慈悲と真相の力
■ 印刷版
 

文/河北省保定地区の大法弟子

明慧日本2015年9月1日】これは今でも記憶に新しい、迫害初期の最も恐怖に包まれた頃のことです。

 ある日の朝、私は自転車で郊外の田舎に「法輪功」の真相を伝える資料を配りに行きました。家に戻る途中で真相が分からない人に通報され、派出所の警官に拘束されました。警官たちは非常に態度が悪く、口を開けば人を罵っていました。カンフーに強いことを自称する警官が、理由も聞かず私に暴行を加えた後、自転車と鞄に残っていた真相資料を押収ました。そして私を派出所の庭の木の上に縛り付けて、上着のポケットからわずかに残っていた、五元のお金を奪い取りました。

 若い警官が私に「こんなに俺たちが時間をかけたのに、お前はたったの五元しか持っていないのか。後でしっかりとお金をとってやる」と罵りました。私は「このようなことは絶対にしないで下さい。私が真相資料を配るのは人を救うためです。その中にはあなたの家族も含まれています。私は『法輪功』を修煉してから、体がとても健康になり、私の家族も受益しました。なのであなたの家族も皆受益者になって欲しいと思っています」と言いました。

 彼は私を見て、五元のお金を持って行き、スイカを1つ買って戻ってきました。そして私を木の上から降ろして、部屋の中に入れました。

 警官たちがスイカを貪り食べている様子を見て、私は心の中で辛く感じました。それは中国共産党の国内では、幹部警官は腐敗堕落し、ちょっとしたうまい話があれば、すぐ汚職をします。ひいては豪邸や高級車を乗り回していますが、このような下級警官の給料は非常に少なく、上の命令に従う駒にしかすぎません。

 最も悲しいのは、彼らは「法輪功」修煉者を捕まえたり、殴ったりすることは、天の法を犯していることを今だ、認識していません。しかも現在の法律をも犯しています。もしこの真相が分からなければ、必ず悪報に遭い、ひいては家族にまで及んでしまいます。奪われた真相資料を見て、私は心を痛めて涙が止まりませんでした。それはこの資料でもっと多くの人を救うことができるからです。

 この時、私を殴った警官が食べ残した、半分のスイカを持って来て「なぜ泣くのか? スイカを食べたいのか?」と聞かれ、「食べたくありません」と言いました。「じゃあどうして泣いているのか?」と聞かれ、「その真相資料を返し、家に帰して欲しいのです。信仰は自由であり、私は法を犯していません」と答えました。すると大声で「お前馬鹿か!殴った時、一滴の涙も見せなかったのに、あれらの資料は何の役にも立たない。この資料のせいで捕まったり、殴られたり、刑務所に入れられるかもしれないんだぞ。この資料を守ることは、それほどの価値があるものなのか!」と罵声を浴びせました。

 私は警官全員に聞こえるように少し大きな声で「あなたに教えますが、これらの資料はあなたの命よりも価値が有ることをご存じ知ですか? あなたたちだけでなく、もっと多くの人を救うための資料は、全て私たちが、一生懸命節約して作ったものです。ある学習者は自分の生活が非常に貧しく、街に出てリサイクルに出せるものを拾ってきて、それを売った一元一角を少しずつ貯めて資料を作りました。これは全て私たちが人を救うための真心です。信じられなければ、資料に何が書いてあるのか読んでみてください。読めばきっと、本当のことが分かります」と言いました。

 私の話を聞いて、中の一人が一部の資料を持って来て、皆に配って読み始めました。警官たちが昼食のために出かけた時、男女二人の新しい警官が、仕事の引き継ぎに来ました。男性の警官は外にいて、女性の警官が部屋の中に入ってきました。彼女は私を見て非常に驚いた様子で「どうしてあなたがここにいるの? 私はずっとあなたを探していました。私のことを覚えていますか?」「あなたはどなたでしたか?」「もうお忘れですか。先日私が落とした二千元あまりのお金を拾ってくださり、私が戻るまでずっと待っていて、そのお金を返してくれましたね」お礼を言い、名前を尋ねたら、「『法輪功』修煉者だと答え、しかもお礼は私にではなく、私の師父に言って下さい。師父が善い人になるよう教えてくださったからです」と言われました。

 この時、私はやっと思い出しました。「確かにそのようなことがありましたね」「あなたは、私が善い人だと信じてもらえますか」「信じます。本当は釈放したいのですが、でもそうする勇気がありません」と言い、出て行きました。彼女は戻ってきてから、蒸しパンとミネラルウォーターを私にくれました。彼女は「早く食べて下さい。これくらいのことしか私には出来ません。もしかすると午後に、あなたを留置場に送るかもしれません。気をつけて下さい」と目にいっぱい涙をためて話しました。

 実はその時、私はとても恐怖を感じていました。中国共産党はどんな悪事でも、やりかねないことを知っていたからです。それは中国共産党が善悪に報いがある天理を信じないため、どんな悪事でも働くからです。しかし、私は「頭上三尺に神あり」という言葉を信じています。そばにいる女性警官に「さっきの 蒸しパンとミネラルウォーター、どうもありがとう。あなたは必ず福報を得ますよ。帰ってから必ず次のことを家族の皆さんに伝えて下さい。『法輪大法』は素晴らしいことと、『真善忍』を修めることは絶対に間違っていないこと、中国共産党が宣伝している嘘、偽りを絶対に信じてはいけないことです」このことをはっきりと皆さんに伝えてくださいね。彼女は「分かりました。覚えておきます」と言いました。

 昼食が終わって、私を殴った警官がまっ先に入ってきました。急いで私のところにやって来て、大声で「早くしろ。お前を送り出すのだ」と言いながら、五元のお金を上着のポケットに戻しました。彼は声を低くして「もし、もっと早くこの資料を見せてくれていたなら、絶対にお前を殴ったりしなかったのに」と謝りました。他の警官も相次いで、部屋に入ってきました。この時、突然自分を非常に大きく、強く感じました。これは善(慈悲)のエネルギーであり、彼らが真相を知り、彼らを救うことができたのだと分かりました。私は涙を抑えきれず、彼らの生命が救われたことを喜びました。

 この時の私はもう少しも、恐れる心がありませんでした。私をどこまで、送り出すのかも知りたくありません。私はどこに行っても、「法輪大法」の素晴らしさと「真善忍」の信仰を、全ての警官を含め、世の人々に伝えることができると、はっきりと悟ったからです!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/7/27/313132.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/7/29/151794.html)