【明慧日本2024年11月19日】(前文に続く)
消業して、法の中で向上する
ある朝、朝食を終えた後、時間を見るとまだ6時半で、出勤まで時間があると思い、ソファに座って足を組んで法を学び始めました。7時半に仕事に行くつもりでした。しかし、学んでいるうちに時間を忘れてしまい、ふと時計を見ると、もう8時近くでした。急いで足を下ろして立ち上がろうとしましたが、まだ体がしっかりしていないうちに、「カチッ」という音がして、そのまま倒れてしまいました。起き上がってみると、左足の裏が上を向いていました。私は突然のこの光景に驚愕しました!
その瞬間、師父の法が私の頭の中に浮かびました。「物事の善し悪しは人間の一念によるものであり、その一念の違いによって異なる結果がもたらされることがある」(『轉法輪』)私は修煉者であり、師父が守ってくださっていると思っていたので、大丈夫だと感じました。それで、私は足を力強く掴んで引っ張ると、足は元に戻りました。立ち上がってみると、足は地面につくことができ、あまり痛くはなかったのですが、しびれて感覚がないようでした。急いで階下に降り、自転車で出勤しました。10分ほどで職場に着くと、足はだんだん痛み出し、腫れもひどくなり、歩くのが少し難しくなったため、帰宅しました。家の階下に着くと、足を全く使えず、手すりに寄りかかりながら、片方の足で一段ずつ跳んで4階まで上がりました。
部屋に入って考えました。「これは私の修煉に影響するのだろうか?」と急いでベッドに座り、足を組んで煉功を始めました。すると、足は全く痛みませんでした。しばらく煉功すると、左側の大腿の根元から下に向かってエネルギーのようなものが流れ、足の指先に達し、冷気が指先から外に排出されるのを感じました。毎回第五式の功法を行う際には、このような感覚がありました。これは師父がこの形で私の業を消してくださっているのだと思い、非常に嬉しくなり、私は1時間ほど座り続けました。足の痛みはあまりなかったものの、足の甲には青紫色のあざができていました。
午後1時過ぎに夫が帰ってきて、私の状態を見て病院に連れて行こうとしましたが、私は同意しませんでした。彼は薬局で塗り薬を買ってきて、「この薬は非常に効果があるから、自分で塗りなさい」と言って、薬瓶を置いて出かけました。彼が出た後、私は再び法を学び、煉功しました。毎回第五式の功法をするたびに、足の紫色の部分が広がっていきました。
夜、夫が帰ると、私の足は良くなっていないどころか、逆に悪化しているのを見て、夫は手に薬瓶を取って私の足に塗ろうとしましたが、薬瓶を全く開けていなかったので、彼は怒り出しました。「病院にも行かず、薬も塗らないなんて、自分を殺す気か!」夫はご飯も食べず、怒ってベッドに横になりました。しばらくして彼の気持ちが少し落ち着いたので、「怒らないで、私はあなたが心配してくれているのを知っている。でも私は修煉者だから、どうすればいいか分かっているの。3日間の猶予をください。3日後、もし良くなっていなければ、私の足はあなたの好きにして構わない」と言いました。私は心を解放し、自分のすべてを師父に委ねました。大量に法を学び、煉功しました。足は依然として腫れ続け、青紫色が続きましたが、私は第5式を多くしました。翌日の夜、足は紫のナスのように腫れ上がり、足の裏や指も黒紫色になり、大きなスリッパも履けなくなりました。しかし、不思議なことに、私の足はずっとあまり痛くありませんでした。これは師父が私の代わりに苦しみを受け入れてくださっているのだと知りました。
3日目の朝、夫はずっと私の足を見ていましたが、何も言わずに仕事に行きました。夜、夫が仕事から帰ってきて、私の足を見て「うわぁ! 足が正常になった! 全く痕跡がない、健康な足に戻っているようだ。なんて不思議なんだ!」と驚きました。夫は目を丸くしていました。実は私はただ法を学び、煉功を行ったただけで、いつ治ったのかさえわかりませんでした。夫は「これは本当に神業だ。朝はあんなに腫れていたのに、どうして治ったんだ?」と感慨深げに言いました。
2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)の時、ある日、職場で特に眠くて、ぼんやりしていて、仕事が手につかなくなりました。なんとか仕事を終え、家に帰ってすぐに寝ました。夜7時近くになった頃、夫が私のベッドの前に来て、「起きてご飯を食べてから寝なさい」と言い、私を引っ張ろうとしました。すると、彼は叫びました。「ああ、あなたの手は、どうしてこんなに熱いの? 熱があるの?」慌てて体温計で測ると、39.8度でした。
その時、SARSが最高潮に達していて、多くの人が亡くなっていました。病院に行けば必ず隔離され、私の仕事のこともあるし、どうしよう? 夫は「病院に行っても行かなくてもいいけれど、薬を買ってくるから、少しでも飲んでおきなさい。こんなに長い間、薬を飲んでいなかったので、少し飲むだけで大丈夫だ」と言いました。彼は薬を買いに行きました。私は焦りながら、心の中で「師父、どうすればいいでしょうか?」と師父に伺いました。夫が薬を持って帰ってきて、粉薬を調合して私に飲ませようとしました。薬の匂いを嗅いだ瞬間、私は吐き気がして、胆汁まで吐き出しそうになりました。夫は私が本当に飲めないと気付くと、また薬局に行って、今度は錠剤を買ってきました。「この錠剤は飲みやすいから、水と一緒に飲むだけで飲み込めるよ」と言いました。私は錠剤を口に入れ、器に水を入れて飲み込みました。夫は私が薬を飲むのを見守っており、満足そうに「これで寝たら良くなるよ」と言って、自分の部屋に戻りました。実は、私は錠剤を全く飲み込まず、舌の上に貼りつけていました。それを指で掴んで取り出そうとしましたが、うまく取れず非常に苦労してやっと取り除きました。夫は時間通りに私が薬を飲むのを見ていて、毎回同じでしたが、もちろん夫は真実を知らなかったのです。30分おきに体温を測りましたが、私の体温は下がらず、私はずっとぼんやりしていました。夫は少し不安になり、私に何か起こることを心配していました。
深夜の11時半、夫は大学に通っている姪を呼び戻しました。姪は私と一緒にいて、体温を測り、時間通りに薬を飲ませ、一晩中2人とも眠れませんでした。翌朝、体温は39.8のままでした。昼頃、夫は「今夜も良くならなければ、お父さんに電話して実情を伝えます」と言いました。私はそれを聞いて焦り、「どうか、彼にお父さんに電話をかけさせないでください。お父さんはもう80歳を超えていて、来ることはできませんし、こんなことを知ったら高齢の父は心配するでしょう」と心の中で師父に言いました。そう思った瞬間、心がとても楽になり、安心しました。この時、姪が体温を測ると、36度7分でした。夜の6時にもう一度測ると、36度6分になり、私は完全に治ったことを実感しました。本当に奇跡です!
翌朝、私は3時50分に起き、体温を測ると36度6分でした。五式の功法をすべて行いました。正念を発し、朝食を食べ終わった後、2人がまだ起きていなかったので、メモを残して「私は完全に治りました。体温計をここに置いていますから、見てください」と書き、出勤しました。
仕事が終わって帰ると、私はキッチンに入りました。2人は驚いた表情で私を見て、ほぼ同時に「本当に良くなったの?」と聞きました。2人とも信じられないようでした。私は「体調が悪かったら、こんなに元気があるわけないでしょう? あなたたちに料理を作ることができるわけがない。修煉者には師父がいらっしゃって、病気ではなく、業を消しているのです。これが奇跡です!」と答えました。