全体の協力で、誹謗中傷の標語を解体する
■ 印刷版
 

 文/中国の大法弟子

 【明慧日本2024年2月6日】しばらく前のことです。私たちの市では新たに20台以上のバスが導入され、市内の各路線で運行されるようになりました。その後、同修の1人が、これら新しいバスの車体に直接大法を誹謗する電子標語が表示されているのを見つけました。同修はすぐに運転手に真相を伝え、この標語を削除するよう促しました。このような標語は運転手自身や会社にとって不利であるばかりか、多くの世人を毒害し、世人を破滅に向かわせるものであると説明しました。

 しかし、運転手は「これらの電子標語は車体に内蔵されたチップで制御されており、私たちには削除することができません。運行会社に連絡しても解決にはならず、製造元でなければ削除できないのです」と答えました。

 その後、私たちはこの問題について交流を重ねました。そして、製造元を訪ねて対応を依頼するのは現実的に難しいので、正念を発して直接解決しようという結論に至りました。私たちは市内全体の同修に呼びかけ、これらの誹謗中傷の標語を表示する電子チップに向けて正念を送り、その背後にあるすべての邪悪を解体することを決意しました。

 しばらくの間、正念を発し続けましたが、それでも誹謗する標語が依然として存在していることに気づきました。そこで、再度交流しました。多くの同修が、「正念を発するだけでは不十分であり、真相を直接伝え、彼らに真相を理解させる必要がある」と感じました。幸いなことに、ある同修がそのバス会社で勤務していた経験がありました。彼は正念が強く、日頃から会社のリーダーたちに真相を伝えてきましたが、今回の件を通じて「彼らがまだ本当の意味で真相を理解していない可能性がある」と考えました。この機会を利用して、改めて真剣に真相を伝え、彼らが本当に理解するよう努めなければならないという結論に至ったのです。

 その同修も、自分が以前に伝えた真相が簡略すぎて、要点が十分に伝わっていなかった可能性があると認識しました。また、この問題が自分のかつての勤務先で発生した以上、自分にも何らかの関係があると考えました。たとえ退職して長年経っていたとしても、目の前の問題に向き合い、過去の不足を補う必要があると感じたのです。

 そこで、私たちはまず、この会社のリーダーや職員に向けて正念を発し始めました。同時に、この問題について包括的に説明する真相の手紙を作成することにしました。数日後、その手紙を同修が会社に届け、彼ら自身に読んでもらうように計画しました。そして、直接彼らに真相を伝え、詳細に話すことで理解を深めてもらおうという方針を立てました。この方法が最も安全かつ確実であると感じたからです。

 師父は、「それ以外、皆さんがぶつかった多くの具体的な問題は、皆さん自ら見計らって、自分で方法を考えて解決しなければなりません。問題が現れたところは、すなわち皆さんが真相を伝え、救い済度する必要のあるところです。困難にぶつかったらそれを避けて通ろうとしてはいけません」(『各地での説法二』「二〇〇二年ワシントンDC法会での説法」)と説かれました。

 数日後、全ての準備が整いました。私たちは一部の同修たちと一緒に、問題のバス会社に直接向かいました。私たちは車内で正念を発し続け、かつて勤務していた同修が真相を記した手紙を持って会社のリーダーに直接会いに行きました。しばらくして、その同修が戻ってきてこう報告してくれました。「今、会社の内部は大混乱状態です。会社自体が再編成される問題に直面しており、多くの従業員が自分たちの待遇が保証されなくなるのではないか、あるいは給料が下がるのではないかと恐れています。そのため、人々の心は動揺し、リーダーたちも頭を抱えています」

 そこで、その同修はリーダーたちに真相を詳しく伝えました。問題の根本的な原因は大法を誹謗したことにあることを説明し、すぐにこれらの誹謗標語を削除するべきだと伝えました。そして、真相を記した手紙をリーダーに手渡し、よく読んで理解するようにお願いしました。リーダーたちは約束してくれました。

 ところが、数日後に確認してみると、バス車体の誹謗標語はまだ残っていました。そこで、私たちは再び一部の同修たちとその同修を伴い、バス会社を訪ねました。

 今回は会社のリーダーの態度が明らかに変わっていました。同修に向かって「今、あなたの目の前で製造元に直接連絡します」と言い、携帯電話を取り出してメーカーに電話をかけました。リーダーは非常に断固とした態度で「すぐに人を派遣して、バスに表示されている法輪功を誹謗する標語を全て削除するように!」と求めました。メーカー側も対応し、数日以内に問題を解決すると約束してくれました。そして数日後、私たちはバスの車体から標語が完全に削除されていることを確認し、ようやく安心することができました。

 その後、同修が会社から得た情報によると、会社は確かに再編成されましたが、全てのリーダーや従業員の待遇には全く影響がありませんでした。リーダーも従業員も安定した気持ちを保ち、非常に満足している様子でした。私たちは、これはリーダーたちがこの重要な問題において正しい選択をした結果であり、そのため物事が良い方向に進んだのだと理解しました。

 今回の出来事を通じて、問題が発生した時、それは私たちが「真相を伝える必要があるというサイン」なのです。そして、それを行う際には忍耐強さが必要であり、面倒に感じたり恐れたりする心を持たないことが重要です。この心構えがあって初めて、邪悪を真に解体することができるのです。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/1/16/488258.html