法を暗記して怨恨心を取り除く
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2024年12月31日】私は怨恨心が特に強い人間です。自分の気に入らないことや、自分の観念に合わないことに出会うと、すぐに天を恨み地を恨み、怒りで心が震えるほどです。時々、師父が説かれた「内に向けて探す」という教えを思い出しますが、「私はちゃんと働いていたのに、彼が何の理由もなく、わざわざ問題を起こした。もし彼がそうしなければ、私はこうはならなかったのに!」と考えてしまいます。考えれば考えるほど自分の理が正しいと思い込み、人心で問題を捉えるため、ますます怒りがこみ上げ、ますます悲しくなります。

 師父は私が悟れないのを見て、転んで痛い目に遭わせることで気づかせてくださいました。何度も転んで頭を打ち、血まみれになりながらも、悟ることができませんでした。自分は本当に悟性が低いとつくづく思います。私は心に誓いました。必ず師父が仰ったような「首が落ちても身体はなお坐禅を続ける修煉者」になろう! 怨恨心を修めて取り除かねばなりません。これは私の本当のものではなく、私が望むものでもありません。

 師父の法『なぜ人類が存在するのか』と『なぜ衆生を救い済度するのか』が発表されてから、多くの同修がこれを暗記し、対面で真相を伝える際に世人に暗誦して聞かせています。私も暗誦したいと思い、まず師父が講じられた『なぜ衆生を救い済度するのか』から始めました。暗記するのに2日かかりましたが、その過程で、師父の偉大さを深く感じました。師父は本当に偉大であり、そして非常に大変な思いをされていることがわかりました。衆生を救うために2億年もの時間を費やされたなんて、一体どれほどの概念でしょうか! 師父は私たちに生命を与えてくださっただけでなく、ご自身の神体をもって衆生の罪業を消してくださいました。衆生を救うためにご自身のすべてを捧げ、さらに私たちには永遠に想像もできないほどの犠牲を払われています。その後、私は師父が講じられた『なぜ人類が存在するのか』を暗記しました。

 5月26日、娘の子供を塾に送っていく際、夫も一緒に行きました。塾に到着すると、夫は車を運転してそのまま出かけて行きました。昼になり、子どもが授業を終えると、夫も戻ってきました。彼は「バックしていたとき、後ろから車が来てぶつけられた」と言いました。。私は「人に怪我をさせなかったの?」と尋ねると、彼は「相手の車は何ともなかったけど、うちの車は後ろに大きな穴が開いた」と答えました。

 それを聞いて、私は心の中で「心性を高める機会が来た」と思い、「今回は必ず心性を守ろう」と決意しました。そして心の中で師父の説法を暗誦し続けました。暗誦するほど心が明るくなり、以前のように心が痛むような感覚はまったくありませんでした。「彼はわざとやったわけではないし、きっと彼も焦っているのだろう」と考えました。

 以前なら、彼の気持ちを全く顧みることなく、たとえ車の塗装が少し剥げただけでも、抑えきれない怒りで大激怒していたでしょう。しかし今回は、ここ数日間ずっと師父の説法を暗誦していたおかげで、法理に基づいて物事を捉えることができました。心はとても穏やかで、まるで何事もなかったかのように落ち着いていました。

 本来、早く修めるべきだった人心を、今までずるずると引き延ばしてきてしまいました。これは私が初めて書いた文章です。もし法に合致しない部分があれば、同修の皆さん、慈悲を持ってご指摘ください!

 師父に感謝いたします!

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/12/23/486544.html
 
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