文/中国の大法弟子
【明慧日本2024年12月28日】今、まだ旧勢力の迫害から飛び出せず、魔難があっても、すべて旧勢力の按排と迫害だと考え、法理がはっきりせず、法の上で問題を見ず、心を心性の向上や、悟性の上に置くことができず、人々を救う使命を自分の人生のあるべき位置に置いていない同修がいます。
師父は『精進要旨』の「白日の下にさらけ出す」の中で説かれています。「わたしたちが常人社会の形勢を変化させ、形勢が逆転した情況の下で、誰がまだ大法は素晴らしいと言うか、誰の心態が変化したのかを見れば、たちどころに、すべてがはっきりと現れてくるのではありませんか?」
「大法は宇宙のもので、常人社会の中まで貫いています。これほど大きな法が伝え出された以上、あらゆる一切にまで按排がないということがありえるでしょうか? 起きた出来事は大法弟子の心性を試しているのではありませんか? 修めるとは、どういうことなのでしょうか? あなたも、私も、皆も、素晴らしいと言うならば、人の心を見分けることはできるでしょうか? 肝心なときにこそ、人の心がどのように動くのかを見るのです。一部の心を取り除かなければ、佛までをも裏切ってしまいますが、これが小さな問題だと言えますか?」
「わたしたちはそれらの精進していない弟子に自らの不足を認識させ、それらのうわべだけの者を表に現れるようにさせ、違った形で破壊する者をさらけ出し、真に修煉する弟子を圓満成就させているのです」と説かれました。
修煉においてすべての状況は、師父が系統的に按排してくださったものです。旧勢力によって行われたこれらすべてのことは、修煉における良いことだと考え、自分を向上させるために利用することができます。
多くの同修はいまだに、師父がおっしゃった「逆手に取る」という方法を受け入れず、「師父は7.20以降、個人に対して何の難も按排していない 」と言うのです。それなら、旧勢力の按排したものを利用して、修煉を向上させるという「逆手に取る」という法理をどう理解したのでしょうか。
旧勢力の迫害を利用して自分の修煉を向上させるという「逆手に取る」方法を取らなければ、旧勢力によって按排された迫害から飛び出すことは困難であり、非常に危険なことになります。というのは、あなたは旧勢力の按排を受け入れたため、師父の「逆手に取る」という法理に従って修煉の道を歩んでいないからです。
師父は 「修煉の中で、皆さんは良いことに出会っても、良くないことに遭っても、すべて良いことです 」(『精進要旨三』「シカゴ法会」)と説かれました。師父は『法難』の経文の中で、「法難の中で最後に残る生命と淘汰される生命を選択しているだけで、大法弟子の中で合格できる人とそうでない人も選択しています」とおっしゃいました。
師父の慈悲深い心を大切にしましょう! 毎日三つのことをやるという形式的なことをしてはいけません。大法は人心をまっすぐに指すものであり、真に修煉すること、確実に修煉することこそ、私たちは塵に汚れることのない、濁世の中の清らかな蓮となり、師父と共に本当の家に帰ることができるのです。