【明慧日本2024年12月2日】(前文に続く)
私は南方の義姉の息子の家、つまり夫の甥の家に到着しました。私は甥の子供の面倒を2カ月間見ました。最後に、甥の嫁が「家族の中で、おばさんが一番素晴らしいです。2人目の子どもを欲しいと思っているので、ぜひまた来てほしいです」と私に言いました。この過程で、甥の嫁と彼女の母は真相を理解し、三退しました。それから義姉の夫が「息子の嫁は、本当にあなたに良い印象を持っているんですよ」と話しました。
どんなに些細なことでも、私は法輪大法を通じて自分を正し、常に他人のことを考えるよう心がけています。これは自分自身を修める修煉であると同時に、自分の修煉を通して真相を伝えているのです。私の言動を義姉の夫はとても認めてくれており、家族のことや社会の出来事についてもよく話すようになりました。次第に、義姉の夫との会話が増え、彼の視点に立った話題を多く取り上げるようになりました。以前、真相を伝えようとした際に彼が抱いていた心のしこりを考慮し、焦らず、彼を思いやり、気遣うことを重視しました。
年齢を重ねるにつれて、義姉の夫の体調は次第に悪くなっていきました。しかし、毎年私に会うたびに、私が健康で、精気にあふれている姿を見て、彼はとても感慨深げでした。特にある年の出来事が笑い話になりました。義姉、義姉の夫、義妹、そして私の4人で二番目の弟嫁の家に遊びに行ったときのことです。食事の後、記念写真を撮ることになり、彼女たちはきれいに写るために化粧を始めました。化粧が終わり、いざ写真を撮る準備が整ったとき、二番目の弟の嫁が私を見て、突然笑いながら声を上げました。「私はあなたの隣で写真を撮りたくない! あなたが白すぎて、私が余計に黒く見えちゃう!」
それを聞いた義妹も負けじと、「私も隣は嫌! 私が黒く見えるわ!」と声を上げ、義姉までもが「どうしてそんなに白いの? どうして全然老けないの?」と繰り返し言う始末でした。笑い声が絶えない中、私はまるで「不人気者」のようになってしまいました。それ以降、毎年集まるたびに、義妹や二番目の弟嫁が口を揃えて、「義姉の肌、どうしてこんなにきめ細かくて白いの?」と不思議がりながら話題にするのでした。
毎年、みんなで二番目の弟の家に数日間泊まり、親しく過ごします。しかし、毎年二番目の弟が料理を作るとき、みんなにとって難しい状況になります。義姉、義妹、三番目の弟はみんな糖尿病で、ご飯が食べられず、主食や甘いものを多くは食べられません。また、義姉の夫は血圧や血脂が高く、脂っこい食べ物は控えなければなりません。二番目の弟の嫁は病気が多く、特に乾燥症候群と胃腸が悪いため、辛いもの、塩辛いもの、濃い味のものが食べられません。そして、食事の時間も上手く調整できません。三番目の弟は食事前に決まった時間にインスリンを打たなければなりませんし、義姉は食事前に降糖薬を飲まなければなりません。義妹は食後に降糖薬を飲まなければなりません。それぞれの薬の時間が違いますが、みんな状態は同じで、食事の時間を間違えると低血糖になり、体調が崩れることがあります。
私は何でも食べられ、朝食や晩ご飯の時間も問題なく、味の濃さも関係ありません。みんなが食べ終わった後、残ったあまりの食べ物や、保存が難しいものを全て食べてしまいます。多くても少なくても大丈夫です。
毎回みんながたくさん果物を買いますが、食べるときはみんな気を付けています。義姉、義妹、三番目の弟は皆糖尿病で、西瓜を食べる時は皮の近い部分だけを食べます。ここは糖分が少なく、ほんの数口だけ食べるようにしています。糖分が多い果物は食べられません。二番目の弟嫁は脾胃が良くなく、果物を多く食べると消化が悪くなり、下痢をしてしまいます。しかし、暑い季節で果物が傷みやすいため、果物を無駄にしないように、私は思い切って食べました。みんなで話しながら楽しんでいると、義姉が「彼女はどうして何でも食べられるんだろう? どうして何も問題ないんだろう?」と私を指差して皆に言いました。
朝起きるととても賑やかです。義姉と義妹は長年便秘に悩んでおり、起きた後は部屋の中を何周か歩きながら、小腹を手で叩いて、やっと感じたらすぐにトイレに行きます。遅れるとまた便意が来なくなります。そして、トイレの外に誰かが待っていると、さらに便が出なくなり、座っているのも長時間かかります。二番目の弟嫁は脾胃が悪く、よく下痢をし、急で時間も不規則です。だから、朝のトイレは「取り合い」の場所になり、よく「争奪戦」が繰り広げられます。一方、私は朝起きたらすぐに功法を煉り、その後すぐにトイレに行き、すぐに処理が終わり、すべてが正常です。
こうして、義姉と義妹は私のように「スムーズに便通を得て、体が健康になりたい」と思い、私のように功法を煉り始めました。このすべてを義姉の夫は見ており、考え始めたようでした。
昨年、義姉とその夫が再び帰ってきました。義姉の夫は明らかに老けていました。私たちが集まり話しているとき、私はこれは良い機会だと思い、「お兄さん、共産党は『人間は天に勝つことができる』と言って、人間は天や地と戦えると言っていますが、天や地に勝てますか? 特にコロナ禍でどれだけ多くの人が亡くなったでしょうか? 法輪功を修めると本当に体が良くなりますよ! その党を脱退しましょう」と言いました。すると、義姉の夫は深く頷き、「はい。脱退する!」と言いました。今回は私が多くを語ることなく、頑固な彼が喜んで党を脱退することに同意したのです。彼に真相を伝えるのに何年もかかかりましたが、私はその結果に満足しています。私が知っているのは、この真相は言葉で伝えるのではなく、心で伝えるべきだということです。
倔強な二番目の弟嫁は何事にも従わず、信じようともしませんでした。しかし、彼女は数々の病気に悩まされており、それは非常に治療が難しい病でした。ある時、彼女は北京に行き、非常に高いお金をかけて名医を探しましたが、改善は見られませんでした。さらに、彼女はしばしば不眠に悩まされ、安眠薬をたくさん買いましたが、効果はありませんでした。数年にわたり、私たちが集まるたびに彼女は私の健康状態を見て非常に驚きました。特に私の心の持ちように関して、彼女は全く理解できず、よく「どうしていつも楽しそうなの?」と聞いてきました。私が一人で子供を育てていることはみんな知っていて、それは非常に大変なことです。しかし、私の姿を見て、皆は私に不幸そうな様子や体調に問題があるとは感じませんでした。
今年の夏、二番目の弟嫁の娘が外地から帰省し、再び皆で集まりました。食事中、二番目の弟嫁の娘は消化が悪く、あまり食べられませんでした。その時、体調管理について話が出ました。
三番目の義弟が私に、「お姉さんの体は本当に病気がないようで、薬を飲んでいるのを見たこともなく、どうしてですか?」と聞きました。二番目の弟嫁の娘はさらに好奇心を持ってこう言いました。「叔母さん、どうしてあなたの肌がこんなにきれいなんですか? 私の肌よりも細かい感じがします!」と。彼女はまだ30代半ばで、私はもうすぐ70歳になります。私は笑って「法輪功をやっているからだよ!」と答えました。そして、自然にまた真相を話し始めました。頑固な二番目の弟嫁はもはや頑固ではなく、すんなりと共産党の組織から脱退することに同意しました。何も信じていなかった彼女は、三番目の義弟に、「早く退団して災難を免れなさい!」と言いました。
私は悟りました。自分をしっかり修めること自体が真実であるということ、自分をしっかり修めることは、修煉者が持つべき状態であり、食事や睡眠と同じように自然なことです。それは日常生活の細かなところにまで浸透しています。私は一つ一つのことにおいて自分を正し、周りのすべても正していき、周囲の空間を浄化しています。
義姉の夫と三番目の弟嫁に真相を伝えることについて、私は何年も堅持していたとも言えますが、ほとんど話していないとも言えます。なぜなら、私は彼らに口で伝え続けるのではなく、静かに自分を修め、実践することによって心で伝えたからです。彼らは私が何を言ったかだけでなく、私の心の状態や態度から何かを感じ取ったのです。彼らは、修煉者が発する平穏で静かな場が、他のものとは違うものであること、そして法輪大法の偉大さと超常性を感じ取ったのでしょう。
もしかしたら、彼らは真相を理解したのかもしれません。もしかしたら、私の使命は達成されたのでしょうか。義姉は来年はもう実家に来ないと言っていますし、再び会える時間も限られています。これで、長年かけて夫の実家の人々に伝えた真相はすべて伝え終わったのです。
義姉の夫と三番目の弟嫁に真相を伝えることは確かに難しいことでした。私も一度は諦めようと思いました。なぜなら、夫の実家のほとんどの人々には真相を伝えたのですが、彼ら2人だけが聞こうとせず、それなら仕方がないと思ったからです。彼らがどう選ぶかは彼ら自身の自由だとも思いました。しかし、法を学ぶ中で私は悟りました。修煉者が修めるべきは慈悲であり、正法が終わらない限り、チャンスはまだある、決して諦めてはいけないのです。
日常生活で衆生と接する機会はすべて師父の秩序ある按排であり、私はその機会を粘り強く信じ、忍耐強く続けなければならないのです。結果を求めることなく、すべての生命にチャンスを与え、そして自分自身にも正念を強化する機会を与え続けるべきだと悟りました。
(完)