文/中国の大法弟子
【明慧日本2025年3月24日】私は1997年に修煉を始めた大法弟子で、今年70歳になります。修煉を始める前の私は、まさに薬漬けの生活を送っていました。腎炎、神経衰弱、不眠症を患い、ついには尿毒症を発症し、5年間も寝たきりの状態でした。薬が手放せず、生きているのがつらいほどの苦しみでした。しかし、1997年に法輪大法と出会い、煉功を始めました。すると、わずか2カ月で体が完全に回復し、一粒の薬も飲まずに健康を取り戻すことができたのです。これこそが大法の奇跡でした。師父は私を地獄から救い出してくださり、返本帰真の道へと導いてくださいました。こうして、私は本当の意味で修煉を始めることができたのです。
この20年以上の修煉の道のりでは、いくつもの難関を乗り越えてきました。順調なときもあれば、困難なときもありました。1999年、江沢民一味による法輪功への迫害が始まったとき、私は夫とともに2年間、他の地域へ出稼ぎに行きました。そして故郷に戻ったとき、私は悟りました――「私は師父が定められた道を歩まなければならない」と。こうして、私は資料作成の仕事を担うようになりました。この役割もまた師父が用意してくださった道なのだと理解し、それ以来、一心にこの道を歩んできました。
資料拠点は今日に至るまで、一度も迫害を受けることなく、安定して運営し続けることができています。これはすべて、偉大なる師父が常に弟子のそばで見守り、守護してくださっているおかげです。その導きがあったからこそ、私は今日まで歩み続けることができたのです。
正念で恐れを取り除き、邪悪な迫害を無にする
2023年、私たち十数人の同修は、高層住宅に資料を届ける活動をしていました。その中で、偶然にも県委書記の家の前で資料を配ったため、警察が監視カメラを使って調査を始めました。その日使用した資料は私の家から持ち出したもので、十数人の大法弟子が同時に外へ出たため、監視映像に映ってしまったのです。しかし、私の家は細い路地の奥にあったため、直接映ることはありませんでした。一方、私の家の近くに住む同修Aさんは、その日活動に参加していなかったものの、家が近いという理由で警察に疑われてしまいました。
警察は甲同修の家を訪れ、問い詰めました。「昨日、高層住宅に資料を届けたのは誰だ?」Aさんは冷静に「知りません」と答えました。警察は監視映像と照らし合わせましたが、Aさんの姿が映っているわけではなかったため、「この辺りで煉功している人は何人いる?」とさらに尋ねました。Aさんは「私たち二人だけです。もう一人は病院に行っています」と答えました。すると警察は、「この人物はこの辺りに住んでいるはずだ。必ず見つけ出す」と言い残し、立ち去りました。
警察が去った後、Aさんは私のもとへ来て知らせてくれました。「あなたたちが一昨日届けた資料が見つかり、警察が監視映像を調べた。はっきりと映っている人はほとんどいないけれど、あなたの姿だけは確認できたそうよ。急いで家にある資料を片付けて、安全な場所に移したほうがいい」と。その時、私の家にはまだ1,000部以上の資料がありました。私たちはすぐにそれらを移動させました。
Aさんが帰った後、私は内に向けて探しました。「どんな心がこの状況を引き起こしたのか?」と考えると、恐怖心、自己防衛の心、結果を求める心、顕示心理があったことに気づきました。私は師父に香を捧げ、「弟子をお守りください。まだ修煉の足りない部分はありますが、それでも邪悪に支配されません。私は法の中で自らを正します」と願いました。
それから座禅を組み、1時間発正念をしました。同修たちとも力を合わせて発正念を送りました。そのとき、師父が「生死を超えれば神であり、超えられなければ人である」と悟らせてくださいました。私は『洪吟二』の「恐れ無し」を暗唱し、「恐れるのは私ではない。この恐れの心は私のものではない」と念じながら、恐れを取り除く決意をしました。師父に加持を願い、「私は必ず恐れを克服します」と誓いました。その瞬間、恐れが消え去り、師父が取り除いてくださったのだと感じました。
さらに、「衆生が大法に罪を犯さないように。衆生は師父の親族であり、大法によって救われるべき存在なのだから」と一念を発しました。こうして、師父のおかげでこの難を乗り越えることができました。同修たちの発正念の力もあり、別の空間に存在する邪悪な勢力、黒い手や悪霊たちを解体できました。やがて旧正月が近づく頃には、この件は自然に収束しました。
妹婿が「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と唱えた奇跡
私の妹婿は鉱業管理局の局長をしていました。以前、彼に真相を伝えたことがありましたが、ある日、再び会ったときに三退を勧めました。「三退して平安を得たほうがいい」と伝えると、彼は「今回は本当に退くよ。もう退職したし、何の圧力もないからね」と言いました。また、彼の家には毛沢東の石膏像があったので、「それは貧乏神であり、邪悪な霊だから、すぐに壊して処分したほうがいい」と忠告しました。
それから2年後、妹婿が食道癌を患ったと聞きました。ちょうどその頃、師父が新しい経文「なぜ人類が存在するのか」を発表されたので、その経文と真相小冊子、お守りを持って彼を訪ねました。妹婿は喜んでそれらを受け取り、「私は法輪大法を信じているよ」と言いました。
私は「今は末法の時期で、唯一、大法の師父だけが人を救うことができる。信じる心が誠実であればあるほど、大法の力も大きくなる。だから、心を込めて『法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい』と唱えてみてください。これは宇宙の真理だから、宇宙の正のエネルギーがご加護し、神仏が守ってくださいます」と伝えました。妹婿は「分かった、必ず唱えるよ」と力強く答えました。
私が見舞ったとき、妹婿は痩せこけて皮と骨ばかりになっており、家族も「もう長くはもたない」と考え、葬儀の準備までしていました。しかし、それから1カ月後、再び彼を訪ねると、顔色が良く、生気に満ちた妹婿が出迎えてくれました。彼は私を見るなり、嬉しそうに笑って言いました。「お義姉さん、本当にありがとう! あのお言葉を唱えてからは、食欲も戻って、体重も10キロ以上増えたよ」。私は微笑みながら「私に感謝するのではなく、大法の師父に感謝してください。師父が、あなたを救ってくださったのです」と伝えました。