「あなたは自分の身の安全を顧みず私を救おうとしていますね!」
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文/中国内モンゴルの大法弟子

 【明慧日本2015年9月23日】私は1998年に法輪大法の修煉を始めました。今までの修煉の道のりにおいて師父のご心労や巨大な犠牲がなければ私の向上はあり得ないものでした。私は毎日電動三輪車に乗って風雨を気にすることなく大法の真相を伝えに出かけていました。

 (一)「あなたは本当に身の安全を顧みず私を救おうとしていますね!」 

 ある日の午前9時ごろ、私は法輪功が迫害されている資料を持って発正念をしながら出かけました。路肩に青年が座っているのをみて、話しかけようと近づこうとしました。彼は私を見た途端、立ち上がって前へ歩き出しました。私は急いで追いかけ「お兄さん、あなたは素敵な人ですね」と声を掛けると、彼は笑いました。私は「三退すれば安全が得られることを聞いたことがありますか?」と尋ねました。彼は表情を曇らせて「聞いたことはありません」と答えました。私は「それなら教えましょう。『法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!』と念じれば、災難から逃れられますよ」と言って資料を渡し「帰ってからよく読んでみて下さい。本当に家族に安全や福報をもたらしますよ」と続けて言いました。彼は「あなたは毎日こればかりやっているのですか? どこからこんな資料を手にいれたのですか?」と言いました。これを聞いて、私服警官だと分かりました。

 私はあせらず、恐れず、心を平静に保ちながら師父に正念の加持をお願いしました。私は「あなたの言い方から見ると、私服警官ですね。でも私は別に怖くありません。あなたにどうしても伝えたいことがあります。あなたたちは最もお気の毒です。中国共産党から無理やりしたくないことを強いられ、良心に背いて良い人を迫害しているでしょう? しかし、良い人を迫害すれば必ず悪報に遭うことを知っていますか? あなたが中国共産党のスケープゴートになるのを見たくないのです! だから危険を冒してでも真相を伝えたいのです! 大法弟子はあなたたちに良い未来があるように真相を伝えているのです。中国共産党は人が救われていくことを望まないから、私たちに無残な迫害を行っているのです」と言いました。

 この時、青年は私の話が分かり、急いで資料を受け取ってポケットに入れ「おばさん、あなたは本当に自分の身の安全を顧みず私を救おうとしていますね!」と言いました。私は「資料を持ち帰って、家族にも教えて下さい。詳しく書いてあります。共産党員ですか?」と聞きました。青年は「おばさん、全部わかっていますから、早く行って下さい! 早く!」と私を急かしました。その様子から見ると、彼は公安局に指示されて私を待ち構えていたようでした。その時彼は三退しませんでしたが、帰宅後きっと正しい選択をすると私は確信しました。

 (二)「あなたは真に修めている人です」

 2014年、息子夫婦は用事のために地方に出かけ、経営しているロット販売店の仕事を私に託しました。私はこれを機に、大法が迫害されている真相を伝えようと考えました。

 ある日、10数人の私服警官が突然店に訪ねてきました。私はあわてず師父に正念の加持をお願いしながら「早く入って座ってください」と言いました。1人の警官は「結構です。あなたの様子を見に来ました」と言いました。私は「私の様子ですか? 生活の問題を解決してくれるのですか? 病気を治しに来てくれたのですか?」と言いました。彼らは黙り込んでしまいました。公安局員らしい人は「610弁公室から、あなたがこの売店で法輪功の真相を伝えているとの告発を受けました」と言いました。私は「どこから告発されても構いません。私は悪いことをしておらず、ただ人々に良い人になるようにということしか伝えていません。それは最も正しいことですよ。人々に真相を伝えず、あなたたちを救わなければ、災難が訪れた時、あなたたちが中国共産党のスケープゴートになったら、それこそ最も気の毒ですよ。今日、私を連行しに来たのでしょう? 死も恐れない私があなたたちを怖がるはずがありませんよ」と言いました。

 この時、真相が分かっている1人の公安局員が「彼女はただ普段主人に連れられて歩き回っているだけで、別に何もしませんでした」と言いました。予想に反して、610弁公室の人は「あなたは真に修めていますが、闘争心が強いですね」と言いました。私は「まだ良く修めていません。もし師父に救われていなければ、江沢民に迫害されて既に死んでしまったかもしれません。それなら、どのようにしてあなたたちに真相を伝えられますか?」と言いました。

 2人は笑って去って行きました。計画されていた連行は師父の加持の下で煙のように消えました。「念を正しくすれば 悪はじぐに崩る」[1]という 師父のこの説法の真の威力を実感しました。

 法を正す師に手伝う修煉の道のりにおいて多くのことがありましたが、2、3の例だけを挙げました。こうして毎日、大法を心に入れて、街で多くの衆生を救ってきました。公安局のパトカーは私が大法の資料を配る姿を見るや否や去って行きました。正々堂々と大法弟子のやるべきことを実行し、多くの衆生を救い、自分の歴史的使命を全うし、師父の慈悲なる済度に背かないよう努力していきます。

 次元に限りがありますので、法に符合しない部分があれば、同修の慈悲なる指摘をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「何を恐れる」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/9/11/315475.html)
 
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