文/中国の大法弟子
【明慧日本2017年11月28日】近年、私はずっと戸外での法輪功を続けて煉っています。私はある工場で門番を務めています。毎日夜8時に社員たちが退社した後 、私は門の外の大通りで煉功を始めます。
10月26日の夜、私はいつもの通り、mp3をつけて煉功を始めました。第一式目の功法を煉ている際中に、突然、右から人が近寄ってきて、いきなり「何の功を煉ていますか?」 と聞いてきました。それは男性の声でした。私は「法輪功です」と答えました。彼は人を馬鹿にするような口調で、「そんなものを煉て、何の意味がありますか?」と言われました。
それを聞いた私は mp3を一旦止めて、彼をじっくり見てみました。男性青年の上着のポケットに小さなカメラがつけられていて、レンズが私に向いていました。「彼はきっと待ち伏せの私服警官だ。以前、警官らに真相を伝えようとしても、あれこれを気にしてできなかったのですが、 今日はちゃんと伝えてみよう」と思いました。 私は「私はこの前の村に住んでいます。 20年前に脳のひどい病気を患って長年薬を飲んでいましたが、全然治らなかったのです。法輪功を学んでから完治しました。66歳になった私の体を見て下さい。村の人々は皆羨ましがっています。しかも、私は真・善・忍に従って良い人として努めているので、社内や村の人々から称賛を受けています」と言いました。
彼は「これをやっても何の意味もありません。やめた方がいいです」とまた言いました。 私は「若者よ、病気を治して良い体を得て、徳を重んじて良い事をし、いい人として努めるのが最も良いことではありませんか? 国はまさにこれを必要としているのではありませんか? 今の科学がいくら発達しても、物質がいくら豊富になったとしても、人々の心は悪くなる一方で道徳が崩壊し、病気を治してもらうのがどれだけ難しいことか、これは今の社会が直面している難題ではありませんか?」と言いました。
彼はまた、「最近は以前より良くなって、 年々良くなってきていますよ」と言いました。私は「本当に良くなりましたか? 共産党は嘘偽りを持って代々の中国人を毒害し、『共産主義は必ず実現される』、『共産主義の良き後継者を努めよう』と教え込んできました。六十数年が経ちましたが、 共産主義はどこにありますか? 腐敗が蔓延し、賄賂をもらわない官僚がおらず、これが共産主義ですか? 彼らが共産主義の後継者ですか? 六十数年来、中国共産党は絶えず運動を引き起こし、 約8千万人の中国人を迫害で死なせました。中国共産党の嘘偽りと暴力によって、今の中国人が他人を信頼せず、私利私欲しか知らない乱れた社会現象が現れています。今の社会ではゴマすりをせずに、ごちそうしたり贈り物をしたりせずに、コネを探さずに、何かを成し遂げることはできますか? 社会全体において、正が邪に負けて善悪が見分けられず、良い人が逆にいじめられています。法輪功に対する迫害がそのままの事実ではありませんか? このような社会がどのようにしたら良くなりますか?」と言いました。
これを聞いた彼は何も話さず、頭を下げました。しばらく沈黙した後、彼は「誰から法輪功を学んでいますか?」と聞きました。私はこう言いました。「法輪大法は佛法です。1992年に伝え出されてから、人々は口伝えで親友に知らせ、数年間で1億人の修煉者が現れました」。その後、私は彼に4月25日の陳情の事実、「天安門焼身自殺」が偽のニュースであること、前全人代委員長の喬石(きょう せき)が法輪功について「国と国民にとって百利ありて一害なし」と評価したこと、江沢民が強い嫉妬心でこの残忍な迫害を引き起こしたこと、さらに、法輪功修煉者たちが真相を伝えていること、現政権が腐敗を無くすために捕まえた官僚たちの全員は、法輪功を迫害した元凶で悪報を受けたこと、そして現政権が「終身責任を追及する」という法律を導入したこと、 二十数万人の大法弟子が実名で最高裁判所に対して江沢民を告訴したことなどを伝えました。
彼は耳をすませてじっくり聞いていました。最後に彼は「江沢民は90歳を過ぎたので、捕まえることは可能ですか?」と聞きました。私は「必ず捕まえなければなりません。あれだけ多くの優しい善良な人々を死なせ、全人類を毒害した罪はあまりにも大きすぎます」 と言いました。
彼はさらに「あなたの上層部はどこにいますか?」と聞きました。私は「法輪功には上層部などなくて、1人の師父しかいらっしゃらないのです。師父は海外で大法を伝え、全世界の人々を救っておられます。現在、世界中の100カ国以上の国や地域に大法を修煉する人がいます。大法の経書である『轉法輪』が四十数カ国語に翻訳されています。法輪功は海外で1千以上の賞を受賞しています。修煉者も日に日に増えています」と答えました。
最後に、彼は「あなたは66歳のご高齢ですから、怒らずに体を大事にしてください」。私は自分の語気が少し強かったと気づき、「私は真・善・忍を修めているので、怒ったりはしません。ただ、声が高い性分なので、気にしないで下さい。これだけたくさん話したのは、真心からあなたに真相を知ってほしいからです」
話を終えた直後、私の左側の緑化帯から2人の私服警官が出てきて、私と会話していた青年に向かって「もういいから、行きましょう」と言いました。私は早速ポケットから現行警察法の資料を取り出して、彼に渡しながら、「これは現政権が最近出した警察法です。帰ってからよく読んでみてください。きっとあなたには役に立ちます」。若者は資料をポケットに入れて、他の2人と一緒に西の方へゆっくりと歩いて行きました。
彼らの後ろ姿を眺めながら、私は彼らが可哀想でならず、「三退」をしてあげることができなかったことを残念に思いました。彼らが本当に真相を知り、良い未来を選択することを切に願いました。