山間部の弟子が奇跡的に法輪功に出会う
■ 印刷版
 

文/河北省の大法弟子    

 【明慧日本2025年2月20日】昔、この山村には裕福な家族が住んでいましたが、共産党が来る前に没落したため、赤い災難を免れました。桃縁さんは、この一族の末裔で、成長後、平原地区に嫁ぎました。

 大法との縁

 1996年、法輪大法がこの一帯に広まりました。ある日、桃縁さんは夢を見ました。夢の中に、とても並外れた人が現れたのです。

 2日後、桃縁さんは実家の母親を見舞いに行きました。村に入ったところで、おばあさんに「うちで法輪大法のビデオを流しているから、見ていきなさい」と声をかけられました。桃縁さんは母親を連れて行きました。家に入ると、桃縁さんは驚きました。夢に出てきた人が師父だったのです。彼女は感激しました。母娘はこうして不思議なことに法輪大法に出会ったのです。桃縁さんの母親は「私は一生、お香を焚いたり、頭を下げたりしてきたけれど、どれが真実でどれが嘘なのか分からなかった。今日、真の法と正の道を得ることができた」と言いました。それ以来、彼女たちは毎日明け方4時に起きて煉功し、怠ることなく法を学び、勇猛精進しました。

 1999年7月、中国共産党による法輪功への迫害が始まり、警察が桃縁さんの母親の家を訪ねて「あなたはまだ法輪功を煉っているのですか?」と尋ねました。お婆さんは「こんなに良い功なのに、なぜ煉らないのですか? 病気を治して健康になれるし、良いことをして悪いことをしないし、トラブルがあれば自分の内面に向けて探します。あなたたち官職の皆さんに伝えて、みんなで煉るように言ってもらえませんか」と言いました。警察官たちは何も言わずに帰って行きました。

 その年の師走、雪が舞い散る中、村の大スピーカーが法輪功を中傷する放送をヒステリックに流しました。村の事務所の中庭は人だかりで、事情を知らない人々が中国共産党に脅され、法輪功を批判していました。桃縁さんの母親はすでに90歳を超えていましたが、杖をつきながら人混みの中を歩き回り、法輪功のため、師父のために正義を訴え、人々に真実を伝えました。人々は彼女を見つめて多くの人が彼女に敬畏の眼差しを向けて言いました。「このお婆さんは、こんな場所でよくも共産党の邪悪を暴き立てることができるものだ。普通の人ではない」。お婆さんは正しい念と正しい行いを貫き、集会が終わるまでずっとそうしていました。お婆さんはよく自宅の玄関先に座り、通りすがりの人に真実を伝えたり、法輪大法の真相の護符を配ったり、「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と念じるように教えました。

 不思議な二つの平手打ち

 桃縁さんの家の土台は比較的低く、水が溜まっていました。隣の頼二はこの窪地に長年薪を置いていましたが、桃縁さんは頼二に「薪を移動してください、この窪地を埋め立てたいのです」と言いました。頼二は協力せず、理不尽なことを言い、桃縁さんは頼二があまりにも理不尽だと感じたので、彼に一言言いました。これが大変な騒ぎになり、頼二は桃縁さんの頭を殴り始めました。

 桃縁さんは師父の教えの「殴られても手を出さず、罵られても口答えしない」(『轉法輪』)をしっかりと覚えており、全く動かずに立っていました。頼二はそれを見てますます腹を立て、桃縁さんの顔に「パン、パン」と激しく二度平手打ちを食らわせ、桃縁さんはよろめきながら道の端に走って行きました。その時何人かの人がやって来て、「父親を呼んで来い」、「派出所に電話しろ」、「病院に行こう」と言いました。皆が頼二を非難し、桃縁さんを慰めている時、桃縁の顔に大きな変化が起こっていることに皆が気づきました。桃縁の左頬には、ナツメのような大きさのリンパ節の腫れがあり、30年以上も前から時々ズキズキと痛むことがありました。この突然の二度の平手打ちで、なんとこのリンパ節の腫れが消えてしまい、跡形もありません。桃縁さんは手で自分の左頬を触ってみると、とても気持ちが良いと感じ、彼女は微笑みました。その場にいた人々も皆、あまりの不思議に驚きました。

 桃縁さんは心の中で理解していました。突然のトラブルに直面したとき、彼女は心性を守ったので、彼女の一部の業力が消えたのです。彼女の心性が向上したことで、彼女の体に大きな変化が起こり、良くないものが消え去りました。そのため、彼女の左頬にできていたリンパ節の腫れが消えたのです。なぜなら腫瘤そのものは良くないもので、この場所に留まることができなくなったからです。桃縁さんの変化は、縁のある人々を大法修煉へと導きました。中国共産党が法輪大法への迫害を開始した後、桃縁さんは外に出て真相を伝え、人々を救うようになりました。彼女は山間部の弟子たちが法を得ることがいかに困難か、そして大法が山間部の弟子たちにとってどれほど貴重なものであるかを知っていました。毎週末になると、桃縁さんは実家に戻り、山間部の同修たちを集めて、山村の同修たちと一緒に集団学法を行いました。このことは30年間一日も欠かすことなく、揺るぎなく続けられています。

 大法が彼女に二度目の命を与えた

 桃縁さんと同じ村に住んでいた姉妹の路縁さんも、平原地域に嫁いでいました。彼女は中共が大法への迫害を開始したばかりの頃に法輪大法を得ました。邪悪が天地を覆うかのような迫害の下で、彼女は修煉することを恐れていました。その後、彼女は病気にかかり、多額のお金を費やしても治らず、自力で生活することができなくなりました。

 路縁さんは法輪功のことを思い出し、実家に戻って桃縁さんを訪ね、煉功を再開しました。一度煉功しただけで彼女の病気はすぐに良くなり、そして彼女は再びしっかりと大法修煉の道に戻り、全身全霊で大法の中での修煉と人々を救うことに打ち込みました。彼女は、師父と大法が彼女に二度目の命を与えてくれたと言い、彼女は命をかけて大法を守り抜き、いかなる邪悪な弾圧も大法に対する確固たる信念を変えることはできないと語りました。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/2/18/490869.html
 
関連文章