文/中国の大法弟子
【明慧日本2024年12月11日】私は86歳になります。1999年の「7月20日」以前に法を得た大法弟子です。法輪大法を修煉することで、私は心身ともに多くの恩恵を受け、人としての多くの道理を理解しました。師父への感謝は言葉では表せません。ただ精進して修煉に努め、師父が法を正すことに手伝って、かつての誓約を果たし、歴史的な使命を全うするのみです。
1999年に中国共産党が法輪大法を迫害し始めてから、私は何度も北京に行って陳情し、大法の公正さを訴えてきました。その過程で何度も迫害を受けましたが、『共産党についての九つの論評』が発表された後は、真相を世の人々に伝えることに全力を注ぎました。真相資料を配布し、ステッカーを貼り、直接人々に会って真相を語り、「三退」を促して人々を救いました。また、地方政府や警察署に赴き、真相資料を直接手渡して真相を伝えたこともあります。
ある日、市場で真相資料を配布し、通行人に真相を話していると、私の前に私服警官が現れ、私のバッグの中に入っていた資料を全て持ち去りました。その時、私は比較的多くの資料を持っていて、周囲の人々も私をよく知っていました。私はその職員にこう言いました。「資料を持って行くのは構いませんが、中身をしっかり読んで、大切にしてください」
翌日、また市場の日になり、私はいつものように人々を救うために市場へ向かいました。その時、ふと思いました。「昨日資料を持って行ったあの人に真相を伝えなければ」と。ちょうど2人の同修に会い、一緒に話し合った結果、それは良い機会だという結論に至りました。同修たちは私を支えてくれて、警察署の人が真相を理解して救われるようにと発正念を送り、私が正念正行で人を救えるよう加持してくれました。
私は車で警察署に向かい、先日真相資料を持ち去った職員に会いました。「何しに来た?」と聞かれたので、「あなたを救いに来ました。私の資料を読みましたか? これはあなたが救われるチャンスです。普段なら渡しても受け取らないかもしれませんが、今回は違います」と伝えました。すると彼は、「話はこの人にしてくれ」と、隣にいた上司を指差しました。
その上司は「私は県の者だ」と名乗り、私はこう言いました。「この資料を必ず読んでください。読んだ後、どう扱うかはお任せしますが、大切にしてください。真相を理解することが救いの鍵です。今、人類の道徳が急速に堕ちています。良い人だけが神仏の加護を受け、生き残ることができます。真・善・忍に従い、良い人として生きることが大切です」
さらに私は続けました。「あなたが官職に就けたのは、先祖の徳があったからです。しかし、救う人を迫害すれば徳を失い、悪い結果を招きます。数年前、ある郷長が私の貼った真相資料を剥がすよう家族に命じましたが、直接話をした結果、彼も理解してくれました」
私は天安門広場での焼身自殺事件の偽造や、貴州省の「藏字石」の話をしました。彼は深くうなずき、「確かにそうだね。資料をしっかり読んでみるよ」と約束してくれました。そして最後に、「もう帰ってご飯を食べなさい」と言いました。
握手を交わしながら別れ際に、「幸運を祈ります」と伝え、警察署を後にしました。