実修の中で魔難が消えた
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2024年12月19日】私は法を得てから20年以上になりますが、ここ数年の実修を通して、自分の中に多くの人心があること、特に怨恨心が強いことに少しずつ気づいてきました。以下はある同修が病業の魔難に遭い、私たちの学法グループに来た際、師父の慈悲深い按排のもとで、互いに助け合い、共に精進し、共に向上した経験についてお話します。

 この同修は現地の人で、2年前に他の地域で家を買い、今年の7月に地元に戻ってきました。私は彼女に連絡をして、彼女の状態が良くないことを知りました。彼女は病業の状態が現れ、学法も煉功もできず、何もできないのです。毎日6、7回食事をして、夜中にも起きて1回食べるそうですが、一度に食べられるのは少しだけだそうです。その時、私は驚き、「家に来て下さい」と言いました。彼女は迷惑をかけるのを心配していましたが、私は簡単に説明しました。

 翌日彼女は夫に連れられて来ました。玄関に入って、彼女がとても痩せているのを見て驚きました。ご主人は彼女の大まかな状況を少し話した後、すぐに帰っていきました。私は彼女に詳しい状況を尋ねました。1年前、誰かが通報したようで、邪悪な共産党に大法の書籍を奪われました。現在は手元に『轉法輪』一冊だけしか残っていません。夫が本を学ぶことを許さなかった為、彼女は夫と話し合いましたが、結局一人で学ぶしかなく、同修とも連絡を取ることが出来ませんでした。彼女の夫は常人であり、彼女に非常に厳しく、法を学ばせず、このような状態になってしまったのです。彼女は自分のことすらまともにできず、自立が難しい状況でした。

 私は彼女に「どこか法に符合していないか内に向けて探してみてください。私たちが一緒になれたことは、各自の人心や執着を取り除く必要があります」と言いました。彼女は自分の家庭の状況や夫との関係を話し始めました。彼女によれば、夫婦の関係はしばしば調和せず、意見が合わないことが多く、夫が子供の面倒も見ない為、怨恨心や不満などが生じてしまい、このような状況になったと言ってくれました。

 彼女に「それでは、その根本を見つけて取り除いてください。今日私の家に来られたのは師父の慈悲深い按排であり、師父はどの弟子も見捨てられず、常に私たちのそばにいて守り、悟らせ、加持して下さいます。乗り越えられない関門などありません。あなたが来てくれたことは、私に怨恨心や私心など様々な良くない人心を取り除く助けになります。私たちは一緒に学法をし、各自の不足を見つけ、共に精進して向上しましょう。この関門をしっかり乗り越え、師父が要求された通りにして、師父の法を正すことを手伝い、衆生を救いましょう」と言いました。

 私の家は学法グループなので、午後私たちは一緒に学法をします。同修たちも彼女の状況について話して交流し、互いに助け合い、心を静めて法を学びました。一字一句法理を明らかにしながら学法しました。常に師父の法に照らして自分の行動を見直し、自分に厳しく要求し、無私無我で他人を優先して何事においても他人のことを先に考えるようにしました。

 一緒に学法をすることで、同修は長期に抱えた様々な良くない心を見つけました。特に怨恨心、利己心を暴露し、取り除くことが出来ました。3日目になると同修の状態は大きく改善しました。1日何度も食べていたのが、規則正しく1日3食になり、しかも1回の食事の量も増えました。以前は座ることもできず常に伏せていたのが、立ち上がることが出来るようになり、学法や煉功、発正念、全てできるようになりました。集団で学法する環境は非常に良いものであり、これは師父が望まれるものです。

 同修は私の家に5、6日間滞在し、同修の身体の状態は完全に正常に戻りました。また、大法に関連する資料などを全部彼女のために用意しました。帰宅する際には、彼女の夫が迎えに来て「まるで別人のようです」と喜んで言いました。同修も夫に大法の素晴らしさ、この環境の良さを伝えました。

 お昼になり、私は家で食事を作るつもりでしたが、彼女の夫がどうしてもレストランで食べると言うので、一緒に行くことにしました。同修はおかず以外に大きな器のラーメンも注文して全部食べました。彼女の夫はとても喜んでいました。私たちは彼に大法の真相を伝え「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」という真言をしっかり覚えるように勧めました。彼は完全に理解し、この生命は救われました。そして彼らは一緒に家に帰っていきました。

 同修の姿は一つの鏡でもあります。この出来事を通じて、私は一つの観念を変え、家庭内の矛盾や不満の中で物事を見るのを止め、正しいか間違っているかの是非で物事を判断するのを止めることです。トラブルが起きた時は、その矛盾の双方の是非や正誤を判別するのではなく、ただ一つのことを考えるようになりました。それは師父が私の前にこの矛盾を置かれたのは、私に何を成し遂げさせようとしておられるのか、自分の不足を探し、自分を高め、自分を昇華させることこそ私が修めるべきものです。これが師父の苦心の按排であり、私を向上させるためのものです。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/11/26/483248.html
 
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