黒竜江省のトウ明宇さんに不当審理
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 【明慧日本2025年3月9日】黒竜江省ハルビン市在住の法輪功学習者(以下、学習者)・トウ明宇さん(43歳男性)は、法輪功を実践したとして2024年11月20日に不当に連行されて以来、100日以上ハンガーストライキを行っている。2025年2月13日、ハルビン道里裁判所はトウさんに対する不当審理を行った。

 法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。トウさんは小さい頃、病気を患っていたが、後に逆流性筋腫であることが判明し、治癒できなかった。15歳のときに法輪功をは学び始め、病気は自然に治った。

 事件の詳細

 トウさんは2024年11月24日、学習者・劉淑文さんを訪問した際に、劉さんの自宅を家宅捜索中の警官らに不当連行された。その後、2人の学習者は道里留置場に連行された。

 その後、警官がトウさんの母親に電話をかけ、自分は配達員だと主張し、トウさんの家の住所を確認する必要があると告げた。高齢女性は警官の言葉を信じて住所を伝えたが、すぐに警官らが到着し、家を家宅捜索した。警官は佟さんのパソコンやその他の品物を押収した。

 トウさんは尋問中に質問に答えることを拒否し、その後ハンガーストライキを行った。拘置所の看守はトウさんに強制的に食事を与えた。

 2024年12月5日、看守はトウさんに正式な逮捕状が発行され、起訴されていると通知した。

 2025年2月13日、ハルビン道里裁判所は午後2時から午後4時30分まで2時間以上にわたりトウさん対する不当審理を行った。トウさんは薄着で、足かせと手錠をかけられ、被告席に座っていた。

 人権弁護士の論理的で法的な弁護を聞いた後、法輪功を学ぶことは犯罪ではないことが皆に理解された。検察官がトウさんの「犯罪」を証明する証拠を何度も提出できなかったため、裁判は不成功に終わった。本稿執筆時点では判決の詳細は不明である。

 過去に受けた迫害

 トウさんは、2017年6月〜2020年12月まで、3年6カ月の刑期を務めていた。釈放されたとき、トウさんは死の淵にいた。トウさんが回復したのは2年後だった。迫害が続いたため、トウさんは学士号を持っていたにもかかわらず、良い仕事に就くことができなかった。トウさんは自分と両親を養うために雑用をこなしていた。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/2/10/490599.html
 
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