【明慧日本2024年12月2日】(明慧ネット・河北省からの報道)日本に留学中の青年法輪功学習者・賈林泉さんは、2023年9月27日の中秋節の際、日本から帰国して家族と団欒していたところ、河北省平山県公安局城関派出所の警官から何度も嫌がらせを受け、さらに1年間の出国制限を課せられた。
2023年12月8日、平山県公安局政保大隊は「賈林泉に対する管理強化に関する注意通知」との文書を城関派出所に送付し、賈林泉が2023年11月に出国制限を受けたことを示したうえ、派出所に対し「当該人物の現在の生活、仕事、活動、思想状況などの基本情報を迅速に把握すること」を指示した。
2023年12月頃、城関派出所の警官が2回にわたって賈林泉の家へ行き嫌がらせをした。1回目は家に誰もいなかった。2回目のとき、賈さんの母親はちょうど家の前で仕事をしていた。警官は「賈林泉は日本で何をしていたのか?」と尋ねた。母親は彼らを家に入れず、門前で「日本で留学している」と答えた。
2024年1月18日、賈林泉さんは上海浦東国際空港で出国禁止となった。帰宅後、賈さんは平山県公安局に電話をかけ、出国制限の理由について尋ねたところ、相手は「あなたは今どこにいるのか?」と聞き返した後、「おまえたちのような人間は出国を許されない」と言った。その後、賈さんは城関派出所に出向き、一体誰に出国を制限されたのかを尋ねたが、明確な回答は得られなかった。派出所副中隊長の曹東は、「出国制限は私がかけたのではない」と言い、専ら学習者への迫害を担当するコミュニティの警官・緱冬波は「ビッグデータによるものだ。前回、おまえの出国を見逃しただけだ」と説明した。
2024年、城関派出所による賈林泉さんへの嫌がらせがエスカレートした。4月30日、6月17日、6月29日、警官は3回も賈さんの家へ行き、ドアを叩いて騒ぎを起こした。賈さんが家にいた際はドアを開けなかったため、警官らは仕方なく帰った。隣人は賈さんの母親に、警察が「月に1回来る」と言ったと伝えた。
中共公安による度重なる嫌がらせは、賈林泉さんと彼の両親に長期間の目に見えない精神的なプレッシャーを与えた。日中はドアに鍵をかけ、カーテンを閉めて過ごすことが常となった。違法な出国制限は、賈林泉さんをさらに苦しめた。
2024年11月25日、賈林泉さんは出国制限が解除されたことを確認し、11月27日に出国した。2日後の11月29日、平山県城関派出所の緱冬波は再び賈林泉さんの家を訪れ、「何のために出国したのか?」と尋ねた。賈林泉さんの母親は知らないと答え、警官を家に入れなかった。警官らは写真を撮って帰った。
事実上、中共は法輪功学習者に対する監視と弾圧を今もなお、緩めていない。