夢の中で見た、師父の巨大な受難
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文/海外の法輪功学習者

 【明慧日本2025年2月6日】最近、明慧ネットで特別報道【私たちの師父】が発表されました。初めてこの記事を読んだとき、一気に2度読みました。そのたびに、師父の広大な慈悲と巨大なご受難に心打たれ、涙が止まりませんでした。宇宙および宇宙の中の万物はすべて師父によって創造されました。すべての生命の福分は師父から授けられたものです。しかし、師父は私たちを救う過程で、一時的に非常に困窮した生活を送り、数え切れないほどの苦しみを受けられました。それは実際には弟子たちの業力によるものだったのです。師父の平易な言葉には、弟子やすべての生命への無限の愛惜、そして生命が救われることへの切なる期待が込められています。

 1999年に中共が法輪功を迫害し始めて以来、大法と大法弟子たちが直面するこの法難が始まり、現在まで一度も止むことはありませんでした。師父は経文『法難』の中でこう述べられました。「実は、私たちが人を救っている今、まだ15%の業力が消されていません。これは衆生を救っているこの20数年間、蓄積されたものです。とても巨大な業力であり、私には分かっています。ですから、私が直面するであろう巨大な圧力と、耐えることは、一つまた一つとやってきます」と。

 2024年6月に初めて師父の経文『法難』を拝読したとき、私は非常に悲しくなりました。その瞬間、無意識に自問しました。「あなたは堅信し、揺るぎない心を保つ以外に、何ができるのか? 師父の巨大な受難とプレッシャーに対して、あなたに何ができるのか?」その瞬間、思わず泣き崩れました。その後、師父の経文『法難』や『目覚めなさい』などの新しい経文を多く拝読したことで、修煉の中で本来あるべきではない心や執着、そして自分が以前あまり重視していなかった観念を取り除く努力を始めました。師父の慈悲により、私は一歩一歩、修煉を始めた当初の心境と状態を取り戻すことができました。

 最近、非常に鮮明な2つの夢を見ました。その夢によって、師父の広大な慈悲と巨大なご受難をさらに深く感じ取ることができました。

 最初の夢:師父が自身の受難で弟子の罪業を解消してくださった

 この夢は2024年12月29日の未明に起きました。覚えている限りでは、12月28日は土曜日で、私は家族(同修)と一緒に真相を伝える活動をし、深夜になってようやく帰宅しました。そして29日未明、夢の中で私は何かと忙しくしており、少し汗をかいていました。そのとき、師父が私の左前方に歩み寄り、優しく私の左腕の袖をまくり上げられました。その瞬間、私は自分の腕に約5つの腫れ上がった膿疱があることに気付きました。それは常人の水ぼうそうのようにも見え、また膿瘍のようにも見えました。すると、師父はそっと私の左腕を優しく撫でられました。次の瞬間、私の腕、そして全身から大量の黒い気体が四方に放出されました。その黒い気体には刺激臭がありました。しかし、師父はそれらの臭いをまったく気にすることなく、優しく微笑みながら私を見つめておられました。そして、不思議なことに、私の腕の膿疱はそのまま消えてしまったのです……。夢の中で私は深く理解しました。これは師父が弟子の生命の深層にある業力を押し出し、ご自身の受難をもって弟子の罪業を解消してくださったのだと。私は感謝の気持ちでいっぱいになり、言葉では言い表せませんでした。

 この夢を通じて、私は師父の広大な慈悲と、弟子のためにどれほどのご受難を担ってくださっているのかをより深く感じることができました。そして、師父が経文『険悪を遠ざけよう』の中でおっしゃった「師父はあなたを救っていると同時に、あなたの罪業を肩代わりしています。しかも、あらゆる手を尽くしてあなたの罪業を帳消しにしようとしているため」というお言葉の意味を、より明確に理解することができました。

 第二の夢:法難の中での師父の巨大な受難

 2025年1月1日の夜、私は学法を終えた後、真相を伝え、邪悪を解体するプロジェクトに没頭しました。徹夜で作業を続け、翌日の1月2日の朝になってようやく休むことにしました。その日の午前中に見た夢の中で、私は再び師父を目にしました。

 今回私は、師父のすぐ後ろをぴったりとついて歩いていました。師父が前へ進まれれば、私もその後を追って進みました。その一歩一歩ごとに、私は師父の計り知れない受難と焦燥感を深く感じ取ることができました。

 一方では、邪悪による大法への迫害が極限に達しており、師父は常に弟子や衆生の計り知れない罪業を背負っておられました。そして、正法はすでに終結の時を迎え、大限(たいげん:寿命が尽きる時)が迫っていることを強く感じました。もう一方では、師父が焦るように、まだ目覚めていない多くの弟子が急いで追いつくことを願っておられ、さらに、まだ救われていない多くの衆生がいることを痛切に感じました。

 私は夢の中で師父の巨大な受難と焦燥感を深く感じ、心が非常に重くなり、目には涙が浮かんでいました。

 その時、突然、砲火が光を伴って師父に向かって飛んできました。一瞬にして、師父の胸から背中にかけての皮膚が黒く焼け焦げました。しかし、師父が弟子の方を振り向かれたとき、師父はその激痛をこらえ、何事もなかったかのように穏やかな表情をされていました。師父は、自身の巨大な受難と痛みを、決して弟子に悟らせまいとしておられました……。

 私は『私たちの師父』の中で語られていたことを思い出しました。師父はインタビューの中で、常に笑顔で、穏やかで自由な様子だったと。しかし、師父がこの法難の中で受けられる苦しみは、弟子には到底想像もできないものだったのです。

 師父は、弟子と衆生を救うために、計り知れない苦難を耐え抜かれました。それでも、慈悲深く偉大な師父は、私たちを救うために進んで苦しみを引き受けておられます。これこそが、師父の私たちへの広大な愛と神聖な恩恵なのです。まさに、師父が『精進要旨』の「真修」の中でおっしゃったように「わたしは無数の苦難を嘗めても苦しく感じたことなどないのに、皆さんはまだ何が放下できないのでしょうか?」

 最後の言葉

 最近見た2つの夢によって、私はさらに師父が弟子のために尽くしてくださったすべてを理解し、大切に思うようになりました。そして、それはこれからの師が法を正すことを手伝う中で、より良く行うよう私を励ましてくれています。特に、明慧特稿『私たちの師父』を読んでから、師父という偉大な覚者の言動を通じて、本当の「怨みも憎しみもない」とは何か、そして本当の「無私で、他人のことを先に考える」とは何かを改めて学びました。

 明慧の特約記者が師父に「大法から出た後、中共と協力して法輪功や神韻を誹謗中傷する人たち」について質問した時、師父のご回答は、私の心の容量を一気に広げてくださいました。師父はそれでも彼らを「子どもたち」と呼ばれたのです。このお言葉によって、師父が弟子や衆生に向ける広大な慈悲と愛を深く感じることができました。そして、それと同時に、私の心の奥深くにあった「師を欺く者たち」に対する強い憎しみが、一瞬にして解体されたのです。

 師父が弟子や衆生を愛し、大切に思われるお気持ちは、決して変わることはありません。ただ、それを理解せず、感謝を知らず、この天地開闢以来2度とない、そして今後も決して再び訪れないこの万古の機縁を大切にしようとしない人たちがいるだけなのです。

 ここまで書いて、私は師父の経文『なぜ人類が存在するのか』を思い出しました。師父は早くから講法の中で、今日起こるすべてを私たちに警告してくださっていました。私の個人的な理解ですが、法を得ながらも迷失してしまった生命が、もしまだ少しの良知を持っているならば、もしその者がもたらした損失をまだ挽回できる可能性があるならば、すぐに立ち返るべきです。時間は待ってはくれません!

 師父と大法は無限に慈悲深い一方で、大法の威厳も備わっています。私は大法弟子として、恩を仇で返し、完全に魔と化した生命が、師父と大法を無法にも誹謗中傷し、攻撃し、迫害することを決して許しません。そのため、私は発正念の心をこれまで以上に純粋にし、さらに邪悪を根絶する決意と意志を強めました。邪悪を徹底的に排除するのです。

 同修の皆さん、師父が私たちのために尽くし、受け止めてくださったすべてを大切にし、心を込めて3つのことをしっかりと行い、大法を揺るぎなく守り、師父の正法の歩みにしっかりとついていき、最後のこの道を共に歩みましょう。

 以上は私個人の悟りです。私の次元は限られておりますので、不足している点があれば、どうか同修の皆さまの慈悲なるご指摘をお願いいたします。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/1/11/488203.html
 
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