家族や親戚に善意で接し およそ90人が三退した
■ 印刷版
 

 文/中国の大法弟子

 【明慧日本2025年4月28日】私は1996年に修煉を始めた大法弟子です。私は大学の教員を退職しており、家族は私の給料で生計を立てています。家族や親戚、世人に優しく接する上で、金銭面において寛大に振る舞い、困っている人を助けるようにしています。金銭を重視せず、利益への執着を放下し、大法弟子の心性は仁人君子をも超えるでしょう。

 夫の実家の兄弟姉妹、甥姪、孫たちを合わせると約50人います。彼らの多くは農業に従事しており、収入が少ないため、小さな出費でも気にすることが多いです。しかし、私は大きなことも小さなことも手を抜かず、寛大に対応し、誰かが困っているときは助けるようにしています。二番目の伯父は夫の田舎の家を占有し、義妹が嫁いだ際には家の中にある持ち出せるものすべてを持ち出しました。夫は「何の断りもなく、少しも残さないなんて」と嘆いていました。私は夫に「私たちの生活にとって、あの程度の物はなくても困ることはありません。気にすれば顔を潰し、感情を害するだけです。兄弟仲良くすることが亡くなった両親の願いでしょう」と言って慰めました。

 夫は、「三年大飢饉の時、ある叔母が私に一つのトウモロコシの蒸しパンをくれた。それは命の半分を救ってくれたようなものだ。その恩を返したい」と言いました。私は夫の気持ちを尊重し、その叔母に2000元(約4万円)を渡しました。夫は家族の集まりを開きたいと思い、私たちは2000元以上を費やし家族を招待し、30人余り参加しました。その機会を利用して私は真相を伝え、とても良い効果を得ることができました。

 また、5人の甥や姪、甥の孫が高校、中等専門学校、大学の学業を修了できるように私は経済的な支援をしました。その中の1人の甥はすでに大学を卒業しましたが、その大学の教務課から電話があり、甥が未払いの学費500元を私たちは代わって支払いました。

 二番目の義姉の息子は大学入試の際に学校を選ぶ過程で詐欺に遭い、5000元を騙し取られました。義姉の夫は早くに亡くなり、彼女が1人で2人の子供を育てるのは非常に大変でした。私は夫に提案し、入学の祝い金という形で二番目の義姉に5000元を渡しました。

 また、二番目の伯父が癌を患った際、私たちは1万元(約20万円)を援助しました。二番目の義姉が突然脳出血で入院した際には、ちょうど受け取ったばかりの講義料7500元をすべて渡しました(後に返してもらいました)。ある姪が乳がんを患い、補助療法に必要な健康食品が年間400元ほどかかりましたが、彼女はお金がなく購入をためらっていました。そこで私が代わりに購入しました。彼女が亡くなった後、彼女の娘が大学に進学した際には、毎年1000元の小遣いを援助しています。また、甥の1人が結婚用の家を購入するために1万元を貸し、未だに返済されていませんが、その件について私は一切言及していません。さらに、両親を亡くした別の甥が結婚する際には、1万元を援助しました。このようなことがいくつもあります。

 これらの出来事の多くは、夫が亡くなった後に私自身で行ったことです。当初、夫の家族は私を愚かだと思い、生活能力がない、お金を稼ぐことの大変さやお金の価値を理解していないと思っていました。しかし後になって、彼らは理解しました。それは法輪大法が素晴らしいものであり、法輪大法が私に「真・善・忍」を教えてくれたからこそ、私はお金に対してこれほどまでに寛大になれたということを理解しました。

 私の実家の兄弟姉妹は7人おり、それぞれの配偶者や子どもを含めると、ほとんどが行政、司法、教育、医療、金融、通信などの分野で働いています。中には庁級、処級、課級の官僚や教授、副教授などもおり、経済的な条件は非常に良いです。しかし、末世の時代において、邪党の影響を受け、裕福であればあるほどケチになる人もいます。例えば、両親は平屋を暖房設備の整ったマンションに買い替えたいと考えていました。それは両親が口に出すまでもない当然のことだと思いますが、兄弟姉妹たちがあれこれと言い争い、2年も経っても購入には至りませんでした。その結果、母は悲しみに暮れ、涙を流しました。

 私はもう1人の妹と一緒に両親に60平方メートル以上のマンションを購入しました。両親が亡くなった時、そのマンションの価格は倍に跳ね上がっていました。両親の衣類や寝具などはほとんど私が購入したものです。

 母は金のブレスレットを好んでいましたが、誰も買ってあげようとはしませんでした。母が分別に欠けていると言う人や、盗まれるのを恐れる人もいました。私はそれを知り、母のために金のブレスレットを買ってあげました。母が亡くなった時、金の価格は4倍に値上がりしていました。また、両親の平屋が取り壊され、代替のマンションを売却する際に、税金や費用の負担をめぐって兄弟間でトラブルが起きました。私は「争議のある部分は私が負担します」と言いましたが、手続きを進めている間に政策が変更され、元々1戸あたり2000元以上だった負担が200元余りに減り、私が負担する必要もなくなりました。これも「良い行いは良い報いをもたらす」ということでしょう。

 幼い頃、兄は6年間私を養ってくれました。私が働き始めてからは、毎年200元、300元、あるいは3000元、5000元を兄に渡していました。両親が亡くなった際に私が相続した金額も兄に渡しました。兄は「自分の息子ですら、こんなに多くのお金をくれたことはない」と言っていました。ここ数年、兄は師父の説法をずっと聞き、多くの法理を理解するようになり、私が両親から相続した時の金額を返してくれました。また、最近では私が3000元や5000元を渡しても、兄は200元か、300元だけを受け取るようになりました。以前はどれだけ渡しても、それが当然だと思っていたのです。法輪大法は本当に人を変え、道徳を高める力があります。

 ある姪が重病を患った際、私は1万元を援助しました。また、妹や弟が病気になった際にも、私は2000元や5000元を渡しました。母が心臓病で2カ月入院していた際には、一般的な費用を負担するだけでなく、さらに5000元を多めに出しました。なぜなら、私は遠方に住んでおり、頻繁に看病に行けなかったからです。母が脳出血で18カ月寝たきりになった際にも、共通の費用に加えて、母を世話している家には毎月ひそかに1000元を補助しました。2023年の新年には、兄弟姉妹それぞれの家に666元の礼金を送り、彼らが無事にパンデミックを乗り越えられるよう願いを込めました。

 義理の父が入院した際、5,000元を貸しました。彼は医療保険で補填されたら返すと言っていましたが、いまだに返しておらず、私はそのことを気にしていません。また、義理の両親が家を購入する際、頭金が10万元(約200万円)足りないと言ったので、私はその10万元を渡しました。当時、毎月の年金以外に貯金は一銭もありませんでした。

 それから数年後、息子の妻が病気になった時には3万元(約60万円)を出しました。そのさらに数年後、義理の両親が2度にわたり新型コロナウイルスで入院した際には、3万元以上を援助しました。孫娘の視力保護のためや、息子の留学や博士課程への進学のためにも10万元(約200万円)を支援しました。私が手元に残すのは、人を助けるための2万元(約40万円)程度だけで、それ以上は貯めないようにしています。これは修煉の中で金銭への執着を手放し、物質的な利益を受けることにだわらない心のあり方によるものです。また、修煉者は病気をせず、将来の不安を抱えないという考えにも関係しています。

 世の中の人々が困っているのを見ると、私は決して見て見ぬふりはしません。夫の治療に付き添っていた時、私はよく病院や薬局を回りました。薬を買うために3元や5元足りない人を見ると、私はその分を渡しました。また、冬に酔っ払って道に倒れている老人や、雪の中で動けなくなっている人を見かけると、10元、8元を出してタクシーを呼んで家まで送ってあげました。バスに乗っている時も、何度も小銭がない人や、携帯電話での支払いの残高がなく、電池も切れて現金も持っていない人に1元や2元を渡しました。人が病気を治療するのが困難な場合に遭遇した時、私は500元、300元、200元といった金額を援助しました。ある芸術学部の研究生が特別な困難に直面していた際には、私は3000元を支援しました。生活に困っているいくつかの学部生には、300元、200元を渡したり、1000元、2000元を貸しました。返ってこなくても、私は気にしません。それに、真相を伝えて人々を救うための手助けができることは、私にとって重要なことです。

 同修への救援や、居場所を失った同修への支援、迫害を受けた同修の子供たちの学費や生活費の支援、大法による救い済度の活動として真相資料の作成や横断幕の制作など、3000元、7000元、1万元以上を支援することもありました。

 私の善意と寛大さは、良い人間関係の基盤を築きました。実家の家族も義理の家族も、私の人柄を認め、大法の修煉を尊重し、私の言うことを聞いてくれます。真相を伝えて三退を促す際には、受け入れられない人はいません。ざっと数えてみると、実家の家族約50人、義理の家族約40人、合わせて90人が中国共産党の組織から脱退しました。

 実修の中で、私は善の偉大さ、素晴らしさ、美しさを深く実感しています。師父は『目覚めなさい』や『法難』で、弟子たちに善を修め、感謝する気持ちを持つようにと強調しておられます。大法弟子が善でなければ、人を救うこともできず、円満成就もできないと私は悟りました。

 師父に感謝します!  同修に感謝します!

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/3/8/490636.html
 
関連文章