文/中国・陝西省の大法弟子 福蓮
【明慧日本2014年6月29日】(前の文へ)
長年離散していた弟が見つかった
38年前、我が家は貧乏で母の体調も良くなかったため、仕方がなく生まれて半年ばかりの弟を養子に送りました。送った日の夜から母は後悔し始めて、数十年来、母は弟を探し続けて、弟を思うために泣き続けたため、両目は失明して、最後に遺憾と後悔を抱えて他界しました。
2008年に見た夢をきっかけに、私は苦心して弟の行方を探し始めました。そのことは私の修煉上の難関かもしれず、あの頃、弟に対する情に悩まされて、私は寝ても覚めても安らかになれず、仕事を疎かにして、修煉も疎かにしました。学法、真相を伝えることなどを全部怠って、一時は常人の状態にまで後退しました。ある日、学法する時に、『転法輪』のこの段落はとりわけ目立って、私の目に焼き付きました。「亡くなった肉親が現われて、あなたの心を乱す場合です。これをやってほしい、あれをやってほしいとあなたに泣きついたりして、いろんなことが出てきます。あなたは心が動じないでいられますか? それはあなたの最も可愛がっていた子、あるいは最愛の両親だったりします。亡くなった両親があれこれと頼んできて……いずれもやってはならないことばかりという時、やってしまえばあなたが駄目になります。煉功者というのはこんなにも難しいのです」(『轉法輪』)この段落を通じて、師父は私に目を覚まさせているのではありませんか? 法理がはっきりして、私の頭も冷静になりました。そこで私は、もしも弟との間にまだ縁があれば、早く彼を見つけてその縁を継続させて、もし縁がないならば、私に弟のことを徹底的に忘れさせてくださいと師父に願いました。その後、私は本当にこのことを綺麗に忘れました!
しかし思いも寄らないことに、その後すぐに38年間離散していた弟が見つかりました! 本当に師父が『転法輪』でおっしゃったように、「最も大切なのは、それらのことに対する執着心を放棄することができるかどうかということです。」(『轉法輪』)
パンクした車は修理店の前に止まった
2008年、大学入試準備中の子供の面倒を見るため、私は郷里から200キロも離れた子供の学校付近で部屋を借りて、子供の世話をしました。もちろん、我が家の「真相資料拠点」も私と一緒に引っ越しました。その時は、ちょうど四川省5.12大地震の直後で、衆生を救い済度するために私は一生懸命に真相を伝えていました。私は毎朝3時40分に起きて煉功し、子供のためにご飯を作るほか、毎日学法と発正念をし、真相資料を作って、夜になると出かけて資料を配りました。すべては秩序よく運んでいました。あの頃は私の人生の中で最も充実し、最も有意義な期間だったと思います。
子供の入試試験が始まる数日前、私は資料を配った時に団地の警備員に見られて、その後彼らに目を付けられました。ちょうどその数日、子供の学校は入試前の休みに入って、私たちが住んでいた借家も満期になったので、私は早く家に帰ろうと決心しました。翌日早朝、私は車に子供と真相資料を作る機械を載せて出発しました。一人で長距離運転をするのはその日が初めてでした! その時、道路状況はそんなに良くなくて、私も運転免許を取ったばかりの初心者ですが、師父がきっと常にそばにいてご加護をしてくださると信じて、強い正念を伴って私は車を出しました。
半分の距離を走った時に大雨が降り始めました。建設中の路面はでこぼこして、私はぼんやりと家の方向に向かってひたすら車を走らせていました。家まであと30キロのところで、タイヤがパンクしたような音が聞こえたので、私は車を止めました。車を一周チェックしましたが、変わった様子はありませんでした。しかし引き続き10キロほど走って、どうも車の状況をおかしく感じ、私は降りて見たら、なんと右後輪はぺしゃんこになっていました。私はどうしていいか分からず、タイヤの交換はなおさらできません! 心配しながら頭を上げてみると、なんと私の車はちょうど修理店の前に止まっていました! タイヤを修理してもらった後、すぐに家に着きました。師父の慈悲なるご加護のおかげで、私は大雨の中で車を安全に家まで走らせることができました!
独りで運転して帰宅した私を見て、びっくりした夫は「途中でタイヤがパンクしなかったのか。だいぶ前からタイヤを交換しようと思っていましたが、ずっと時間を作れなかった」と言いました。窓の外に降り続けている大雨を眺めて、私は感慨無量になって、心の中でただ師父に感謝しています! 私は本当に師父がずっとそばにいると感じて、こんなに小さい事でも私のためにこんなに用意周到です。師父、お疲れ様です!
危機一髪の時に、車が止まった
2012年5月、私と夫は車を運転する途中に、トンネルの中で大型トラックと追突しました。トラックは時速40キロで右側の道を走って、私たちの車は100キロの時速で左側の道を走っていました。私たちがトラックを追い越す時、居眠り運転をしていたトラックは突然左側の道に曲がってきました。私たちの車がトラックの下敷きになる寸前、私は「師父、助けてください、法輪大法が素晴しい」と叫びました。ただちに私たちの車はまるで誰かに引っ張られたように直ちに止まって、目の前の事故を逃れました。降りて見ると、私たちの車のエンジンカバーは全壊したのですが、私と夫は無傷でした。
『転法輪』で師父は「この類いの事はすべて命を取りにきた例ですが、本当に危険に至るようなことはありません」と我々に説かれました。師父よ、弟子たちのために師父はどれほどの難を耐えられたのでしょうか。私はただしっかりと自分を修めて多くの衆生を救って、はじめて少し師父の慈悲と苦労に恩返しできるのです!
大法の光を浴びている私と家族は、災いが転じて福となす事をたくさん経験しましたが、ここで一つ一つ列挙しないことにさせてください。感謝と喜びを抱えて以上の経歴を書き出したのは、同修たちに修煉の機縁を掴んでしっかり修めようと言いたくて、世間の人々に「法輪大法が良い、真善忍が良い」という言葉を覚えてくださいと教えたいのです!
(完)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/2/21/145546.html)