面と向かって真相を伝える中での感動的なエピソード
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文/中国の大法弟子  

 【明慧日本2025年4月4日】私は1998年の年末に『轉法輪』を読み始めました。最初に一冊を読み終えた時、感じたことは「これは私が何十年も探し求めていたものです!」ということでした。後に、子供の頃に経験した危険に晒されながらも無事であったいくつかの出来事を思い返すと、それは本当に師父が私を見守ってくださっていたからだと感じました。法を得た当初、師父はすぐに私の体を浄化してくださり、それまで苦しんでいた偏頭痛、神経衰弱、不眠症、扁桃腺炎、胃炎、関節炎などの症状が、法輪大法を修煉して数カ月のうちにすっかり消え去り、私は本当に病気のない軽やかな身体の素晴らしさを体験しました。

 師父は私の身体を浄化してくださっただけではなく、私の心も浄化してくださいました。修煉する前の私は、自分のことしか考えず、嫉妬心、怨恨心、色欲心、闘争心が非常に強かったのです。しかし、修煉を通して、これらの頑固な人心はすっかり減り、ほとんどなくなりました。法を暗記することで、私は内に向けて探すことを学び、今では、これらの心が現れるとすぐに気づき、即座に取り除くことができるようになりました。そして、以前は絶対に謝らなかった私が、今では他人を考慮する人間になり、話すときや行動するときに、まず他人が受け入れられるかどうかを考え、もし他人を傷つけてしまったら、すぐに心から謝るようになりました。ですから、法輪大法を修煉することで、本当に私を生まれ変わらせてくださったのです!

 今、私は毎日3時10分に起床し、動功を30分間、第二式功法と坐禅をそれぞれ1時間、煉功しています。時々遅く起きることもありますが、煉功できなかった功法はその後必ず補うようにしています。これは師父に対する私の約束です! 学法や法の暗記はとても重視しており、私は以前、学法を怠ったことで迫害を受けたことがあるため、どんなに忙しくても毎日必ず最低でも『轉法輪』1講を学び、その後1節を暗記できるまで続けています。また、時間を作って師父の各地での説法を学び、同時に煉功した後の時間を利用して、6時の正念を発する前の数分間を使って『洪吟』を暗唱しています。そして発正念はより良く行っています。

 学法と発正念を重視しているおかげで、この10年間、同修と協力しながら面と向かって真相を伝え、人々を救うことを安定して続けてこられました。真相を伝えて人を救う過程は、まさに修煉の過程でもあり、まるで安行のように、さまざまな人に出会います。ある人は話を聞いただけで理解し、すぐに三退を決意します。ある人は資料を受け取りますが、三退については「まず読んでから考える」と言います。また、資料は受け取らないものの、真相を聞いて三退する人もいます。特に共産党員は、中共の弾圧を恐れて資料を持ちたがりませんが、それでも邪悪な共産党の悪事を理解し、三退を望みます。中には正義感が強く、すべての資料を欲しがる人もいます。

 私たちは以前、大きな市場である男性に出会いました。彼は中共に強い不満を抱いており、大法の真相を理解すると、資料や『九評』などを求め、「持ち帰ってじっくり読んでみる」と言いました。また、別の男性に初めて真相を伝えたとき、彼は三退を拒み「私はまだ村の書記に立候補するつもりだ」と言いました。しかし、彼は真相資料を受け取りましたので、「しっかり読んでみてください」と伝えました。

 その後、再び彼に会ったとき、彼は私を見るなり笑顔を見せ、三退を勧めると、快く承諾しました。そして『共産党についての九つの論評』(以下、『九評』)の本も受け取り、もう邪悪な共産党の書記に立候補しないと言いました。その後、彼とは二度と会うことはありませんでした。これは師父が彼を救うために按排してくださったのだと思います。

 ある時、市場に入ると、50代の男性が道端に座り、目の前に少量のネギを並べていました。私は彼の外見から農民には見えなかったので、笑顔で尋ねました。「お兄さん、あなたは退職された幹部でしょう?」と聞くと彼はすぐに笑い「姉さん、よく見抜きましたね! 私は鉄道関係の仕事を退職したばかりなんです。庭で少しネギを育てたのですが、食べきれないので市場で売っているのですよ」と答えました。

 そこで私は彼に大法の真相を伝えました。彼は喜んで三退し、資料と『九評』も受け取り「ありがとう!」と嬉しそうに言いました。しかし、その後再びその市場に行ったとき、彼の姿はありませんでした。これも師父が彼を導き、真相を聞いて救われるように按排してくださったのだと思います。そうでなければ、退職した幹部が、わずかばかりのネギを売るために市場に来るでしょうか?

 ある時、市場で人々に真相を伝えている最中、突然誰かが私の名前を呼ぶ声がしました。私は驚きました。「ここで私を知っている人がいるの?」と思い、顔を上げると、黄色いコートを着た男性が私を呼んでいました。最初は誰か分かりませんでしたが、彼の前に山積みになった大根や白菜を見て、安心して近づきました。彼は私が気づいていないことに気づき、笑いながら自分の名前を教えてくれました。なんと、20年以上会っていなかった元同僚だったのです! 彼が私を覚えていたということは、私の外見があまり変わっていないということでしょう。

 お互いに少し近況を話した後、すぐに私は彼に大法の真相を伝えました。彼はすぐに三退に同意しました。彼はかつて軍人で、邪悪な共産党の党員だったのです。私は彼に資料と『九評』を渡し、彼は快く受け取ってくれました。

 それ以来、市場で彼を見かけることはありませんでした。私は、これも師父が彼を救うために按排してくださったのだと感じました。同時に、これは私の「知人に会うことへの恐れ」を取り除くためでもあったのでしょう。それ以来、私はもう過去の友人や同僚に会うことを恐れなくなり、むしろ彼らに会い、真相を伝えて救いたいと願うようになりました。

 この数年間、真相を伝えてきた経験を思い出すたびに、私は涙を抑えきれません。本当に、師父に感謝しています! 時には、帰り道で道端に座っている人を見かけ、話しかけるとすぐに三退することもあります。彼らは、まるでそこで救われるのを待っていたかのようです。このような出来事が、私たちをさらに精進させています。

 厳寒の冬も、猛暑の夏も、私たちは怠けることなく、互いに励まし合い、注意し合いながら取り組んでいます。ここ数年、夏の暑さが特に厳しく、ある同修は体型が大きいため、炎天下で人を救うのがとても大変でした。太陽の下で立ち続け、汗が目に入り、背中をつたって流れ落ち、服はびしょ濡れになります。しかし、衆生が救われたときの喜びを目にすると、心の中は本当に幸福感で満たされるのです!

 最初に真相を伝え始めた頃は、受け取らない人や罵る人に出会うと、心が乱され、それが人を救う効果にも影響していました。しかし、学法を重ね、心性を向上させるにつれて、常人のどんな態度にも動じなくなりました。

 ある日、真相入りのカレンダーを配っていた時のことです。ある男性がそれを奪い取って道端の草むらに投げ捨てました。でも、私は動じることなく、笑顔で「お兄さん、いらないのなら私に返してください。捨てないでくださいね」と言いながら、カレンダーを拾い上げました。すると、すぐ後ろにいた女性が「私がもらいます」と言ってくれたので、その方にお渡ししました。

 また別の日、資料を配り終えて帰る途中、ふと振り返ると、1人の年配の男性が『金の種子』という真相資料を燃やしていました。私が振り返ったのを見て、彼はわざと本を高く掲げ、私に見せつけるように燃やしました。その時、私は彼を憎むことはなく、ただ彼を哀れに思いました。「業を積んでしまった、この先どうやって償うのだろう」と。でも、自分自身を振り返ってみると、まだ慈悲の心が足りていなかったことに気づきました。

 法を正す進展とともに、人々の意識もますます明晰になっています。多くの人が私たちを見ると、大声で「法輪大法は素晴らしい!」と叫び、さらには「共産党は終わりだ!」と言いながら、三退を手助けしてくれることもあります。

 ある日、私は真相を理解している人に出会いました。その人は資料を受け取ると「法輪大法は素晴らしい!」と叫びました。その声を聞いた近くのハミウリ(メロンの一種)を売っていた男性は、最初は資料を受け取ろうとしませんでしたが、その人がすぐに「受け取っておきなよ。共産党は終わりだ。法輪功は素晴らしい」と勧めると、結局彼も資料を受け取り、さらに邪悪な共産党組織から脱退しました。私は彼にお守りを渡し「商売をするときに車に置いておけば安全ですよ」と言いました。すると、彼の隣にいた男性も欲しがり、お守りを受け取った後、自分のスマホの裏を私に見せてくれました。そこには、すでに一つのお守りがスマホケースの中に挟まれていました。私は「すでに持っていますね。それなら返してください」と言いましたが、彼はすぐにお守りをしまい「違うんだよ」と笑いました。確かに、彼のスマホケースに入っていたお守りは、ずいぶん前にもらったものでした。

 また、ある日、1人の兄貴分のような男性に出会いました。彼は大法をとても支持していて、毎回資料を受け取ってくれます。その日、私は彼に真相入りの小型プレーヤーをプレゼントしました。彼は大喜びし、すぐに再生して聞き始めました。すると、隣にいた若い男性が羨ましそうに見つめていました。しかし、その日は私がプレーヤーを一つしか持っておらず、彼には渡せませんでした。

 これまで、迫害の真相を伝える過程で、心を打たれるエピソードは数え切れません。そして、師父の衆生に対する限りない慈悲をますます感じるようになりました。私は良く知っていますが、真相を聞こうとしない人、三退しようとしない人がいるのは、私たちの修煉の次元がまだ足りず、彼らの心を打つような言葉を発することができていないからです。そのため、私たちはさらに多く法を学び、早く次元を高め、より多くの人を救わなければなりません。

 師父、本当にありがとうございます! そして、同修の皆さんにも感謝いたします!

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/3/7/488311.html
 
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