師父の経文を暗記後、私は心性が向上した
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2025年4月15日】師父の新しい経文『目覚めなさい』を読んで、私はそれを暗記しようと決めました。しかし、丸一日経っても最初の一文が思い出せませんでした。

 「慈悲は常人社会では善意と愛の心として体現されています。これも大法弟子の内面から滲み出た生命の状態です」(『目覚めなさい』)

 5段落を暗記することがこんなに難しいとは思っていなかったので、私は落胆しました。私は内省し、私を妨げているのは寛容と慈悲の心の欠如であると気づきました。これにより、修煉の厳しさを深く認識し、この経文を暗記する決意を固めました。1週間後、私はこの経文全体を暗記しました。

 私が暗記した法は私の修煉を導いてくださいました。例えば、舅が新型コロナウイルスに感染したため、集中治療室に入院し、莫大な医療費がかかりました。私の家族と義妹(夫の妹)の家族がそれぞれ20万元(約319万円)ずつ出しましたが、費用を賄うには十分ではありませんでした。負担に圧倒された義妹は「父が苦しむよりは亡くなったほうがましです」と言って治療をやめることを提案し、それ以上の医療費の支払いを拒否しました。

 私の夫はひどく不安でした。義父(夫の父親)の命が危険にさらされているのに、私たちには、お金がありませんでした。私は義妹を責めずにはいられませんでした。「嫁の私でさえ夫の治療に積極的に協力しているのに、娘のあなたは協力を拒否する。どうしてそんなに冷たいの?」と思い、義妹を恨みました。

 私は、大法修煉者として恨みを抱くべきではないと自分に言い聞かせました。むしろ、寛容であるべきです。義妹は私たちとは考え方が違います。師父の教えに従い、慈悲の心を養わなければなりません。そこで私は夫を慰めて言いました。「大丈夫です。費用は私たちが全部負担します」

 もう一つの出来事は、真夜中に大きな音を立ててよく眠りを妨げていた上階の隣人との出来事でした。ある夜、私がちょうど寝入ろうとしていたとき、上階から重い物が床にぶつかるような大きな音がしました。その音は数分間続き、私は眠ることができませんでした。私はイライラして「またこんなことがあったら、ドアをノックして苦情を言おう」と思いました。

 その時、師父の言葉が私の心に浮かび、私は隣人がわざと騒いでいるわけではないだろう、腹を立てる必要はない、むしろ私の心性の向上を助けてくれたことに感謝すべきだと自分に言い聞かせました。奇跡的に、私がそう思った途端、騒音は止まりました。

 法を暗記することによって、心性が著しく向上したのを感じました。慈悲の心が表に出て、自分を修める方法をより明確に理解することができました。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/12/31/486857.html
 
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