ついに発正念の状態を正す
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文/中国の大法弟子  

 【明慧日本2025年5月5日】長年、私はずっと発正念のことをうまくできていませんでした。かつてこの事において多くの同修が手助けをしてくれ、自分も様々な方法で努力しました。例えば発正念の際、目を開けたままやったり、時間を延長させたり、携帯電話で録画したりなどです。しかし、どれも一時的な効果しか果たさず、根本的な問題を解決していませんでした。悔やんで、変わろうと努力しましたが、少しでも気を緩めると発正念の手の姿勢が崩れ、よくぼーっとしてしまいます。相当な努力をはらって、やっと醒めた状態を維持できるのです。これには同修も私も理解できず、どうすることもできませんでした。私はよく自分に「大法弟子がしっかり行わなければならない三つのことのうちの一つ、正念を発することが最も簡単で容易なことだと思ったら、それは大間違いだ」と、悲痛な思いで自分に言い聞かせていました。

 最近、邪悪が海外にまで手を延ばしている迫害を一掃するため、同修全体が発正念を強化しています。しかし私は、時に明晰で、時に呆然としている状態に焦りを感じました。20年以上も発してきたのに、師父の正法が終わろうとしているのに、正念もしっかり発せず、私はまだ基準を満たした大法弟子と言えるのでしょうか? 

 3月1日、朝の煉功後、6時の発正念を始めまもなくして、頭がぼんやりしてきて、力が足りず、功が発せていないと感じました。私は懸命に自分を克服しようとしたところ、ある考えが浮かんできました。私の身体は計り知れないほど巨大だ、巨大だ、巨大だと。私は徐々にはっきりしてきて、さらにこう考えました。地球、三界全てが私の前で回っている。私は地球の上に、三界の上にあり、それらよりも高い。今、それらは私の前では塵の塵にも及ばない。私はそれらすべてのにあり、それらよりも高い。こう考えたことで、私は徹底的に目が覚めました。そうだ、私は頂天独尊(天ほど高く最も尊い)で、各次元の空間の私の体はとてつもなく巨大だ。三界、宇宙、天体はどんなに大きくても、私の体ほど大きくない。 私は頂天独尊で、師父の弟子であり、大法が創造した生命なので、私はこんなにも大きい、こんな大きさであるべきなのだ。

 このような考えを発し続けていると、頭のてっぺんから体にエネルギーが流れ込み、体の周りのエネルギー場がどんどん強くなっていくのを感じました。私はこう考えました、「私の功と天体宇宙のすべての正のエネルギーは一体と化す。そうだ、それらは宇宙のすべての正のエネルギーと融合する。法難を作り出し、法を迫害するすべての邪悪な生命と要素、黒い手と卑しい鬼、そして共産邪霊を滅す」 私は心の中で正法の口訣を唱え、「滅」と念じました。その瞬間、自分の功が凄まじい勢いで天体のすべての邪悪を一掃しているのを感じました。あらゆる邪悪や卑しい鬼は、この止められないエネルギーの衝撃で即座に解体されました。

 私は突然、長い間発正念がよくできていない重要な原因がわかりました。今まで正念を発するなかで、私は目で見たままのように自分を地球に置き、肉体から懸命に「滅」と発していました。時間が経つと疲れてしまい、主意識が少し緩んだ途端、邪悪に妨害されぼんやりしてしまいます。潜在意識ではまだ、天体宇宙はこんなにも大きいのに、この功はどこまで行けるのか、自分の能力はどれほどあるのかと考えていました。そんな時に私は観念を変え、自分を上に置くと、まるで天体宇宙の最高次元に来たかのように、自分が天体世界、宇宙大穹を俯瞰していました。意念の中で力強く「滅」という言葉を発したとき、全体から細微まで行き届き、非常にリラックスした状態でした。「滅」という字は近くから遠くへと無限に拡大され、すべてを覆い尽くしました。

 向こう側では緊迫した善と悪の戦いが繰り広げられているにもかかわらず、こちら側の私の方では穏やかにしっかりと入定しています。私の体の細胞のひとつひとつが透過し、毛穴のひとつひとつが簡単に功を発することができるかのように、私は「滅」という字を保守していればいいだけでした。私の身体は巨大なエネルギーに包まれ、このエネルギーと一体となり、今まで経験したことのない心地よさを感じました。1時間発し続け、本当に正念で邪悪を滅するということは神秘的で素晴らしいことだと初めて強く感じました! 

 ここまで書いて、ふと10年以上前にある同修が言っていたことを思い出しました。「修煉者は、人と接するときは自分をとても低くくしなければならないが、発正念をするときは自分をとても高くしなければならない」と。 とても理にかなっていると思います。

 今回の件で、私は少し悟りを開きました。師父は私を加持し、励まし続けてくださっただけでなく、自分自身の問題を見つけ出してくださったため、やっと正しい道に戻り、法を正す進展についていくことができました。師父に感謝申し上げます。この愚かでずっと発正念ができていなかった弟子がなんと発正念の体験談を書き、同修と共有できるとは思ってもみませんでした。再度師父に感謝申し上げます!

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/4/17/491800.html
 
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