2025年3月、迫害され法輪功学習者13人の死亡が判明(二)
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 【明慧日本2025年4月10日】(前文に続く)

 実例6、湖北省麻城市の周顕成さん 迫害され死亡

 湖北省麻城市の学習者・周顕成さん(84)は、湖北省沙洋範家台刑務所での不当な刑期を終え、帰宅後間もない2025年1月25日、無念な思いを晴らせないまま死亡した。連行・拘禁される前の周さんの健康状態は良好だった。

 周さんは法輪功への信念を堅持し続けたとして、中国共産党(以下、中共)当局から度重なる迫害を受けていた。情報筋によると、周さんは8、9回も不当に連行され、二度にわたって不当な判決を言い渡された。

 2021年3月、当時80歳だった周さんは、自宅で武漢市新洲区潘塘派出所の警官により再び連行された。その後、外部との連絡が途絶え、周さんの消息は不明となった。最近になって、高齢の周さんは、再び中共の裁判所により不当な判決を受け、沙洋範家台刑務所に再度収監されていたことが明らかになった。周さんは不当な刑期を終え帰宅したものの、間もなく亡くなった。

 実例7、湖北省武漢市の蘭文斌さん 迫害され死亡

 湖北省武漢市の蘭文斌さん(73)は、北京市のあるコンサルティング有限会社の責任者であった。2024年4月、蘭さんは街で法輪功迫害の実態を人々に伝え、資料を配布していたところ、政府による法輪功への中傷を信じた者に通報され、また監視カメラにも撮られた。

 翌日、蘭さんが外出したところ、数人の警官に囲まれて強制連行され、家宅捜索を受けた。警官は家の中から法輪功の書籍、法輪功創始者の写真、資料、プリンター、パソコン、MP3プレイヤーなどを押収した。

 蘭さんは手錠をかけられ、食事も与えられず、トイレに行くことも許されず、椅子の上で一晩を過ごした。その間、何度も尋問を受け、署名を強要されたが、蘭さんは応じなかった。

 次の日、蘭さんは病院に連れて行かれ、医師による診断を受けた結果、腹部に4.8センチの腫瘍があることが判明した。警官は、「余命は長くないだろう」と言い、蘭さんを釈放した。

 蘭さんは帰宅した後、金銀湖派出所、長豊街派出所、車站街派出所の警官らが交代で家に監視に来て、撮影した。その結果、蘭さんは精神的な圧力と身体の状態の悪化により、2025年1月11日に亡くなった。享年77歳。

 実例8、度重なる迫害を受けた衡水市の王元昇さんが死亡

 学習者の王元昇さんは2019年10月19日、河北省冀東刑務所から家族と家へ戻った。当時、王さんは残酷な迫害を受けたことによって身の回りのことができず、家族の介護が必要な状態であった。以来、健康状態は年々悪化し、2024年11月10日に亡くなった。75歳。

 王さんは2000年に1年間の労働教養を強いられ、石家荘市労働教養所で、吊り上げる、縄で縛る、スタンガンによる電気ショック、睡眠剥奪などの拷問を受けた。2006年6月、王さんは冀州鎮派出所の警官に連行され、家宅捜索を受け、さらに懲役3年の実刑を言い渡された。2016年10月、再び連行され、冀州区裁判所から懲役3年の不当な判決を受けた。

 河北省冀東刑務所では、王さんは刑務官の指示に従わないとして殴られ、ある時は数人の刑務官に廊下に引きずり出され、ひどく殴られて蹴られた。当時、王さんは70歳近く、刑務官は基本的に20代前半の若者だった。

 王さんは、2019年4月に突発的な脳梗塞を発症し、身体が不自由になったが、刑務所側は家族に知らせなかった。

 王さんは自力での生活ができず、何度も虐待され、体があざだらけになった。また、トイレに行くのを避けるために食事を与えないこともあった。このような虐待が続く中、王さんは身体的にも精神的にも極度に疲弊し、健康状態はどんどん悪化していた。

 2019年10月19日、王さんは家族によって河北冀東刑務所から家に迎えたが、その後も健康状態は年々悪化し、2024年11月10日に亡くなった。

 実例9、茂名市の廖玉英さん 迫害され死亡

 広東省茂名市の廖玉英さんは、2022年4月21日、茂名市公安局電白区支局国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官および林頭鎮派出所の警官により不当に連行された。2023年12月25日、廖さんは深刻な健康状態にありながらも、強制的に茂南区裁判所での裁判に出廷させられた。2024年12月、廖さんは迫害により死亡した。享年87歳。

廖玉英

廖玉英さん

 廖さんは法輪功を学び始め、全ての病気は完治し、健康になった。しかし、中共による法輪功への迫害が始まった後、廖さんは信念を守り続け、法輪功が迫害を受けている事実を人々に伝えたとして、何度も迫害された。

 廖さんは以前、法輪功の無実を訴えるため北京に陳情したことで、2年間の労働教養を強いられ、さらに、茂名市の洗脳班に送られた。その後、廖さんは法輪功迫害の実態を広めたとして20回以上も連行され、家宅捜索を受け、嫌がらせを受けた。

 2023年12月25日、廖さんは茂南区裁判所に連行され、不当な裁判にかけられた。

 一度に数人、十数人、20数人による大規模かつ長期にわたる迫害は、80代の廖さんに肉体的・精神的な大きなダメージを与え、廖さんは2024年12月にこの世を去った。

 実例10、老人ホームに拘禁された呉春如さんが死亡

 江蘇省南京市の学習者・呉春如さん(90代)は、2023年末に中共の関係者に騙されて老人ホームに拘禁された。2024年4月に老人ホームで亡くなった。老人ホームは高齢者の面倒を見る場所であるはずだが、中共は老人ホームを刑務所として、学習者を拘束している。

 呉さんは、江蘇省南京市浦口区に在住。法輪功を修煉した後、持病が治り、20年以上健康である。

 2023年のある日、呉さんは住宅内に住む男性に法輪功の資料を配布した。その後、中共の関係者は、呉さんの子供たちに、2023年末までに母親を老人ホームに送るように指示した。当初、呉さんは中共が背後にいることを知らなかったが、家に帰りたいと望んだところ、老人ホームに拒否された。2024年4月、呉さんは老人ホームで亡くなった。

 実例11、7年以上不当拘禁された撫順市の王紅兵さん 数年前死亡

 遼寧省撫順市の学習者・王紅兵さんは、2009年4月18日に警官に連行され、7年6カ月にわたって不当に監禁され、釈放された時には、意識がはっきりできず、歩行困難、脳血栓を患っていた。2年後、脳出血で植物人間となり、70歳近くになって年金を停止された。1年間寝たきりの後、2020年の始め頃に死亡した。73歳。

 実例12、大興安嶺地区の喬玉華さん 迫害され死亡

 黒竜江省大興安嶺地区の学習者・喬玉華さんは、法輪功の修煉を諦めず、真・善・忍に従って良い人を目指したとして、過去20年間、中共の関係者に7回も連行・拘束され、殴打され、殴られ、拷問を受けて自白を強いられた。また、労働教養を科され、絶えず嫌がらせと迫害を受け、2009年4月19日、遼寧省営口市で喬さんは亡くなった。享年73歳。

 (完)

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/4/3/492275.html
 
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