師父が延長してくださった時間を大切に
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文/河北省の大法弟子

 【明慧ネット2024年12月27日】今回、よその都市から戻ってきた際、よく知っている一部の古い同修(長く修煉している同修)が次々と重い病業の状態が現れ、中には亡くなった人もいました。これらの同修の多くは三つのことを行っており、中には非常に精進しているように見える人もいました。このことについて、このような難儀に直面している同修や周囲の一部の同修も困惑し、理解し難いのです。亡くなった同修については、寿命が尽きたと考える人もいます。私自身は重い心情と惜しむ気持ち以外に、修煉の厳粛さを実感しました。学法を通じて改めて考えて、このことについていくつかの悟りを得ました。ここで同修たちと交流したいので、不適切な点があれば、どうか慈悲をもってご指摘ください。

 師尊はこうおっしゃっています。「すべての人は法を正す時期の大法弟子になったとき、その分かっている一面が神に対して誓約を立て、契約にサインし、命と引き換えに大法弟子が引き受けるべき歴史の使命を全うすると約束したのです。この生命はその後、三界の制約を受けなくなりました。ですから、師父は大法弟子の名前を三界から、人間界、地獄を含む冥界から全部、除外しました。その後、大法弟子の生命は大法の制約だけを受け、二度と輪廻しないのです。罪過があっても地獄の制約を受けなくなります。修煉のできた人は功成って圓満成就し、新宇宙に帰り、自分の天国世界を主掌します。修煉が成就できなかった人、誓約に違反した人、大法に罪を犯した人は、必ず命と引き替えに交わした約束を果たすことになるのです!」(『大法修煉は厳粛である』) 

 師父は、すでに私たちにはっきりと伝えてくださっています。大法弟子はすでに三界に属さず、ただ大法のみに属し、輪廻することはありません。したがって、「寿命が尽きた」という考えは存在しません。つまり、大法弟子の人生は、天地開闢してから、師父が私たちのために創られた、人間が神になるための道なのです。修煉を続ける限り、私たちの生命は延長され続け、功成り円満に至るまで人間の身体を保つことができます。

 これまでの修煉を振り返ると、自分の周りの実例から大法の超常性を感じることができます。数年前、半ば功を開いて修煉している男性同修に会いました。彼の姉は病業で亡くなりましたが、彼は「師父が彼女の命を3年延ばしてくれた」と言いました。

 数年前、地方の現場で86歳の男性同修と知り合いました。彼は病業で突然昏睡状態になり、子供たちによって病院に運ばれました。彼は救急室の天井をさまよっていると感じていたところ、大きな手が強く彼を押し戻し、その時彼は肉体に戻り、深く息を吸いました。その場にいた医師たちも安堵しました。彼はそれが師父によって救われたこと、彼の使命を続けられるように、彼の命を延ばしたことが分かりました。今年で彼は90歳になりました。

  私たちの母について話します。彼女は生前、長年イエス様を信仰していました。87歳の頃、心臓病や高血圧で入院しました。当時、毎日ベッドでうとうとしていました。私たち姉妹は交代で付き添い、空いた時間には師父の説法録音を聴き、彼女にもイヤホンをつけて聴かせました。3日後、彼女は「恐ろしい夢を見た」と言いました。「私はベッドの脇に座っていて、4人の黒衣の人が棺を運んできて、それを私のベッドのそばに置いた。その時、私は驚いて立ち上がり、その部屋を出て行った」。私は「お母さん、心配しないでください。師父があなたを守ってくれています。すぐにその部屋を出たのでしょう? おそらく寿命が尽きかけていたのでしょう。が、この数日間、師父の説法を聴いていたので、師父があなたを地獄から救い出し、命を延ばしてくださったのです。これからは私たちと一緒に大法を修煉しましょう」と言いました。

 数日後、母は退院し、5つの功法を学びました。毎日、大法の本も読みましたが、教育レベルが低かったため、『転法輪』を毎日数ページ読むだけでした。また、その当時、邪悪な迫害が非常に深刻で、母は私たち姉妹が迫害されることによる絶え間ない苦痛と恐怖に苦しんでいました。彼女は93歳で不幸にも亡くなりました。あまり精進していない母に対しても、師父は彼女の命を6年も延ばしてくれました。今振り返ると、母の死には私にも責任があります。当時私は自分のことばかり考えていて、母を新しい学習者として十分なサポートができませんでした。

 今挙げた身近な例は、どれも分かりやすく、比較的年配の同修のケースです。そして、ある問題を十分に説明できます。それは歴史上、人の運命を変え、寿命を延ばすことができる神はいませんでした。これは神が考えたことも、行ったこともないことです。今日、私たち大法弟子は幸運にもこれを経験していますが、残念なことに、様々な理由により、一部の大法弟子は師父について最後の一歩まで進むことができず、中には法を実証できない上に、周囲の人々の済度に良くない影響を与えています。

 皆さんもご存知の通り、延長された命は修煉のためであり、誓約を果たし、衆生を済度するためのものです。もし、私たちが自らの苦しみをもって、師父が延長してくださった時間を大切にせず、常に大法の基準に従って行動せず、修煉法輪の中で常人と混同し、常人の心や考え、感情で問題を見て、長らく法から離れてしまうことになければ、旧勢力が介入してきます。彼らは試練や向上などの口実で修煉者を妨害し、彼らの手配に従って「ダメな者は去らせる」、つまり彼らが按排した淘汰を行います。  

 法の中で、修煉者が遭遇する病業や魔難、生々世々に積み重ねてきた巨大な業力を、修煉の中で苦しみとして味わい、返済する必要があることを知っています。しかし、この業力は既に師父が私たちのために引き受けてくださった後、残ったほんの一部です。私たちの業力を転化し、功を伸ばすためにそれらを私たちの修煉の各次元に割り当てられたものです。修煉の中で心性を向上させさえすれば、自然と法に同化することができます。生命は法に同化する過程で業を消すことができます。修煉者が魔難の中で大法の要求する基準に達しさえすれば、どんな大きな困難も瞬時に過ぎ去ります。これも大法修煉の特徴であり、偉大さなのです。

 長い間、病業や魔難に陥っている同修、特に三つのことを行うことに影響を受けている学習者、そして20年も30年も修煉してきた古い学習者たちは、本当に自分自身から原因を探す必要があります。どこで旧勢力がつけ込む隙を与えてしまったのか? それとも、法の上で法を認識できておらず、長期にわたってあるレベルで足踏みしている状態で、なぜ突破できないのでしょうか。人としての基本的な立場や観念を本当に変えられていないのか、本当に人心から抜け出せていないのでしょうか。理性的に真に法を学び、法を得ているのか、本当に実修ができているかどうかを考える必要があります。

  例えば、ある修煉者は大法に出会う前に仏教で長年修行していました。大法に入った後、大法の仕事を行うことに熱心になりましたが、単純に大法の仕事を行うことを修煉と考え、常人社会で身につけた処世術の虚偽や世渡りの上手さを変えられずにいました。つまり、師父の次のような教えを理解していませんでした。「三教の修煉、無為を講ず 正しき心であたらざれば、即ち有為 専ら善事を行うも、やはり是の為にす 執著心を去れば、真の無為」(『洪吟』「無為」)。

 また、ある協調者は皆を率いて法を学び、真相を伝え、毎日忙しく過ごしていますが、自分の威信とメンツを守るために、人に言われたくないようです。同修が彼女の家を訪れ、ベッドの上に携帯電話があるのを見て、それとなく安全に注意するよう知らせたとき、彼女は軽蔑して言いました。「今まで怖がったことなんてないわ!」。また、ある修煉者は毎日真相を伝えに出かけ、非常に精進しているように見えますが、世俗の物質的利益をまだ重視し、表面上は損をしたくないという態度を示しています。また、長期にわたって情に縛られ、抜け出せない人もいます... 

 毎日法を学び、真相を伝え、表面上は非常に精進しているように見えますが、真の精進とは何でしょうか?

 師父は「精進とは、彼が常に自分の言動、自分の考え方の変化に気をつけており、自分を厳しく要求することができ、常に自分を厳しく要求することができるということであり、これは個人の修煉の中で比較的精進している人です」とおっしゃっています。(『各地での説法七』「米国首都法会での説法」)

 ここで筆者は、誰かの修煉の良し悪しを評価しているわけではありません。ただ、周囲の人々や出来事の変化を目の当たりにするだけでも、私たち自身の修煉に警鐘を鳴らしているのです。長年の風雨を共に乗り越え、前例のない最も邪悪な迫害の中を歩んできました。師父が法を正すことはすでに人間界に向かって進んでおり、衆生を済度するために最も人手が必要な時期に、私たちは旧勢力が向上を助けるという口実で仕組んだ、無限の様々な魔難やいわゆる試練の中に陥るべきではありません。さらに、旧勢力に修煉者の隙を突かれてはいけません。 

 では、法を正す修煉の後期において、どのように最後の道を安定して歩み、外部からの干渉を少なくすることができるでしょうか? 個人的な体得として、積極的に法に同化し、法との同化の力を強め、人間としての基本的な立場や観念を変え、人間の思考状態を変えることです。法をより多く学び、法をよく学び、師父の教えを心に刻み、共に最後の道を歩んでいきましょう。人間から抜け出し、神に向かって歩み、師父の期待を裏切らず、私たちに無限の希望を託している、私たちに対応する天体の無数の衆生の期待を裏切らないようにしましょう! 師父が私たちのために開いた、千載一遇の人間から神になる道を完成させましょう!

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/11/13/484617.html
 
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