『轉法輪』出版30周年 ブルガリアの学習者の感謝
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 【明慧日本2025年2月16日】法輪大法の主要な著作『轉法輪』(中国語版)は、1995年1月5日に初めて出版された。それ以来30年間、50カ国の言語に翻訳され、全世界で約1億人が読んでいる。

 ブルガリア語版『轉法輪』は2005年に初めて出版され、20年の間に多くのブルガリア人が次々と修煉を始めた。彼らは、人生で長年求めても得られなかった疑問の答えを理解するだけでなく、宇宙の真・善・忍という最高の法則を知り、返本帰真の道を歩んでいる。

 カティアさん「これは生命の本質についての本です」

 今年65歳のカティア・カルフォヴァさんは、ブルガリア語の修士号を持つ人物で、子供の頃から読書が好きで、哲学や精神に関する書籍をよく読んでいた。2014年の夏、息子がカティアさんに、首都ソフィアの中心部にある公園で毎日坐禅をしている人々がいると話した。興味を持ったカティアさんは、見に行くことを決めた。その日、煉功を終えた後、ある参加者はカティアさんにプレゼントをくれた。

'图1:卡蒂亚·卡尔芙娃(左)'

カティアさん(左)

 それは青い表紙の本で、「その学習者は私に最初から最後まで一度読んでみるように勧め、もし理解できないところがあっても、途中で止めずに最後まで読み通すようにと言いました」とカティアさんは回想した。

 家に帰ったカティアさんはその本を読もうと決心したが、いくつかの馴染みのない概念もあり、なかなか進まなかった。適当に段落を選んで読んだ後、学習者のアドバイスを思い出し、同時に、これは普通の本ではないと気づいた。「もし私が内面での制約や集中力、そして自制心を持っていなければ、この本の深い意味は私に現れなかったでしょう。そこで私は座って、集中して読み始めました。そして、徐々に、注意深く読むようになりました」。やがて彼女はこの本を手放せなくなったという。

 カティアさんの成長過程で、キリスト教は彼女に深い影響を与えており、長年彼女が解けなかった疑問があった。それはイエスが言った「誰かがあなたの右の頬を打ったなら、左の頬も向けて打たせなさい」という言葉の意味であった。ある日、カティアさんは『轉法輪』の中でその答えを見つけた。

 「私は今でも覚えています。その時、私は長時間立って固まっていました。黒い物質と白い物質の二つの物質が互いに転化できるということが書かれていて、私は驚きました。その瞬間、もしこの本がこの問題の答えを明確に示しているなら、他のすべての問題の答えもここにあるに違いない、と思ったのです」

 それ以来、カティアさんは常に『轉法輪』を読むようになった。そして、自分の旧い観念やこの世界に対する認識が根本的に変わりつつあることに気づいた。「時々、私は頭蓋骨が大きくなっているように感じ、私の拡大する精神的な意識に適応しているように思いました」

 修煉が深まるにつれて、カティアさんはこの貴重な本をもっと多くの人々に紹介したいと思うようになった。そして一年後、カティアさんはブルガリアの首都ソフィアの中央図書館で、より多くの人に法輪大法を知ってもらいたいと思い、『轉法輪』の紹介会を開催した。現在、カティアさんは修煉を10年以上続けており、『轉法輪』についてさらに深い理解を得ている。彼女はこう語った。「私がこの本を他の人に勧めるとき、『これは生命の本質についての本です』といつも簡潔に言います」

 『轉法輪』がカティアさんに与えた恩恵は数え切れない。「毎日『轉法輪』を読むたびに、私は広大な生命、宇宙、そして修煉の中に浸っています。師父は私に多くの謎を明かしてくださり、自分の不完全さにも気づくようになり、師父は修煉を通じてその不足を克服するのを助けて下さいます。自分が気にかけられ、見守られ、加護されていることを、確信しています」とカティアさんは語った。

 イヴリーナさん「『轉法輪』は大きな尊敬に値する本」

 イヴリーナ・イヴァノヴァさんにとって、『轉法輪』を手にすることは容易なことではなかった。2014年、彼女は法輪大法を学ぶことを決意したが、夏になってようやく一冊の『轉法輪』を受け取ることができた。

'图2:伊芙琳娜·伊万诺娃(左)'

イヴリーナ・イヴァノヴァさん(左)

 その時、イヴリーナさんは『轉法輪』に対して非常に大きな尊敬の念を抱いていたが、なかなか本を開く勇気がなかった。「私はこの本と自分との間に距離があると感じていました。いつも本の前を通るたびに、特別な尊敬の気持ちと手が届かないような感覚が湧き上がりました。青い表紙が不思議に部屋を照らし、私はなかなかこの本を開こうとしませんでした」

 ある日、イヴリーナさんはついに決心し、『轉法輪』を読み始め、それは大きな転機となった。「この本は私の忍耐力を試していたようでした。私をゆっくりと、徐々にその中に溶け込ませていったのです。そして私は、自分がなぜこれほど長い間この本と距離を保っていたのか、その理由が分かり始めました」

 『轉法輪』を一度読み終えた後、イヴリーナさんは新しい、より良い自分になれると感じた。「自分がそれを実現できるのか、どのように実現するのかは分かりませんでしたが、以前の自分に戻ることはもう不可能だと深く確信しました」とイヴリーナさんは感謝し、幸せを感じた。

 現在42歳のイヴリーナさんは、ジャーナリズム学院に通っており、『轉法輪』の教えに従って生活している。彼女は心性を日々向上させ、大法のおかげで人生の困難な時期を乗り越えることができた。イヴリーナさんは師父に非常に感謝しており、こう述べていた。「日々、『轉法輪』は私の生命で最も自然な伴侶となりました。この神聖な本を初めて読んでから、もうすぐ11年になり、今では一日もそれを読まない日はありません。修煉の道は厳しいものでしたが、私は決して孤独ではありません。慈悲深い師父は、父親のように私の手を引き、私を家に帰る道へと導いてくださっています」

 ケルカさん「混乱した世界で戻る道を見つける」

 ケルカ・クンチェヴァさんは、ずっとこの世でのより高い真理を求めていた。若い頃は、深い問題について考える時間があまりなく、息子が生まれてから、無私無我の状態をどう実現するかを知りたくなった。「私は自分を照らし、導いてくれる修煉方法を見つけたいと思っていました。精神的な修行に出会ったこともありましたが、それは表面的で儀式的なものでした」とケルカさんは語った。

'图3:科尔卡·昆切娃'

ケルカ・クンチェヴァさん

 その時期、ケルカさんは、はっきりとした夢を見た。彼女は船に乗っており、船は暴風雨の中で必死に航行していた。孤独で無力感を感じるそのとき、目に見えない力が船の進行方向を変え、船を岸に導いて彼女を救い出した。ケルカさんはこの夢が良いことが訪れる兆しだと感じた。

 2017年、ケルカさんは初めて『轉法輪』を読んだとき、すべてが開けたように感じた。彼女は他人を思いやりながら自分を大切にする方法、目の前の困難を成長のチャンスとして捉える方法、そして更に同情する心を持つ方法を理解した。また、良い人でいることが人と宇宙が調和するための最も良い状態だと気づいた。

 『轉法輪』から悟った法理について語る際、ケルカさんはこう語った。「もし誰もが他人を尊重し、他人を受け入れるなら、人々は自由を得ることができ、まるで太陽の光を求めて成長する竹のように上へと伸びていくでしょう。私が勤勉で謙虚で、真・善・忍の教えに従い行動するよう努力していると、周りの人々も(宇宙の)法則を感じ取るようになります。『轉法輪』は、私に忍耐、決意、理性、そして慈悲を持つように教えて下さいました」

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/2/13/490695.html
 
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