉さんの家族を脅迫したこともある。

 今年2月29日、長春市浄月大街派出所の複数の警官らが呉さんの自宅に押し入り、現金と法輪功の書籍を奪った後、呉さん夫婦を派出所に連行し、拘禁・尋問した。

 呉さん夫妻はともに70代で、体力が弱く、行動も不自由である。それにもかかわらず、警官らは2人を留置場に送って拘禁した。呉さんの妻は健康診断で基準に満たないとして受け入れを拒否されたが、呉さんは長春市留置場に拘禁された。

 明慧ネットが公開した一部の迫害事例の統計によると、2023年、吉林省の9つの地域で法輪功学習者が様々な形で迫害され、その人数は延べ1,331人に上った。内訳は次の通りである。19人(過去に公開されていなかった7人を含む)が迫害により死亡した。108人(過去に公開されていなかった1人を含む)が不当判決を下された。522人が連行され、251人の自宅が捜索された。また、45人が経済的な迫害を受け、その被害総額は260,708元(521万円)に達している。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/9/13/482091.html)
 
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