6年に及ぶ、息子の嫁との心性の難関
■ 印刷版
 

文/遼寧省の大法弟子

 【明慧日本2015年9月24日】私はすでに18年間修煉してきました。多くの法理が分かり、心性も絶えず高まりました。しかし息子の嫁との関係はなかなかうまくいかず、どうしても私は嫁の目障りになり、どんなことをやっても嫁は気に入りませんでした。

 私の孫娘は2008年に生まれました。孫娘が生まれる前まで、私と息子と嫁とは仲良く付き合っていました。息子と嫁は毎日我が家で食事をし、買い物や調理など、指一本も手伝ってもらうことはありませんでした。しかし孫娘が生まれてからトラブルが起きました。私は嫁の産褥期(産後1か月間の養生)に、金を出して専門の出産・育児ヘルパーを頼んであげました。私は大法弟子としてたくさんやることがあり、家事ばかりに没頭してはいけないと思ったからです。その時から嫁は不機嫌な顔色を見せるようになりました。

 嫁の実家と嫁の姉の家は我が家からとても近く、嫁の姉も当時妊娠していました。嫁の母と姉は嫁の面倒を見るという理由で毎日我が家に来ます。買い物や調理、片付けや嫁と孫娘の面倒を見ないにもかかわらず、我が家で昼食を食べます。それでも私のやることが気に入らないようでした。私はどうしてこんな家庭の娘と婚姻関係を結んだのかと後悔しました。

 孫娘は4、5歳の時、よく「お婆ちゃん、ママはまたあなたの悪口を言いましたよ」と教えてくれました。嫁はよく言い掛かりをつけて、私のやったことを「これが間違ったよ、あれが間違ったよ」と指摘しました。どんなに頑張っても彼女には気に入られませんでした。私が好意で言ったことも悪い方向に理解するので、仕方がなく、なるべく会話しないようにするしかありませんでした。嫁は我が家に来る時も帰る時も挨拶をせず「子供は朝何を食べたのか、どれぐらい食べたのか、昼は何を食べたのか」とばかり尋ねます。そんなふうに質問されて非常にうっとうしく、疲れて、悔しいとも思ったりして、ずっと辛い中で我慢をしていました。

 それほど辛いのなら、息子夫婦と食事を別々にすればとアドバイスする隣人もいますが、忙しい息子夫婦に食事すらさせないのなら、周囲の常人は私をどう思うのでしょうか? 法輪功をやったため家事も疎かにしたと思われると、大法に泥を塗るのではありませんか? 家庭も円融にさせなくては、と思いました。

 時には『転法輪』の中の言葉を思い出します。「修煉するにあたって、具体的なトラブルに対処する時、誰かに辛く当たられたりした場合は、たいてい次の二つの状況が考えられます。一つはおそらく前世にその人に対して何か悪いことをしたのかも知れません。あなたは、「どうしてわたしにこんなひどいことをするのだろう?」と言って心のバランスをくずすかも知れませんが、しかし、あなたはなぜ前世でその人にあんなことをしたのですか? 「あの時のことは知らない。現世は前世と関係ない」とあなたは言うかも知れませんが、そういうわけにはいきません。」 すると心は少し落ち着きますが、完全に放下したわけではありませんでした。嫁はどうしてあんな態度なのだろうか、といつも思います。時にはトラブルがまだ発生していなくても、嫁はきっとこう思うだろうと事前に考えてしまい、しかもマイナス思考ばかりです。

 ある日、孫娘は下痢をして、嫁は「お義母さんにチャーハンを食べさせられたせいです」と言いました。私はチャーハンを食べるだけでどうして下痢してしまうか、とどうしても納得できませんでした。それから、もう一度孫娘にチャーハンを食べさせたら、その時も下痢をしました。後日、塾に孫娘を迎えに行き、家に帰ったら正午を過ぎました。雨が降りそうなので、外に干している多くの白菜を全部室内に移さないといけないため、昼食に簡単なものを作ろうと思い、孫娘に「2人でチャーハンを食べるのはどうですか、速くて便利です」と聞きました。孫娘は「良いよ」と言いました。それで、2人はもう一度チャーハンを食べました。

 午後2時過ぎに、息子は孫娘を連れてゲームセンターから帰って来ました。「行ったばかりなのに、どうしてこんなに早く帰って来たのですか」と聞いたら、「この子のズボンが濡れたからです」。見て見ますと、孫娘のパンツにゴマのような小さい黒点が少し付いていて、ほかには何もありませんでした。「黒ゴマも食べていないのに、この黒い点は何ですか」と息子に聞くと、「昨夜この子にドラゴンフルーツを食べさせました」と答えました。これはきっとまたチャーハンを食べたせいにされると考えて心は動じました。

 夜になって嫁が帰って来たら、孫娘が「ママ、お婆ちゃんはまた私にチャーハンを食べさせて、私はまた下痢をしました」と告げました。息子は「出たのは、ドラゴンフルーツの種だけです」と言いましたが、嫁は「やはり不潔なものを食べたせいです。さもなければ、下痢をするはずがありますか」と言いました。それを聞いて私はとても不愉快になり、ご飯も喉が通らず、学法をする時も心が静まりませんでした。食事を終えて息子一家3人が帰る前に、息子が明日の朝子供を幼稚園に送ってくれないかと頼むので、私は承諾しました。

 彼らが帰った後、明日の朝、孫娘を迎えに行く時、嫁がまた何かきつい言葉を言ったらどうしよう、堪えきれなくなって喧嘩になったらどうしよう、と私は考えました。そこで、師父の肖像画の前に両手を合掌して「師父よ、内に向けて探す道理を知っていますが、しかし自分のどこが間違っているのかはなかなか分からないので、師父、助けてください」と話しました。その後、発正念する時に足を組んだ時、突然『精進要旨』「時間との対話」の言葉が脳裏に浮かびました。

 「師: そうした人は古くからの弟子の中にもいます。しかも、最もよく見られることは、彼らはいつも人間と比べ、彼ら自身の過去と比べていますが、各次元での法の要求に基づいて自らを量ることができていないのです。

 神: これらの問題はすでに非常に深刻になっていますが、彼らが相手のどうこうを見るときの目で、逆に自らを見ることができれば、と思います。」

 私は急に納得して、嫁に対する不満がきれいさっぱり消えて、少しも残りませんでした。すぐに師父の肖像画に合掌して「師父からのご啓示に感謝いたします。今までの不愉快はすべて、私自身がこじれているからです。私は人心をもって嫁を見ていて、いつも相手がどうのこうのと思い、内に向けて自分を見ておらず、大法弟子の基準で自分に厳しく要求していませんでした。嫁にどう思われるか、どう言われるかについて執着しすぎていました。執着すればするほど、嫁はもっともっとそれを見せて、聞かせてきます。それはつまり私の人心が求めたトラブルなのです。今後、彼女がどう言おうとも気にせず、心も動ぜず、すべて修煉者の基準で行います」と師父に話しました。

 孫娘が6歳になり、私と嫁の心性の難関もまるまる6年をかけて、やっと乗り越えることが出来ました。師父のご啓示と慈悲なるお助けに感謝します。心性の向上を助けてくれた嫁にも感謝します。この6年間、私の向上のために彼女に多くの精神的苦痛を味あわせました。今では嫁姑が仲睦まじくなり、会話も普通に楽しくできるようになりました。今年の旧正月に嫁はダウンコートを買ってくれました。私は家で真相資料を作って配り、家族全員が修煉を応援し、一家は楽しくて和気藹々と暮しています。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/5/23/309845.html)
 
関連文章