学法時の眠気と正念を発する時 掌が倒れる状態を突破する
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 【明慧日本2024年10月8日】学法するとすぐに眠くなり、正念を発すると掌が倒れてしまいます。私は長年この状態に悩まされ、長い間突破できませんでした。「同修の逝去からの啓示」という記事を読んで、修煉の中でこの状態を突破した体験を皆さんに紹介したいと思います。

 周りの同修にも似たような状態の人が少なくありません。この難に直面した時、自分を修める同修もいれば、無力さを感じている同修もいます。更にこの状態が長引き、この状態を認め受け入れてしまう同修もいます。特に、ある同修に対して「掌が倒れているよ」と注意された時、彼女は「私はいつもこうなんです」と言い返しました。言い換えれば、長年ずっとこの状態だったのですが、三つのことをするのに支障はなかったし、他のことにも影響がなかったのです。そして驚くべきことに、他の同修も「彼女はそんなものだよ」と言います。この難をその場しのぎで認め、原因の根本を心の内に向けて掘り下げようとはせず、この難を受け入れてしまいます。

 法の中で、私たちは良く知っているように、私たちが良く修めた部分は師父が隔てて守って下さっています。しかし、旧勢力は私たちがまだよく修めてない部分を利用し、干渉し破壊しようとします。良く修めていない部分には業力があり、また根本的な執着心が取り除かれていないのです。ここで言いたいのは、多くの同修は師父が言われた根本的な執着について明確に理解しておらず、つまり何が根本的な執着心なのかを知らず、一般的な執着心を根本的な執着心と勘違いしてしまっているのです。

 私は自分の根本的な執着心を見つけた時、初めて内に向けて悟ることが出来ました。それは、本当に状況が一変したような感覚でした。これも弟子が修煉の向上をする意思を持っているのを見て、師父が啓示を与えて下さったからです。私は、大法を修煉すると若返ることが出来ると知って、修煉を続ける決意をした当初のことを思い出しました。この根本的な執着心を見つけてからは、この方面の考えや一念を排斥するように努めています。これで、随分と良くなり、色んな面で一定の向上が感じられます。以前より良くなったとは言え、まだ時々学法中に眠くなったり、正念を発する時掌が倒れることがあります。まだ突破すべきところあることは分かっています。これからは、自分を深く掘り下げ、もっと学法をし、法を暗記し、三つのことをしっかりやっていこうと思います。

 ある時、師父の法が私の脳裏に浮かんだことがあります。「人の大脳は主意識の支配を受けるもので、脳を使えば使うほど、主意識の支配がきつくなり、副意識の入り込む余地がなくなります」「しかし主意識が緩むと、副意識は、自分の知っていることを大脳に反映させることになります」(『轉法輪』)

 私は悟りました。これはつまり、私が学法中眠くなる時、私の主意識が強くない状態であり、そのために私を眠くさせる要因が介入し、まさに主意識が弱いことの現れではないでしょうか。学法中に眠くなること、正念を発する時に掌が倒れること、あるいは煉功の時にぼんやりしてしまうことは、すべて主意識が弱いことの表れなのです。主意識が緩むと、脳は他の生命に支配されてしまうのです。

 そこで、私は『轉法輪』第六講「主意識を強くもつべし」の法を暗記し始めました。初めて20回暗記した時、私は大きな違いが感じました。再び学法をする時、本当に今までにないほど頭が冴えて、法がはっきりと心と頭に入って来ました。眠くなることもなく、正念を発する時も心が静まり、煉功も以前より遥かに良い状態でした。それ以来、私は毎日この法を暗記し続け、数か月経ちました。暗記すればするほど効果が良くなっています。

 以前、眠気によって邪魔されていた私は、師父の各地の説法を読むこともできず、読むとすぐ眠くなってしまい、時には1、2ページを読んだだけで集中できなくなり、本を閉じてしまうこともありました。しかし、今は一度に数十ページを読むことができるようになりました。毎日両足を組んで『轉法輪』を学び、2講を終えるまで足を解かず、眠くもなりません。本当に師父に感謝しています。師父の慈悲深い見守りとお導きのお陰で、十数年も超えられなかった大きな関門を突破することが出来ました。

 師父は常に弟子を見守り、弟子の修煉の向上のために心を砕いて下さることに深く感じています。弟子に精進する心がある限り、師父は様々な方法で弟子に啓示を与え、弟子が向上できるよう助けて下さるのです。

 以上はあくまで私自身の限られた次元での体験であり、不適切な点があれば、同修皆さんの慈悲なるご指摘をお願いします。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/10/1/483279.html)
 
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