重大な交通事故から8日間で回復
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文/中国山東省の大法弟子

 【明慧日本2025年4月23日】私は、1996年に法輪大法を学び始めました。この29年間の修煉の道のりには、数えきれないほどの魔難や危険、困難がありましたが、師父の慈悲深いご加護のもと、一歩一歩ここまで歩んでくることができました。日頃から師父がおっしゃる三つのことをしっかり行うよう自分に厳しく求め、師父の法を正す進展についていくことを決して怠りませんでした。

 以下は、最近私の身に起きたひとつの不思議な出来事について書き留め、師父にご報告を申し上げるとともに、同修の皆さんと交流させていただきたいと思います。

 2024年8月19日、朝食を済ませた後、いつものように早めに外に出て、対面で真相を伝え、三退を勧めて人々を救っていました。8時過ぎ、私は電動バイクに乗って歩道に入ったところで、突然1台の乗用車が私めがけて真っ直ぐ突っ込んできました。耳元で大きな衝撃音が鳴り響き、その瞬間、私は意識がなくなりました。

 数秒後に意識を取り戻した最初の一念は「私は大法弟子であり、師父が護ってくださっている。何の危険もない」との念でした。そして両手をついてゆっくりと立ち上がりました。目の前の道路は散乱状態で、電動バイクの外装は粉々に砕け、持ち物もあちこちに飛び散っていました。車は、私と電動バイクを10メートル以上もはね飛ばしていました。

 私は足を持ち上げて車の方へ歩き始めました。運転手は現場の惨状に一時呆然としており、私が歩いているのを見て、驚いた彼は大声で言いました。「おじいさん、動かないでください! 今すぐ病院に検査に行きましょう。衝突があまりにもひどいです!」と言いました。

 彼は慌てて私を支えようとしましたが、私は「大丈夫です、手を貸さなくてもいいです。私は法輪大法の弟子であり、師父が護ってくださっています」と話しました。彼は「しっかり立っていてください、すぐに警察を呼んで病院へ行きましょう」と言いましたが、私は「通報する必要はありません。お会いしたのは縁によるものです」と伝えました。

 この時、周囲には見物人がどんどん集まり始め、安全上から考えると彼に真相を伝えるのは難しいと思いました。そこで私は運転手に言いました。「地面に散らばった物を片付けて、私の電動バイクも起こしてくれませんか?」彼はすぐに行動し、すべて片付け終わった後、私は彼に言いました。「ちょっとあなたの車の中で休ませてもらってもいいですか?」彼は「もちろん、もちろんいいです」と答えました。私は車に座って落ち着いた後、彼に手招きして「ちょっと中に入ってきて、話したいことがあります」と伝えました。彼は慌てて車の中に入り「おじいさん、おっしゃってください。何でもおっしゃる通りにします」と、言いました。彼は、自分が歩道に乗り上げた重大な責任があることを認識していました。

 この時、私は自分の体が負傷しているかどうかなど一切考えませんでした。頭にあったのはただひとつ、この青年に出会えたのは縁であり、早く真相を伝えて「三退」を勧めなければ、ということだけでした。

 私は彼に言いました。「私は法輪大法の修煉者です。あなたは心配しないでください。私はあなたに何の責任も問うつもりはありません。警察に通報する必要もありません。通報すればあなたが罰金を科され、違反点数も引かれてしまうでしょう。私が望んでいるのは、あなたに真相を分かってもらうことです。法輪大法は迫害されていますが、大法を修煉している人たちは皆、真・善・忍の原則に従って善良な人間になろうと努力し、良い人たちなんです。中国共産党はあらゆる悪事を働き、国民を害し、人々を苦しめて弾圧しています。天は中共を滅ぼそうとしているのです」

 最後に私は言いました。「共産党から脱退することで、あなた自身の平安を守ることができます」。彼は尋ねました。「三退して平安って、どういう意味ですか?」。私は改めて、三退の意義、なぜ三退しなければならないのか、どのように行うかを説明しました。

 私は彼に聞きました。「あなたは共産党員ですか?」。彼は「いいえ」と答えました。「では、共産主義青年団に入ったことは? 赤いスカーフをつけたことはありますか?」と聞きました。彼は「あります」と言いました。「それなら、私があなたの共産党組織から脱退の手続きをしてもいいですか? お名前は?」と聞くと、彼は名刺を一枚差し出してくれ、「おじいさん、ありがとうございます」と言いました。

 私は「私に感謝するのではなく、大法に感謝してください」と言って、真相が書かれたお守りを彼に手渡し「家に帰ったらよく読んでください。とても良い内容が書かれています」と伝えました。

 真相を伝え終えた後、私は彼に「もう行きます」と言いましたが、彼は「ダメです、病院に行って検査を受けましょう」と言いました。私は「大丈夫です、ご親切にありがとう。でも検査は必要ありません」と答えました。

 彼はお金を渡そうとしましたが、私はこう言いました。「私はあなたから一銭も受け取りません。電動バイクの修理も必要ありません、自分で直しますから、あなたは気にしないでください」

 私は続けて言いました。「『法輪大法は素晴らしい』、『真・善・忍は素晴らしい』という言葉を覚えていてください。ひとつの生命が救われたのですから、私は心から嬉しいです」

 電動バイクは損傷して正常には動きませんでしたが、私は彼に「ハンドルを真っ直ぐに直してくれれば、それで十分です。走れるようにすれば、それでいいです」と頼みました。直してもらった後、私は彼に「それでは、さようなら」と言って、その場を後にしました。

 私は電動バイクに乗って家に向かいましたが、しばらく走ったところで、脚や足、背中、股関節に激しい痛みを感じ、進むことができなくなりました。道端のベンチのそばに停まり、痛みに耐えながら座って正念を発しました。黒い手、卑しい鬼を取り除きました。正念をもって正しく行い、一正が百邪を圧する。師父がいて、法がある。すべては正常に戻らなければならないと思いました。

 私は手で脚を叩きながら「法輪大法は素晴らしい」と繰り返し念じていました。すると、脚の骨がゴキゴキと音を立てて動くのが聞こえました。私は、師父の法身が私の脚の骨を調整してくださっているのだと理解しました。40分ほどすると、激しい痛みがかなり軽減されました。

 この時、若い男性が私のそばを通りかかりました。私は彼に「ちょっと座っていきませんか?」と声をかけました。彼は「夜勤明けで、まだ寝ていないんです」と言いました。

 私は彼に言いました。「あなたに福音を伝えます。『法輪大法は素晴らしい』、『真・善・忍は素晴らしい』、三退すれば平安が訪れます」。私は尋ねました。「共産党に入ったことがありますか?」彼は「ありません」と答えました。「共青団に入ったことは、赤いスカーフをつけたことはありますか?」と聞くと、彼は「あります」と答えました。「では、あなたが加入した共産党組織から脱退しましょう」というと、彼は「お願いします」と同意しました。そして私は彼の名前を書き留めました。

 続けて年配の労働者2人がやって来ました。私は彼らにも同じように三退を勧め、2人とも快く共産党組織からの脱退に応じてくれました。そして、2人は何度も「ありがとうございます」と感謝の言葉を述べました。

 この時、私はふと「人と神の一念の違い」という感覚に気づいたのです。人を救うその瞬間、私は人心がまったくなく、ただ一心に救いたいという思いしかありませんでした。その時には、あれほど激しかった身体の痛みがまったく感じられなかったのです。私ははっきりと分かりました、これは師父が私に人を救う機会を与えてくださったことであり、同時に「人と神の一念」の違いを体験させてくださっているのです。

 私はゆっくりと立ち上がり、再び電動バイクに乗って、正念を持ちながら家に戻りました。家に着くと、部屋に入り、上着とズボンを脱ぎました。すると、脚はひどく腫れ、足首は黒紫色になっており、腫れて靴も脱げないほどでした。背中や腰、尾てい骨などもあちこちが赤く腫れ、擦り傷だらけでした。

 私は決心し、足を組んで座禅を始めました。脚を持ち上げる時には、非常に激しい痛みがありましたが、私は師父の教え「忍び難がたきは忍びうる。行ない難きも行ないうる」(『轉法輪』)を心に刻みながら煉功しました。

 修煉者に起きることは、すべて偶然ではなく、必ず理由があるのです。この身体の痛みは、まさに業を消す機会ではありませんか? 心性を高めるチャンスではありませんか? 今日はまさに生死の関を越える時なのではないでしょうか? これは私への試練であり、心性のテストであり、良いことなのです。

 そう思うと、「師父がおられ、法がおられるのだから、心配することはない」との念が自然と湧き上がり、師父が弟子のために苦しみを引き受けてくださり、命を救ってくださったことに心から感謝しました。そして私は心の中で強い一念を発しました。「身体に現れるいかなる異常な状態も、すべては良いことだ。どんなに困難であっても、必ず乗り越えます」

 私は一人暮らしをしており、子どもたちはそばにいません。誰にもこのことは話しませんでした。話したとしても、良い効果は得られず、かえってこの関を乗り越えることが難しくなると思ったからです。

 私はひたすら法を学び、時間になれば正念を発し、朝晩は五式の功法を煉功しました。初日は腰の痛みで腰を曲げることができず、功法も正しく行うことができませんでした。それでも私は「師父は苦しみに耐えられない私を見ておられる」と感じました。その夜、眠っているような、眠っていないような状態の時、突然、師父の声が耳に響きました。「機に随って下に進みなさい、機に随って下に進みなさい」。私はハッと目を覚ましました。これは、師父が私に対して、功法が正しくできていないことを気づかせ、励ましてくださったのだと理解しました。

 2日間、横になることもできず、起き上がることもできず、よく眠れず、食事も喉を通りませんでした。ただ水を飲みたくてたまらず、しかも咳が止まりませんでした。咳とともに、体内のよくないものが次々と吐き出されました。私はこれが内臓の浄化であると分かっていました。2日後には咳も止まりました。

 3日目になると、少しずつ眠れるようになり、法を学び、功法を煉ることもできるようになりました。脚と足の腫れと痛みはまだ残っていましたが、だいぶ良くなっていました。

 7日目、兄から電話がありました。「水道の蛇口がずっと水漏れしているんだ。早く来て交換してくれ」と言われました。兄の家は3階にありました。行くべきかどうか、少し迷いました。でもすぐに思いました。「すべては師父のご按排です。これはまたひとつの心性の試練ではないか? もう正常に戻っているのだから!」

 私は工具を持ち、階段を一歩一歩上って3階まで行き、無事に蛇口を交換することができました。翌日には、いつものように外に出て、人々に真相を伝え、三退を勧めました。

 後になって娘もこの出来事を知り、師父に感謝の気持ちでいっぱいになりました。「法輪大法」の不思議な力が、再び周りの人々の心を目覚めさせたのです。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/4/14/492429.html
 
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