発正念が私にもたらした強い威力
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文/豪州の大法弟子

 【明慧日本2025年5月13日】私は1998年に法輪大法の修煉を始めました。私が18歳のときです。修煉を始めた後、生まれつきの心臓病、貧血、神経衰弱、難聴などの病気がすべて治りました。私の身に起きた奇跡を目の当たりにした家族や親類、友人たちは皆、大法が素晴らしく、人々に善を教えるものだと理解しました。そのため、家族や親類は、私の修煉を陰ながら、しかし明確な意志をもって支えてくれました。

 1999年7月20日、中国共産党が大法への迫害を始めた後、私は大法の受益者のひとりとして地元政府に大法の真実を訴えましたが受け入れられませんでした。そこで、天安門広場に行き、横断幕を掲げ、「法輪大法は素晴らしい! 大法の師父の潔白を返せ!」と心から叫びました。これによって私は豊台留置場に夜を2回過ごし、合計3日間拘束されましたが、正念をもってそこから脱出することができました。

 今回、同修の皆さんといくつかのことを交流したいと思います。それは、師父が私たちに授けてくださった発正念の威力の私への現れについてです。

 二度にわたり機動隊の包囲を正念によって突破する

 最初は2001年7月のことでした。当時、私たちの資料拠点が機動隊に包囲されました。私はそのとき、「邪悪には私が見えない」と絶えず正念を発しながら、師父が教えてくださった発正念の口訣を念じ続けました。

 警察に包囲されていた資料拠点から、私は帰宅しようと外へ出て、100~200メートルほど離れたバス停まで警察の包囲を突破して歩きました。そのとき、身分証明書を資料拠点に忘れてきたことに気づき、再び資料拠点に戻って身分証を取り、もう一度、警察の包囲を抜けてバス停に戻りました。この間、私はずっと正念を発していました。

 20分ほど待ってもバスが来ませんでした。その20分の間に私の正念が弱まり、緊張感や恐怖心が出てきてしまいました。すると間もなく警官がやって来て、私を資料拠点に連れ戻しました。

 当時の私は若くて社会経験もなく、大人の人間としてもまだしっかりしておらず、知恵も足りなかったため、先に他の場所へ逃げて身を隠すということを思いつきませんでした。今思えば、本当に残念で、このせいで迫害を免れる貴重な機会を逃してしまったのです。

 正念の力は原子爆弾よりも強い

 次は2002年のことです。私は不当に拘束され、留置場に拘禁されました。

 ある日、毎日の4回の正時の発正念をしていたとき、突然、多くの天上の兵士や将軍たちが、私たち大法弟子と共に非常に強大な功を打ち出しているのが見えました。その威力は、原子爆弾の核爆発よりも強力でした。爆発のあと、空間場に存在していたすべての邪悪な生命が完全に消え去り、空は清く、身体も透き通るような感覚になりました。

 まさに師父が『洪吟二』の「天又清し」で詠われた、「天昏昏 、地暗暗 神雷炸けて、陰霾散ず」のような情景が、実際に私の目の前に現れたのです。その衝撃的な光景に息をのんだ私は、言葉にならない感動に包まれました。

 同修はひとつの全体である

 2003年、私が収容されていた留置場に、ある女性同修が移送されてきました。邪悪な者たちは彼女を非常に厳しく監視しており、彼女の修煉状態もあまり良くないようでした。私はずっと正念を発して、彼女の空間場を清め、加持しました。

 あるとき、正時に正念を発していると、彼女の身体にいた、堕落した物質でできた彼女の形象をした生命体が、私の身体にいる、やはり不純な物質でできた私の形象をした生命体に向かってこう言いました。「なぜお前(不純な物質の私)は自分の主元神をしっかり監視・掌握しないのだ? 彼女(私自身)は正念を発して自分の主元神を助け、われわれ(不純な物質)を消そうとしているのだ!(私が同修の空間場を清めていることを指している)」

 その時、私の身体から出てきた不純な生命体は、今にも消されそうな、死にかけたような姿で、「私(不純な物質の私)は彼女(私自身)を制御できない。彼女の正念が強すぎて、もうすぐ私(不純な物質の私)も消されてしまう」と言いました。

 この二つの堕落した生命体どうしの会話を聞いて私は悟りました。私たち同修は、確実に一つの全体であり、しっかり修煉しなければ、互いに悪影響を与えることになり、しっかり修煉すれば、共に精進して、三つのことをより良く行うことができるのです。

 発正念で私の身体を破壊しようとする邪悪な生命を解体する

 2004年の夏、私は刑務所に不当に監禁されていました。刑務所内において、4日間にわたり高熱が続き、さらに邪悪な者たちによる限度を超えた強烈な圧力や、耳元で絶え間なく頭に吹き込まれる「転向」の言葉によって朦朧としており、睡眠も許されませんでした。

 激しい無力感に陥った私は、師父に向かって「私はどうすればいいのでしょうか?」と問いかけました。すると、頭の中に「発正念」という3文字がはっきりと浮かび上がったのです。正念を発して、私の身体を破壊しようとしている物質を取り除くように、師父が私にヒントを与えてくださったのです。

 そのとき私は床に座っていたので、すぐに目を閉じて、20分ほど正念を発しました。すると大量の汗をかき、すぐに熱が下がるのを感じました。さらに30分ほど正念を発し続けると、身体の不快な症状はすべて消えてしまいました。

 この出来事を通して、私ははっきりと悟ったのです。私たちはこの身体を使って修煉し、三つのことをしっかり行わなければならないのです。この身体がなければ、何もできません。旧勢力は私たちのこの身体を破壊しようとしているのです。たとえ私たちに心性の漏れがあっても、私たちは法の中で正していけばよいことであって、旧勢力によってこのようなことが起きることを絶対に許してはならないのです。

 正念で病魔による妨害を解体する

 2016年のことです。その頃、私は学法が少なく、精進していなかったため、妨害がとても激しくなっていました。ある日、仕事中に突然、頭が爆発しそうな耐え難い痛みに襲われ、目が全く見えなくなりました。私はその場にへたり込み、すぐに師父に加持をお願いし、強大な正念を発しました。

 ミクロからマクロまで、私の身体を破壊しようとするすべての邪悪な生命、邪悪な要素を解体しました。5分ほどで頭の症状は急激に軽減され、10分ほどで痛みがすっきり取り除かれ、普段のように戻りました。

 その後、私はそのまま仕事を続けました。そのとき夫は「早く仕事を終えて帰った方がいいよ」と言ってきました。夫は私の目が充血し真っ赤になっているのを見たのですが、私が恐れを抱かないようにあえてそれを私に言わなかったのです。

 私も、そのときに頭の激痛があったという危険な出来事については夫に話しませんでした。家に帰って鏡を見て初めて、自分の身体が表面的には脳出血の状態になっていたことを知りました。

 師父が私の経絡を通してくださり、脳内の溢血したそれを眼球表面にまで押し出してくださったことを知りました。眼球の充血は、1週間もしないうちにすべて散逸しました。

 この出来事の後、私は内に向けて自分を探し、怨みの心や、人間社会の幸福を求める執着など、根本的な執着心を見つけ出しました。

 2023年6月、姉にこぶし大の腫れものができ、何日も高熱が出て、歩くこともできず、修煉や三つのことをしっかり行うことに大きな影響が出ました。私は姉に「これは三つのことに直接影響するのだから、発正念で解体しなければいけないよ」と伝えました。姉は「放っておけば自然に治るから」と言い、その腫れものは1カ月後にようやく治りました。

 翌月の7月には、私の夫にも同じように、こぶし大の腫れものが二つもでき、仕事や生活、三つのことに大きく影響を与えました。夫の腫れものも、1カ月以上かかってようやく治りました。

 さらに翌月の8月30日、今度は私の身体にもこぶし大の腫れものができました。夫は「大丈夫、膿が出たら治るよ」と言いましたが、私はすぐに「私はそれを認めません」と言い放ちました。

 そして私は、師父が『轉法輪』で説かれた法を思い出しました。「最も一般的な例から説明しましょう。例えばどこかに腫瘍ができたとか、どこかに炎症が起きたとか、どこかに骨増殖症が起きたなどは、他の空間では、まさにその箇所に一つの霊体が居座っており、かなり深い空間に一つの霊体がいるのです」「もしそれを取り除いてしまえば、こちらの身体に何の異常もなくなることに気づくでしょう。椎間板ヘルニアや、骨増殖症などの病気は、それを取り除いて、あの場を追い払えば、ただちに治ります」

 その霊体が私の身体の空間に存在している限り、私の三つのことに影響を与えるのです。私はそれを許すわけにはいきません。

 私は心の中で師父に「この霊体を徹底的に取り除きます。どんなに深い空間にいても、その存在を許しません」と伝えました。私は腫れものに手を当てて強大な正念を発し、ミクロの霊体を解体しました。

 その後すぐに眠りにつき、翌朝には腫れものが完全に消えさり、痕跡も残っていませんでした。これを見た夫と姉は驚いて「私も早く発正念して取り除けばよかった」と言いました。

 私たち弟子が師父の法に従い、師と法を100%信じれば、必ず奇跡は起こるのです。幾度となく危機を乗り越えてくるなか、師父の慈悲あるご加護のおかげで、ここまで歩んでくることができました。

 師と法を信じる正念を確固たるものにする

 私が法を得てから修煉して10年が経つ頃まで、最も私を苦しめていたのは「師と法を信じること」でした。

 修煉の状態が良くなる度に、修煉できた部分が隔離されていきますが、その後、朦朧とした感覚に陥り大法の素晴らしさを感じられなくなり、大法は本物かどうか、いったいこの世に神佛は本当に存在するのか、などの疑念が湧いてきてしまい、この種の邪悪な思想に非常に苦しめられました。

 このような状態になるたびに、私はかつて天目で見たことや、身体に起こった奇跡を思い出して、師父は法を正すために来られた方であり、この宇宙には神佛が確かに存在するのだ、と自分に言い聞かせました。

 私は心の中で師父に「私はどうしたらよいのでしょうか? この邪悪な考えに左右されないように、どうか加持してください」とお願いしました。

 すると突然、頭の中に「疑心」という2文字がはっきりと浮かび上がりました。その瞬間、私は悟りました。この「疑心」という邪悪な物質が私に影響を与えていたということを師父が教えてくださったのだ、と分かったのです。

 実はこの「疑心」というものは、旧宇宙において極めて堕落した物質であり、例えば日常生活で親族や友人を疑ったり、体調が悪いと「病気かもしれない」と疑ったり、修煉や生活の様々な場面で現れます。

 それは名・利・情の背後に潜んでおり、非常に大きな悪い作用をするのです。さらには、師父と大法を疑う、同修を疑う、衆生が真相を聞きたがっているかを疑わせます。

 この疑心の悪影響に気づいた私はすぐに坐禅をして、掌を立て、強大な正念を発しました。師父にご加持をお願いし、この疑心という邪悪な物質を徹底的に解体しました。

 しばらく正念を発し続けた結果、私は師父と大法に対する迷いが完全になくなり、師父と大法を100%信じられるようになりました。

 法を学ぶときにも法に溶け込むことができ、師父のお言葉すべてが真に実在することだとはっきりと実感できるようになったのです。

 正念を発したら、本当に半分の努力で真相を伝えられ、効果は倍になった

 私が自己をよく修め、三つのことをしっかり行う過程において、師父が私たちに授けてくださった発正念という神通は、非常に重要な役割を果たしました。特に真相を伝える際には、正念を発したら、本当に半分の努力で倍の効果が得られます。

 職場のある同僚のことですが、初めて真相を伝えたとき、彼女はまったく聞く耳を持たず、逆に「あなたは騙されてるんじゃないの?」とまで言う始末でした。私はこの状況を鑑み、勤務中に彼女に向けて数回、正念を発しました。すると再び彼女に真相を伝えたとき、今度は耳を傾けてくれて、三退もしたのです。

 私は彼女に師父の経文『なぜ人類が存在するのか』を読んでもらいました。彼女はそれを読んだ後、大法の修煉についてさらに聞きにきて、家族にも三退を勧めるとまで言ってくれました。

 以上は個人の次元で見たこと、悟った内容です。もし不足がありましたら、同修の皆さまに、どうか慈悲なるご指摘をお願いいたします。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/5/4/493371.html
 
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