嫉妬心を取り除く体験
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文/中国の大法弟子  

 【明慧日本2024年10月7日】自分には嫉妬心があることを知っていましたが、以前は修煉方法を知らなかったため、気にも留めませんでした。しかし、昨年、重視せざるを得ない出来事が起こりました。以下は、嫉妬心を取り除いた私の体験談です。不適切な場合はご指摘してください。

 親が生きていた頃、世話をするために、私たちは軍から親に割り当てられた平屋で一緒に暮らしていました。親が亡くなった後、時々軍の人が来て私たちを追い出そうとしました。夫はギャンブル好きで、手元にお金が残りません。私は普段、人々に散髪をしたり、果樹を植えたり、野菜を育てたりして生計を立てていますので、貯金がほとんどなく、家を買うこともできません。軍が家屋を回収しようとする今、これからどこに住めばいいでしょうか? このことを考えるとイライラして、一日中家を買うことを考えていました。

 昨年のある日、私が夫の姉の家に掃除を手伝いに行ったところ、義姉が家を売って得た1200万元以上のお金をすべて夫の長兄に渡していたことを偶然知りました。義姉の夫が亡くなり、長男も亡くなりました。次男は身体に障害があり、軽度の認知症があるため、自分の身の回りのことができず、年中療養院で暮らしています。義姉は二軒の家を所有しており、小さい方は長兄の名義に譲渡され、大きい方は今回1千万円以上で売れました。義姉は長兄の息子が所有する空き家に住んでいます。義姉には長兄と私の夫と、この2人の弟しかいないため、うちは家の回収に追われ、住む家がなく、義姉が売った家の売り金は何らかの形で私たちを助けになると期待していましたが、まさか、全部長兄に与えたとは夢にも思いませんでした。

 その時、私の心は香料の入った瓶を倒したかのように、さまざまな思いでいっぱいになりました。私が長年にわたり、義姉のために払ってきた犠牲を考えると、嫉妬、利益心、恨み、闘争心などの私心がすべて湧き出てきました。特に嫉妬心、憤慨し、非常に怒っていました。

 数日耐えた後、ついに耐えられなくなり、夫に言いましたが、夫は私を信じませんでした。「それでも大法の学習者なのか?  自分に与えられればいいのか、与えられなければ争うな」と逆に言われました。夫の言葉で突然目が覚めました。そうですね、私はこういった人心にひどく影響され、法で問題を見ず、人と争っており、もしそれで手に入ったら、きっと多くの徳を失うことになるでしょう。

 実際、もし今の家が回収されなかったら、家を買おうとしなかったし、義姉に助けを求め、長兄と争うこともなかったでしょう。今振り返ってみると、師父は私がこうした人心、執着を持っていることを知られ、これらの事柄を通してそれを暴露し、私に認識させてくださったので、それを修めさせていただきました。

 その後、私は別の夢を見ました。家の表の門が取り外されました。「誰が家の門を外したの?」と私は尋ねました。すると、1人の男性が現れ、「福祥だ」と私に言いました。修煉者は苦難に耐えることによってのみ、向上することができますが、福を享受(門を取り外した人は「福祥」と呼ぶ)したいだけだと、円満に修めるのは難しいのです(門を外したのは男)、入る門が絶対ないのです(門は取り外された)。

(注:中国語では、「福祥」と「享福」、「難」と「男」は発音が似ていま。)

 法を理解してからは、心が落ち着きました。家のことでイライラしなくなり、日中も家を買うことを考えなくなりました。暫くして、軍から通知があり、親に割り当てられたこの家を私たちに貸し出し、家賃は年ごとに請求し、それは私たちが支払える範囲内でした。

 師父の苦心のご按排に感謝します。今は修煉方法も分かり、これからは一念も見逃さず、内に向け非を探し、真の弟子となり、師父の慈悲なる済度に応えていきたいと思います。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/9/28/483150.html)
 
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