生命が法の中に溶け込む(二)
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文/北京の大法弟子

 【明慧日本2014年3月27日】(前の文へ)(次の文へ

 ある日、私は師父の説かれた「人類の歴史は邪悪がはびこる楽園でもありません」(『二〇〇五年ヨーロッパ法会へ』)を思い出しました。その後、労働教養所の変動で、私達の一部分の大法弟子たちは他の地区の労働教養所に移動されました。移動後の労働教養所でも、邪悪は体罰と電気警棒で大法弟子たちを迫害し、大法弟子たちは非常に過酷な労働をさせられました。私達は協調し、全体を形成して、周りの警官に真相を伝え、迫害に参与しないように話しました。また、私達は毎日集団学法する環境を築くことができました。

 労働教養所に監禁されている大法弟子たちの数は多いですが、労働教養所に持ち込んだ師父の説法資料は少ないです。そのなかで、法の貴重さを改めて感じました。みんなは代わり代わりに学法しますが、私は手元に経由する経文を必ず、一文字も間違えず暗記しようとしました。学法を通じて、法を暗記してからこそ、より良く法に同化でき、自分を修めることができ、特にこの苦難の中で正しく歩めると悟りました。

 環境が邪悪であっても、皆が比べて学び比べて修め、法を暗記するブームを起こしました。年配者の同修も常人の観念から突破して、法を暗記し始めました。多くの同修が旧勢力の迫害を認めず、政府に上訴文を書きました。家族の協力の下で直接弁護士を雇用して、裁判所に私達の迫害されている状況を反映し、無条件に解放するように要求しました。上訴分を書く過程も警官に真相を伝える過程で、同時に有力に邪悪を震撼させました。

 法を暗記する過程は、自分の安逸心と各種の執着心を取り除く過程でもあります。労働教養所では毎日ハードな肉体労働を科されています。お昼と夜の休憩の時以外は、法を暗記する時間がありません。ある時はあまりにも疲れて、すぐ寝てしまいました。睡眠の時間を減らして法を暗記し、毎日継続しなければいけません。慈悲なる師父は、弟子の心をご覧になってから手伝ってくださいました。発正念の時間になると、師父は私を起こしてくださいました。後で法を暗記するために、朝4時に起こしてくださるようにお願いしました。結果私は毎日4時に目が覚め、法を暗記しました。一定の期間継続してから「弟子はもっと早く起きたいです」と師父に申し上げてからは、私は3時頃起きられるようになり、発正念の回数も増えました。後で、師父の保護の下で、腕時計が届き、私達は時間の調整ができ、発正念の時はお互いに注意を促しました。

 後期、労働教養所で毎日3時間くらいの睡眠でも、ハードな仕事に疲れず、眠くもありませんでした。大半の時間を法の暗記に当て、労働中でも法を暗記しました。ますます自分の雑念が少なくなっているのに気づきました。たまにはちょっと怠けると、師父はすぐ頭のなかに説法を打ち込んでくださいます。「実は皆さん考えてみてください。今までの修煉者は一生を費やしてはじめて歩み終えるこの道のりでも、一刻も怠りませんでした。大法に済度される生命に与えられる果位を成就させようとする大法弟子は、修煉の中で最も利便な修煉法門があるのに、法を実証しながら修煉するというこの最も偉大な栄光が瞬く間に去っていく短い修煉の間に、なぜもっと精進せずにいられるのでしょうか?」(『精進要旨三』「最後になればなるほど、精進すべき」)だから私は、あえて怠りません。

 師父の加持の下で、私は7カ月の間に『洪吟三』、『大法弟子は必ず法を勉強しなければならない』、『師が法を正すことを手伝うとは何か』、『二十年説法』、『二〇一二年米国首都国際法会での説法』、『マンハッタン説法』、『新唐人テレビ討論会での説法』、また一部の『精進要旨』の説法内容を暗記しました。毎晩私達は部屋の中で一緒に法を暗記し、一年間続けました。同修たちは師父が私達のそばにいらっしゃるのを感じ、皆は法を暗記することで色々と受益しました。皆は以前家にいる時、学法を重視せず、転んでから法の貴重さを分かったと話しました。

 同じ部屋に監禁されていた常人たちは、私達が暗誦する法を聞いて、最初は理解できないという態度でしたが、後で大法に正しい認識を持ち、みな三退をしました。ある人は家族にも三退させました。ある人は労働教養所を出てから法輪功を学ぶと話しました。後で師父が私達を励まして下さり、『転法輪』を送ってくださいました。それで私達は『転法輪』を暗記し始めました。以前に法を暗記した基礎があるため、私は4カ月で『転法輪』の第六講まで暗記しました。法を暗記する中で皆は明らかに心性上の向上を感じました。圧力の中で転向させられた同修たちも、以前の転向声明を全部破棄し、最後まで修煉すると話し、邪悪を強く震撼させました。法さえよく学び、自分を修めていれば、環境は変わります。法の中に溶け込んだ生命は、苦難の中にいても恨みがなく、毎日穏やかな心理状態でいられます。警官さえも私の心理状態がいいと話しました。身体が過酷な労働で疲れ、精神的にも大きなプレッシャーを抱えていながらも、良い心理状態を保持することで、周りの常人はみんな不思議に思っていました。常人にどのように法の中に溶け込んだ生命の幸せを分かってもらえるでしょうか。私と一緒にいる人は全部、私が救い済度する対象です。

 (続く)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/3/14/281646.html)
 
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