よく法を学び、身を軽くして帰路を歩む(一)
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文/湖北省の大法弟子

 【明慧日本2013年10月5日】私は70歳です。常人だった頃、私は負けん気が強い人でした。そのお陰で、確かに少なからずの名や利を手に入れ、従事していた教育業界では、私は名が売れた有名人でした。修煉してから、すべて分かりました。競って手に入れたのは何でしょうか? それは業力です。体中は病業だらけで、高血圧、萎縮性胃炎(よく冷凍治療を受けていた)、目の結膜炎、胆の結石、腸カタル、便秘、関節炎、座骨神経痛などを患い、体もよくあちこち痛くなり、治療のために薬を飲んだり、鍼灸をしたり、入院もしました。しかし、効果はあまりありませんでした。

 1997年に大法修煉を初めてから、師父は私の体を浄化してくださり、別の空間で、私の鼻から洗面器いっぱいのうみと血が混ざった悪い物を出してくださいました。その後、私の鼻は通じるようになり、とても心地良くなりました。その後も、師父はよく私の体を清めてくださり、最後、体が軽やかで病気のない状態に押し上げてくださいました。

 一、法を学ぶことは修煉を指導する宝物

 私は今年で70歳になりました。1997年に修煉を始めてから現在にいたるまで、ずっと法を学ぶことをとても重視して来ました。なぜなら、師父は私達に「法は一切の執着を打破することができる」[1]と説かれているからです。修煉する人はしっかり法を学ばなければ、法をしっかり心に留めておかなければ、あなたの執着は消去できますか? 法に同化することが出来ますか? 修煉の目的は、執着心を取り除き、大法に同化して、元の世界に戻っていくのですから、私はしっかり法を学ぶ事はもっとも大事で、すべての前提になるものだと思いまいした。

 私は可能な限り、時間を利用して、法を学び、法を暗記しました。お正月、祝日、厳寒の冬、猛暑の夏、歩く時、家事をする時、どんな場合でも、私は法を暗記するか、法を学ぶことにしています。一日で少なくても1~2講、多い場合は5講を習います。大法書籍の40数冊は、しばらく経つと一通りを読むようにします。「法を学ぶ時間がそんなにありますか?」と聞く人がいるかもしれません。師父は説かれました。「少なからず休み自省して正念を添え」[2] 私は毎日多くて5時間、普段は4時間寝ます。子供たちが帰って来たら、世間話をして、時間がなくなると、私は2、3時間だけ寝ます。テレビをいっさい見ません。毎日、どんなことがあっても、法を学ぶことの邪魔になってはいけません。なぜなら、法より重要な事はないからです。煉功時間は朝2時半から5時半までとなっており、そのうち、2時間は両足を組んで静功をします。

 私は今、歩く時も法を暗記し、家事をするときは大法の歌を歌うか、大法の音楽を聞くようにしています。その目的は頭に人間ものを入れないためです。

 二、法を学び、法を暗記することの素晴らしさ

 師父はおっしゃいました。「大法さえ読んでいればあなたは変わっており、大法さえ読んでいればあなたは向上しているのです。」[3] 私は師父が説かれる通り、時間を切り詰めて法を学びます。夫はいつも「家の食べ物が腐っても、あなたも食べない。あなたはなんでそんなに忙しいの?」と怒ります。私には確かに食べる時間はありません。時間は稲妻のように速くて、その日その日しっかり掴んでいなければ、一日の計画(師父がおっしゃった三つのこと)はやり遂げることができないのです。

 ある日、法を学ぶ時、頭に突如ひと言「こんなに素晴らしい法を、あなたは暗記すべきだ!」と噴き出してきました。そこから、私は『転法輪』を暗記し始めました。最初に、1文1文を覚え、螺旋状のように前へ進めました。一日かけて暗記しても、一段落も覚えられませんでした。何日か続けましたが、あまりにも遅くて、疲れて、諦めようと思いました。法を覚えるには、一心不乱で、高度な集中力がなければ、暗記することができません。私は弱音を吐きたいと思いました。内に向けて探してみれば、辛いことを恐れ、疲れる事を恐れ、楽にしたい、これらの気持ちは人心そのものではないですか? 修め落とさなければならないものではないか、と思いました。私また引き続き1文1文、1段落1段落と前に向かって進めました。どれくらいの時間を費やしたかは分かりませんが、やっと一通り『転法輪』を暗記しました。二回目は一回目より少し速くなり、そして毎回、前回より速くなりました。こうして、この数年積み重ねて、私はほぼ六回『転法輪』を覚えました。毎回暗記すると、体から廃物が一層取り除かれ、座禅を組む時もますます静まると感じました。四回目の暗記が終わりそうになった時、静功を煉功すると、ニワトリの卵の殻の中に座っているようにすばらしく感じました。そのほか、もう1つ言葉でなかなか表現できない感覚があります。それは、座禅をするとき、常人世界のことがすっかり頭から消え、考えても思い出せない感覚です。その後、静功を煉功する時、音楽を使わず、目覚まし時計を2時間設定すれば済むようになりました。

 五回目の暗記がもうすぐ終わる頃のことでした。ある朝、発正念をしている最中、私の「元神」は飛び出して、その後、戻って来ました。ある時、私の主元神は私が教員を務めていた学校の上空に飛んで、教師と学生達はみんな運動場にいて、私は大声で彼らに叫びましたが、彼らは返事をしてくれません。私はまた彼らの近くまで飛んできて、飛びながら「法輪功は正法です、真の法です。『法輪大法は素晴らしい』、『真・善・忍は素晴らしい』と念じれば、救われますよ」と叫びました。私は、あっちに飛んだり、こっちに飛んだりして、叫びましたが、しかし、彼らは聞こえません。本当に焦って仕方ありませんでした。もう一回、私の主元神は青い海の上を飛んでいました。空は青くて、白い雲は漂って、私の自由自在に海の上を飛び回って、どこまでも飛べて、いくらでも飛べて、景色は本当に美しいものです。毎回はすべて足を組んで飛んでいました。師父がおっしゃった法は一文一文全部真実です。人間は元神を有するものです。元神は体を離れることができるのです。

 法を学ぶ時、私はいつも涙をぼろぼろと流して、本を置くのも惜しみ、いつももう少し、もう少しと思いました。師父はわれわれを苦境から済度しようとしておられ、法をそれぞれの角度から、これほど明確に、全面的に、詳細に、しかも明白に繰り返して説明してくださり、私達はまったく時間と力をかけなくても、ただその通りに実行すれば済むようにしてくださっています。私はあれらのうまく突破できなかった関門を思い出せば、本当に師父の慈悲なる済度に対して面目がありません。師父は法を正して、宇宙の衆生を済度するために心血を注がれ、私達の体を浄化してくださり、その上あれほど素晴らしいものを植えつけてくださって、また私達が修煉の道で誤りを犯さないように加護してくださること思い出せば、私は泣いて、泣いて、泣き止みません。

 三、座禅の関門を突破する

 まず、座禅の足組みからお話します。煉功当初、この功は素晴らしいと思いましたが、しかし静功の足組はとても難しくて、痛くて、どうしたら、足を組めるだろうと思いました。修煉を始めたあの頃は、まだ50代でしたが、足を組めば、骨はコキッ、コキッと鳴り、ようやく組んだら、骨が折れるように、数秒間でも死ぬほど痛かったです。その後、静功のことを思うだけでも怖くて、冷や汗が出るほどでした。師父は「忍びがたきは忍びうる。おこないがたきもおこないうる」[4]とおっしゃいました。私は師父のお言葉をしっかり心に刻んで、ベッドに寄りかかって、足組みを試みました。一所懸命足を持ち上げました。やっと持ち上げたら、痛くて下ろしてしまいました。私は「忍びがたきは忍びうる。おこないがたきもおこないうる」[4]と念じながら、足を持ち上げたら、やはり痛くて、下ろしました。こうして、上げて、下ろして、上げて、下ろして、しばらくこのような状態が続きました。

 その後、私は持ち上げた足を布で縛って、数秒から30秒まで、また30秒から1分間まで、その後、次第に5分になり、さらに10分、20分と持つようになりました。しかし、30分を突破しようとしたら、今度は少々難しくなりました。私は「必ずそれを突き破って、30分足を組みます」と決心しました。依然として「忍びがたきは忍びうる。おこないがたきもおこないうる」[4]を念じながら。

 その日、もうすぐに30分になった時、実に耐え難い痛みで、つい叫んでしまいました。夫はそれを聞いて、「叫ぶな、夜中だぞ、病気でもあるのか」と怒鳴りました。その後、私は痛くても、声を出さないようにしました。その日、夫に怒られましたが、しかし、私は心の中は嬉しかったです。ついに30分の関門を突破しました。

 このように、少しずつ時間を伸ばして、伸ばして、関門を1つ、1つ突破しました。その中で、挫折もありました。一時、座禅を組むことを恐れる時期もありました。私は強靱な意志と苦しみに耐える精神がなければ、やって来られなかったと思います。私は大法の威力をお借りして、ついに突破しました。それから本当に「柳暗花明又一村」のように、新たな世界が開きました。静功は2時間、さらに伸ばしても平気になりました。足を組んで法を習う場合、何時間でも問題はありません。逆に両足を組まないとかえって不慣れです。

 (続く)

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨二』「妨害を排除せよ」
 [2] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「理智醒覚」
 [3] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「法の中に溶け込む」
 [4] 李洪志師父の著作:『転法輪』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/9/28/280416.html)
 
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