【明慧日本2015年5月25日】四川省成都市の法輪功学習者・李暁波さん(59歳)は不当に連行され、1年間拘禁された。先日、龍泉驛裁判所は李さんに対する不正裁判を行うことを決定した。
李さんの弁護士は何度も裁判所へ行き、李さんの案件の資料を閲覧したいと求めたが、裁判官に阻止された。
カナダ国会議員のゲイリー・シェレンバーガー氏とブラッド・バット氏は2月、駐カナダ中国大使に手紙を送り、中国政府に「学習者たちはただ、自分の信仰と言論の自由の権利を求めているため、解放すべきだ」などの内容を書き、李さんおよび他の拘禁されている法輪功学習者の解放を求めた。
子供のころの李喆さんと父親 |
カナダのロバート・ダグラス・ニコルソン外務大臣は、カナダにいる李さんの息子・李喆さんに返信した手紙で、「カナダ首相は昨年11月に中国訪問中、中国の政府高官に法輪功の人権問題について言及した。これからも、カナダ政府は中国で法輪功学習者および李暁波さんに対する迫害などのこと、引き続き注意深く注視していく」と述べた。
李さんは、四川省仁壽県の元副書記、蒲江県元知事。その後、李さんは不動産会社の社長になった。1996年に法輪功を学び始めた李さんは、官僚としての不良な習慣を全て取り除き、優しい心を持ち、タバコもやめて、健康的になった。会社で李さんは公正で身をもって模範を示し、いつも従業員の立場に立って仕事を指導し、従業員たちに尊敬された。
しかし、李さんは「真、善、忍」の信奉を堅持しているとして、かつて8年間拘禁された。 昨年4月12日、李さんはカナダから帰国した息子・李喆さんとともに、龍泉驛区金堂県に行き、村人に法輪功の資料を配布したところ、洪安派出所の警官に連行された。李さん親子は派出所の副所長に跪くことを強要されたが、従わなかったため、押し倒された。
その後、警官は李さんの自宅を家宅捜索して、パソコン4台とプリンタを押収した。李喆さんはカナダに送還された。
父親を救援するため、李喆さんは中国の国内の弁護士に依頼した。今年1月27日、李喆さんはオタワ国会で、国会議員のウェイン・マーストン氏とカナダ外交官と面会し、カナダ政府に父親を救援してほしいと助けを求めた。カナダ国会議員と外交官は李さんへの関心を示し、中国側が李さんおよび法輪功学習者を迫害していることを非難したという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/4/17/149767.html)